第32話 慧眼
サクラはバド愛好家であると同時に
密かにダンス愛好家でもある…
ララランドとかシンデレラとか
映画館で ハッとしたものは目につく場所
にポスター貼る。
ジェシカ•アルバのダンスレボリューション
もセイブ ザ ラスト ダンス2のDVDも
持っている。
突然の訪問客に隠すことも忘れ
クララ姉さんにも、カノンにも
「サクラあんた、いつからダンスやって
んの?」 クララ
「べ、べつにやってないよ」サクラ
「だってチャコットの靴干してあるわよ」
カノン お、恐るべし…
「なぜチャコットの存在を?」
「だってバレエやってたもの」キーッ!
CAといい、バレエとかいい
わたしの欲しいものを全て手にして…
キーッとするサクラ
もはや北島マヤと姫川亜弓くらいの格差…
「サクラ、アンバーで立ってみて」カノン
「脇の下、卵一つ 鎖骨開いて おなかで立つ」
ピシーッとする
「アンナバー」こ、これは…
アンバーから肘を少しあげ腕を開く。
上腕は内に、前腕は外に小指から引っ張ら
れるように…
『バレエは立つだけで痩せる』名言である。
「鎖骨、視線ね」恐るべしカノン
いつもダンスで指摘されることばかり…
「なんでダンス始めたの?」
『相沢に負けたくないから』は違う
「自分磨きの一環で…」誤魔化す。
「どーせ、なんかに影響されたんでしょ」
ポスターみて言うクララ
「 確かにーオカザイルとかフィギュアにも
影響されましたけど…」
「なにが好き?」カノン
「えっ?」
「練習とか舞台とか、ターンとか、コンビ
ネーションとか色々あるでしょ? 」
少し間を置き、じっくりコトコト煮込む?
考えて言った。
「 💡 靴履くとき」クララは笑ったけど
カノンは笑わなかった。
「 あの瞬間ね 」
神聖なるものに踏み込む…ような
スタジオの片隅でシューズに足を入れる
瞬間例え素人でもとてもとても
引き締まった気持ちになるのです。
「 分かるよ!意見合ったね 」素敵女子カノン
に言われてカリフォルニアロール巻くのも
忘れポーとするサクラですあった。
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