志惟七ちゃん 7 別荘
☆24 志惟七ちゃん別荘
2003/08/03 Sun.(生後70日)
志惟七ちゃん海山の別荘へ行く!
志惟七ちゃんは昨日、主人の運転する車で初めて長距離ドライブをして、私の家の別荘へ行きました。
別荘は、海の傍にあり、山の中にあります。
一旦、海へ出ると、熱い潮風が吹き、熱い砂浜がありますが、山の中へ坂を登ると、涼しい松風が吹き、爽やかな芝生と雑草があります。
その別荘は、私が小学生の頃、父母が買ったもので、想い出の場所です。
父の仕事が夏はかき入れ時なので、良く、海の家が無くなる頃に来たものでした。
母の話によると、九月に入っていたとの事でした。
でも、これからは、お盆前に来る予定です。
去年と一昨年は主人と来ました。
今年は、主人と志惟七ちゃんと来ました。
来年は、私達の子供もお腹に入れて連れて行きたいと思いました。
私は昨日、その日に嫌な事もあり、主人の帰りがこんな時に限って更に遅い事もあって、志惟七ちゃんの事も不安になって、苛苛していました。
志惟七ちゃんの夜の餌を作るのを忘れてしまいましたので、缶詰の餌を、我が家に来てから二度目ですが、与えてみました。
志惟七ちゃんは連れて行くその晩に、やけに騒がしかったので、とても心配してましたが、主人が仕事で使うタオルを入れてやると、志惟七ちゃんは大人しくなって横になりました。
高速道路を使って、早めに別荘のある所に着きました。
コンビニに寄って買い物をしてから、別荘迄車で登りました。
別荘に着くと早々、真っ暗な中、雑草と闘い乍、駐車して、志惟七ちゃんや荷物を降ろして、害虫駆除後、布団を敷きました。
志惟七ちゃんは大人しいまま初めて別荘に落ち着きました。
缶詰の餌は無くなっていました。
色々な事があって、私は眠れずに過ごしました。
コンビニで買った、志惟七ちゃんに良く似たミニチュアダックスフント・ロングヘアー・レッドのジグソーパズルをしたり、テレビを観たりして、夜を過ごしました。
朝になっても志惟七ちゃんは鳴きませんでした。
主人と私が同じ部屋にいるせいでしょうか?
涼しいので、志惟七ちゃんも過ごし易いのかも知れません。
別荘の井戸水がポンプが壊れて出ない事が分かって、志惟七ちゃんの固形餌をふやかすのに、志惟七ちゃんのボトルに入った飲み水を使いました。
最初は少なすぎて、やかんが危険でしたが、程よく入れて直ぐに沸騰しました。
それでミルクを混ぜて与えると、少々食べていました。
環境が変わった為だと思われます。
六時から九時迄私は昼寝をしていました。
その間、主人も寝ていた様です。
志惟七ちゃんは大人しくしていました。
志惟七ちゃんを置いて、暑くならないように窓を開けたままにして、主人と私は海へ出かけました。
海は暑くて、気温はうなぎ昇りでした。
ビーチパラソルをやっきになっって張って、間もなく海に入りました。
波が来るたびに大きいのが来たと言って、私達ははしゃぎました。
少しづつ、三回海で遊びました。
食事は焼ソバとポテトフライとカキ氷でした。
日焼け止めを塗ってはいましたが、私は水着の痕が付いたり、鼻の頭が焼けました。
主人は肩を焼いてしまいました。
少しひりひりする海でしたが、冷たくない遠浅の海で、愛している方と入れて、楽しめました。
それから、私が嘔吐したので、午後一時半に海を上がって、コインシャワーを浴びて、私は着替え、主人はTシャツを来ただけで、歩いて別荘へ戻りました。
着いたのは二時頃でした。
さて、心配の志惟七ちゃんですが、やはり大人しく昼寝してました。
主人と私を見て安心したのか、特に鳴くことも無かったのですが、その心境が顔に表れている様な感じがしました。
志惟七ちゃんは、やはり、我が子です。
自分の父親と母親が分かるのですね。
直ぐに帰る仕度をして、志惟七ちゃんを大切に車に入れて、別荘を後にしました。
何故か出掛けに志惟七ちゃんは大便をしました。
長い直線的な大便で、どうやって排便したのかしらと主人が不思議がっていました。
志惟七ちゃんは超能力犬でしょうか?
帰るのが分かったのですね。
お別れに、別荘で志惟七ちゃんと私で記念写真を撮りました。
帰りは行楽渋滞で大変でした。
行きの二倍は時間が掛かりました。
私は体調を崩してしまい、志惟七ちゃんの方が元気そうでした。
行きと同じく、タオルを与えて、安心させてやりました。
主人が私に眠れば良いと言ったのですが、思う所があり、なかなか、そうは行きませんでした。
主人と話をしてのドライブで、話題は志惟七ちゃんがあがりました。
志惟七ちゃんが車中でユニークな顔をしてたので、思わず、主人の携帯電話のカメラで撮影してしまいました。
七時に自宅に着いて、志惟七ちゃんを降ろし、ペットルームに連れて行って、休ませてやりました。
間もなく餌を与えて今夜はお終いです。
志惟七ちゃん、ドライブは慣れましたか?
今度はもっと大変な緯度四度も離れた秋田迄行かなければならないのですからね……。
*** 咲春
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます