第42話 律儀


暫く経ち、相沢から

「報告がある」と言われた。


「迷惑もかけた分奢るよ、店は決めていい」

ピザもパスタも食べたかったサクラは

「分かりました!グラッチェかボーノ

にしましょう」唸る相沢…

「 他に候補はないのか?」

「スイーツパラダイス?」更に唸る。

「分かった前者でいい」


デザートから食べるサクラ

「お前、GI値上がるぞ!」

「なんですかソレ⁈ まぁ上がったら

下げればよいだけでは…」

「まぁいい、色々悪かったな」

「で結局、どうしたんですか?」

「結論から言うと…終わったな…」哀愁

気の毒に…出来立てピザ差し出す。


「キミは二股…いやコホン同時に2人好きに

なれるか? 」

「そんな不埒なこと…あるわけございません。

あっては困る」

「まぁ、そうゆうことだ」

「うん⁈」パスタ食べる。

「俺には表の女とか裏の女とか使い分ける

芸当はできない…

麗華さんのことは好きだけど、あの申し出は

それは終わりを意味する」

「なかなか奥が深い…らしいですね。」

「それから、キミへの好きだも正直なところ

だ」

「えっ、⁈」

「安心しろ。それは飼い猫とか道端で見かける

近所の犬とか、そうゆうものだ…」

『なんて失敬な奴』キーッ

ピザ放り投げてやりたい。

「和葉の彼女としても、人間としても

愛着のある好きだ…」真顔。

『相沢のアニキ…』

「了解しました!」


ホットティー飲みながら、

店内のBGMに耳を傾けた。

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