第23話 カオス



な、ななななんとういこと。


辺りはネオン街、○○○円の看板が

光っている。


日曜の夜でもないのにちびまるこちゃん

状態だ。

言い訳の余地もないが隠すこともなければ

言い訳することも何もない… サクラ


「Put your hand ‼︎ 」

24でジャックバウワーがよく言う台詞。

相沢は両手を挙げることさえ出来ずにいる。


なにがどうなったかよく分からない状況

で3人でとんねるずのきたなミシュランに

出て来そうな赤い壁紙の『龍王 』の店内に

いる。


和葉さんは何も言わずに

怒りをぐっと噛み締めている様子。

ガヤガヤしている店内が唯一の救いだ。


ここは、中華料理屋と言う名の『説教部屋 』

である。

腕組みをしたまま和葉さんを前に

相沢もわたしも両手を膝に起き俯いたまま

最大限の反省を示す。


「ご注文は ⁈ 」中国人風のアクセント

「炒飯大盛 」「炒飯大盛」「炒飯大盛 」

ここは仲良く3人揃った。

『に、酸辣湯麺 」サクラ

『なにぃ?』和葉さんと相沢の咎める顔。

「一つください」

『みんな食べないのか〜 残念 』サクラ…


黙々と食べる。

「僕は、怒っている!」レンゲ片手に

和葉さんが口火を切る。

ラーメン啜りうんうんどう頷いてみせる。

「誠、お前には話したよな⁈ 」

手を止めコクンと頷く相沢。


「向かうなら向かって来いよ、正面から」

ケホッ 酸辣湯麺吸いすぎてむせこむサクラ。


「誠、どうなんだ? 」

「和葉さん、これには事情が…」

酸素、酸素は英語でなんと言う⁈

「どうとかこうとかない‼︎ 」相沢。

「好きなもんは好きだ‼︎ 」相沢が声を張り

上げた。


ここは横浜…ながら場所は下町風ラーメン店。

クララの言葉借りるなら

『 東京ラブストーリー 』ならぬ

「横浜 中華店ラブストーリー』展開中。


小田和正の歌もかんちもアカナリカも

出てないけど…


相沢は一体なに役なのか…

そう言い残し立ち去った。

『月9 』並みの展開にサクラもビックリ‼️




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