第29話 堅忍不抜の支えとは

印象的な建造物。

千代田線に揺られ、千駄木。

団子坂を歩き、大名時計博物館へ。

個々で待つイメージが、その街へと人を集める。

象徴と歴史は、人に思いを抱かせる。

街の顔が空。

そんな場所もあるだろう。

名物おじさん。

生きたパワーも必要だ。


今、シンボルと美しさと珍しさに力強さと、人が人へと造り上げたその殆どが映らない。

生きたパワーをその場に求めるのならば、それは本物の人間だ。


永遠を求め、悲しみから逃れ、常に足を運べる場所へと人は歩く。


その先を今は忘れよう。


先を目指せば、固まって行く。

たまには、空とのコラボも良いでしょう。

海に立ち、山に立つのは、大スター。

人の力を。

人々の力を。


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午前十時と午後三時。

大名時計が鳴ったらね。お嬢さん団子と渋茶をお忘れなく。

わからずとも、わからなくとも、いや、わかって欲しくは無いというのがホンネなのか。

弱みというものは、ホローしてくれるならね、良いわけで。

割れたガラスを一杯にする事は出来ないでしょう。

出来れば、自分経由でセロテープ。そのレベルならまだ救われる。


とりあえずペタペタと直してみるが、依頼したら、社会人。

と、いうわけで、また強みと弱みが交差するわけですよ。

依頼人の職人さんに、ヒビ割れた失敗をねこまんま食べながら話したって、神業を眺めている事しか出来ませんからね。


なので、直してもらうのは、ガラスもそうだが、わかってない事で、わからずとも、その方がOK。


こちらの気がわからなくて、ちょうどいいやとゲームセンターに出入りして、勝った負けたとぬいぐるみを抱えて帰る。


ネットサーフィンで買い物するなら一言残していったらどうなんだい。


映画館の入り口で、どれが良いかとチケット売りのお姉さん。

わかりませんからね、当然。


思い切って、聞いてみたらと勧めましたが、切符売りのお姉さんとは、せいぜい一分間の面会時間と限られてるもんで。


毎度、毎度と出向きまして、


回数を増やすので精一杯。


情報が溢れている中、わからなくてもよい事を求めている人っているんですよ。わりと。


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「一言、フタコト。

のツゥイートに慣れてしまい、あ・うんなのかそのものなのか、伝わっているのか心配になる時ないですか?善堂さん。」


「確かめ算までする人いますよ。というか、茶見子は心配なら確かめてみれば?」


「オンラインに掲載されている商品をネットで見ても一日中途切れませんよ。もう私、・・・クタクタです。」


「茶見子は種でしょ。一言の種。」


「はい。種から新たな品々も。ですが。」


「そのスタイルを考案中で疲れてるんじゃないのかなぁ。

スタイル観察してみますとね、もう実践あるのみ。

実行決行。堅忍不抜ケンニンフバツの精神で突き進むしかないのでは?」


「サポートして下さい。善堂さん。」


「私は今は気球には乗れないなぁ。」


「ニョロニョロの種ではありません。」


「こっちのストリートがね・・・。

経過も聞いてるだろうけど、大渋滞中。これ以上目が回るの勘弁して。」


「会社が虫籠ムシカゴじゃないですか。

みんなヤゴから蜻蛉トンボになって、捕まってるんですよぉぉ。」


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