第20話 アンコール 5

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アンコール 5

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一度では諦めない。

そのスタミナはどこから?


2度3度とチャレンジするのってしつこいですか?


記憶しなければいけない事が多いと、他の事は忘れてしまうの?

ワードを読み、組み立てていく中には暫しお休み。


その記憶はどこへ置かれているのだろうか?


都合よく出し入れできる蔵を持つものは忘れない?


今、記憶しなければいけない場合。


そこに常にある事が大事で


記憶中に現れなければ、忘れてしまうの?




「染目木さん、どうしたんでしょうかねぇ。」


「会社に来ています?」


「来ているような、いないような・・・・。」



「額から鼻筋、頬から耳の横までと

大分浮腫んでいますね。」


「浮腫み始めると、足先まで。

身体全身、動けない程浮腫んできます。」


鼻の穴が狭まり呼吸困難。

耳も塞がり音もコモる。

涙腺も詰まり視力が落ち、定まらない。


浮腫が続き顔や身体も変化している。


何故だ?


足が太くなり、腰が曲がり、汗も出ない。

身体の機能が止まっているのか、腕も痺れ、次第に足の指先が黒ずみ目が見えないのだ。


「あなたの為に」

と提供されたが、その後身体の具合が悪くなった。


「信じる事」

とこちらを疑う。


身内であれば言い争いをした所で、腹が減れば別にケロッと食卓で夕飯を食べ、風呂に入り寝て起きればもう次の日である。


企業が社員の保険料を収入にしていたと先日の報道で流れた。人生の約半分は会社に身を捧げ定年を迎える。


時間外賃金の支払いが滞納され、早期退職者も増大していた。


遠慮しながら通勤し、訳のわからない土産を提供されたのである。

本来遠慮するのが逆ではなかろうか?


社員が自信を持ち働かなければ、その企業が疑われるのは当然であろう。


労働組合とはまた別物。

ジュースを飲みたい社員達が自分達の環境を良くするために集まるのである。

そんな小さな意思表示でも組合を作る事で、待遇は次々と向上され家族手当やマイカー通勤、特急通勤と社員の働く意欲も増し、会社は大きくなった。


「はっきりとした会社の現状をもう少しオープンにする事で、信頼関係が深まるのではないでしょうか?」


血の繋がりの無い他人やペットを保険に入れ、犬の大量虐殺があったと聞いたが、この出来事は契約に疑問を抱いた人間の仕業で、動物が犠牲になったのではと調べが入った。


貴重な人材であっても人類の未来にどれだけ貢献したのか。

偉人達がこの世に発明し残したものが大いなる遺産である。


10世紀前から今を思えばノーベル賞を受賞した学者に対して他人が健康面まで考慮して関われる事では無いはずだ。


「他人」が死ぬ事で「他人」が潤う。


分散テロリズムである。

元本増減詐欺集団。


この悪悪犯罪集団は右翼団体であり、

総会屋とも癒着がある。


環境団体は自然に対しての注意をウナガしていたのだが、左翼団体と圧力をかけられた。


売り上げが落ち、維持できない設備、管理しきれなくなった子会社などが次々と潰れていたのは、自らの経費削減だったのである。


きちんと意思表示をキャッチすることだ。

いつから意思表示さえもキャッチ出来ない国になったのであろうか?


政治家が環境団体に成りすまし、この国を混乱させているのだ。


国を動かす事に憧れを抱き、ヒーローを目指す。

統主になりたいのであれば、環境への訴えは国会議事堂で行えばいいだけだ。


何故市民の前に立つのかと考えれば、就職したく無い学級委員であった。



 世界中各地のその土地で受け継がれていたものが海を超え、

今、私の目の前のテーブルの上にあるというのは、やや危ない。


「それで、安心感をと日本にもあるのにわざわざ外国の納豆を買って来たんですね ?」


「やめて下さい。日本にあるんですから。」


「予防するのに、世界中の知恵を集めれば良いと思いませんか?」


「まぁそうですが、食卓と実験室は違いますよ。」


「エプロンより白衣が良いなんて、コスプレさせる気ですかね?」


「橋の下のお兄さんが、使い込んだ包丁で鳩を捌き、これまた、使い込んだフライパンでさっとね。見事なチキンソテーを料理しておりました。鮮度抜群ですよ。」


「それ、美味しかったんですか?」


「いや、食べてはいないけどね。」


「数名2、3切れ近くにいたおじさん達が、ワンカップ片手につまんでましたけど。 」


「アルコールってのがポイントだよね。」


「胃の中で消化する時間が大事になってきますね。」


「あんなに背中丸めてさぁー。」


「胃アトニーなんてったら、消毒して終わっちゃうじゃん。」


「不健康に健康的な物を食べるというスタイルならば、バナナもちを差し上げたら良いのではないかと。」


「生きレべも、究極な話にしないで下さいと言っているでしょう。」


「グルメでありたいわけですが、味の冒険と良薬を混合しすぎなんですよ。」


「ついでにね。」


「というよりは、それ、全体的に良薬よりでしょう。」


「使い込んだ」と、言う所にもやや危険を感じてしまうのは―――。」


「余程アマゾンのお土産が気に入らなかったんだねぇ。」


「・・・実は、まだ残ってまして。」


「え?」


「ご主人も召し上がってみて下さい。」


肉屋のご主人と、私達五人は、染目木さんの持ってきたバナナもちを、しばし眺める。


「ぺミカンなんての知ってます?」


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