第2話静山

 白いオーラをはなっている。私の心のなかは、暗闇のなかでも、好奇心で、一杯だった。

そして、静山がどうしてオーラをはなっているか、考えた。そんな私の考えを無視するように、あたりは、明るくなる。さっきのロビーとは違う、個室だった。個室といっても2人で1部屋だ。私のルームメイトは、ナイフを見事に避けた女の子だ。

「よろしくね。えーとねねさん。」

とってもおしとやかな人だった。

「よろしくお願いします。影見 さや(かげみ さや)さん。」

そう自己紹介をすると、部屋は静けさに襲われた。そんな気まずさを壊すように

『こんにっちは~☆』

放送が流れ始めた。

『今回は~ここから脱出してもらいま~す♪脱出できるのは、たったの…に・め・い☆だお♪頑張ってね~ばいばい♪』

とても、愉快な声だった。

「脱出ゲーム…」

影見さんは、またニヤけていた。私も、この場を楽しみたいと思った。思うよりも、もうすでに、楽しんでいた。そして、私は一つの疑問わをいだいた。2名?どうやってそんな数にするのだろうか…。そんな私の心を読んだかのように

『殺しあいだよ☆』

と、放送がなった。殺しあい?どこからか、叫び声が聞こえた。ろうかにでてその場に向かう。すると、すでに殺しあいは、始まっていた。亡くなっていたのは、頭を撫でてもらっていた、女の子だった。疑われるのは、頭を撫でていた、白木 ゆね(はくき ゆね)だった。殺し。それは、続いていく。そう私には、関心が持てた。どうしてかって?…さて…どうしてだろうか。私は、思い出せなかった。

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