気を付けろ! 下半身を鍛え過ぎると仰向けで寝辛くなるぞ!><

【前回までのあらすじ】

 今回話す内容をタイトルで書いてしまった事に震撼している幽冥牢彦ゆめろうひこである。

 まあ、書いてしまえば何の事はな……あるのだが、下記の様な方は要注意だ。

・チャリンコをガシガシ漕いで通勤通学するのが滅茶苦茶楽しくて気持ちいい。あーし、もうやめられない。

・『腰痛防止にかれこれ〇年程腹筋と背筋をしておりましてねぇ。今ではもう立派な腰痛知らずのプリケツ星人になってしまいましたよ。うはははは』という方。

・前は全身バランスよく鍛えていたのだが、気付けば下半身ばかり鍛えている。

 一番の人は、

『もうあたし、自転車を漕がない人生なんてあり得ないから! 真っ当に人生を送る事より自転車を漕ぎ続ける事を選ぶから!! 

……って、ちょっと何で拘束衣を着せるのよ!? 壁も床も柔らかい部屋から出してよおおおおおおおおおお!!』

という風になる前に、何かそこそこ重い荷物を背負って自転車を漕がれる事をオススメする。そうすれば上半身ももれなくバッキバキに育つので、ある程度はデンジャラスプリケツ星人育成には歯止めはかけられるはずだ。

 筋肉は一度付くと、また鍛えればきちんと付いてくれるという習性がある。という話はさておいて、人の身体は駄肉もわりかし付きやすく出来ている様子(例外はままある)なので、知らない内に

『男女問わず、見る人が見ればほっとけないタイプのムチムチイズム』

を発揮している事がある。これが落とし穴なのだ。

 この状態で仰向けに寝ると、肉の付いた尻の存在アピールが作用し、間違いなく腰痛になる。

 故に横を向いて寝る人生しか送れなくなる。左を向いて寝ると心臓を圧迫してしまうので悪夢を見やすくなる。つまり、

『右向きで寝る人生だけが許される』

という事になるのだ。

 いい事があるとすれば、睡眠時無呼吸症候群の方は喉の奥に舌が落ちないので、そうならずに済む、という事くらいだろうか。

 しかし、ガリガリ臀部ライフスタイルだと、例えば尾てい骨が少々長い場合なども含め、尻周りの骨で皮膚が潰されてめっさ痛いので、ベストな肉付きの兼ね合いが問われる。

 巨乳をコンプレックスに感じられる方の気持ちが少し分かった気がする幽冥牢彦であった。


 という訳で、己の尻との付き合いも難しい。

『そんな己の身体との付き合いにも四苦八苦しているのに、早々他人の心までは推し量れないかもよ? ほほほ』(大意)

というお話であった。

 これを単なるデリカシーの欠如と片付けるかどうかは、あなた次第……ではまた(`・ω・´)ゞ

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