第27話 風の通り道
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修復してもらいたいと思っているんだろうけど、そこで・・・中味をよ---く観察。
学習しなければならないというわけ。
難しくなってるよね、今は。
昔の製品よりも新商品の方が悪かったら、大変なことですよ。
壊れていくたびにレベルが下がり、お客さん自身が買う事で、下り道に行ってしまう事になるんだから。
怒るもの無理はない。
昔よりも、良い製品を創ってくれて、あたりまえでしょ。
内面と表面という所で、
そのモノの元々持っているモノに対し
ほおっておく。
と、いう優しさもある。
大樹が大粒の大輪を咲かせ、
そこに魅了されますね。
自然に太陽や、風や、虫や、土の力で大きく育っていったとして。
その周りにも、寄り添うように、花冠も増え、近くの川には、かいつむりが水上に浮かぶ城を建てる。
自然の力で、完成されたと、そこに人々が集まります。
花冠もかいつむりの家も、大樹と水鳥が作ったモノです。
まだ、人間は関わっていません。
そのモノは、そのまま。
そのままで、良い事。
その自然は、そのまま。
その大樹も時が経ち、樹も膨らみ、実を付け、種を増やし鳥達に運ばせる。
空気が澄み、植物や生き物 、さらに、人間も寄って来ます。
本当の大自然。
本当の大自然の場だ。
その大自然が、本物の大自然であれば、
人間は、戦う事をやめるであろう。
時に、ちっぽけな自然を大切に思い、
街の中で争い事が起こる。
ゲリラ戦である。
人間が利欲で関わった時、
失われた物や事柄ができた時、
ちっぽけな自然の中で戦うのだ。
「街には、自然なんて必要ないよ。」
と、いう者もいるであろう。
すでに無くしてしまったのならば、自然が生み出し、創り出したものを、人工的に増やす事が必要になるはずだ。
自然から生まれた人間が、その自然を減らしていくという事は、危険です。
街路樹が育たなくなった時、全ての成長は止まっている、と思う。
その場で生きる事はかなり困難だ------
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「理由だね。納得させるには。」
「理解してもらえて、百%笑顔が返ってきますよ。」
「売り手は自身もあるし、商品を一つ形にし、出している。
買い手は、何万もある所から選ぶ。
一生懸命なのですよ。全てが。」
「それでぶつかる。」
「ですよね。自信VS理由にしたら、理由が勝ってしまう気がします。」
「で、売り手、買い手のとりあえず感が強いと、困りますよ-。」
「世の中マヒしてるんだよ。」
「選択が多すぎて―――理由が無い買い方が増えたら、カッチカチですよ。」
自信があるのにねって。
身動きとれなくなって売れなくなり潰れてしまってはもったいないぞと。」
「今のマヒ状態で得している人っていうのは、その理由に上手く乗っているんですよ、なんだかんだと。」
「文句を言われない程度に活動してるって事か。こだわりの無い人が多いのかもしれないね。
そういった程度の商品はこじつけてるだけで本当の理由はないのでは?
うーん、いや、とりあえず理由は、ある。それがとりあえず感?ははは。
消費している回数は多そうだよね。」
「そうです。それをリサーチするわけで、しかも、スタイルから。」
「やっぱり、茶見子は難しい事をしようとしてるんじゃない。」
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ちっぽけな街中の自然であるのならば、
ほおっておくのでは無く、
毎日、人間同様、世話をしなければ
成長しない、
そこに、風の通り道を創るのか。
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