Episodes[6] // アップデートは三世紀後にへの応援コメント
未来のアンドロイドたちがAndroid OSっぽいもので動いているというのに当初思わずのけぞってしまいましたが、ツンデレ刑事さんの冷たい眼差しに刺殺されるのがだんだん癖になって、最後まで楽しく読ませていただきました。
豆腐の溶液からバイオコンピュータが出来上がるという超技術にシリアルポートをつなぐとか、新旧テクノロジーが同居しているのはとても奇妙な感じで、人造人間まで作っておいてまだワニ型クリップなの!?とツッコミを入れずにいられないですが、博士としては合理的な事情があったのでしょう。ぜひ解説を聞いてみたいところです。
じつは郷里が舞台なので、あそこが旧人類文化の最後の砦なんだーとか、にやにやして読んでしまいました。味覚が変わっちゃった人造人間さんたちは、きっとアカシ焼きとかシオミ饅頭とかは口に合わないでしょうねー。
作者からの返信
ありがとうございます!
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
10万字を超える長編は初めてということもあって、途中色々と苦戦していましたが、頂いた応援、コメントは執筆を行う上で大きな励みとなりました。
さて、シリアルポートですが、現在でも一部の分野でシリアルポートが根強く使われています。例えば、業務用ネットワーク器機の設定作業とか、Raspberry Piの電子工作とか……。レガシーインターフェースだからこそ、実装が容易な割に接続可能な器機が多いということなのでしょう。10年後も20年後もしぶとく生き残りそうな気がします。
忠志はソフトウェアかハードウェアかのどちらかで言えば、ハードウェア寄り(ナノマシンを用いたSoftware-Defined Hardwareが専門)の人物ですので、メンテナンス・デバッグなどの簡易な用途にはそういうレガシーインターフェースを好んで使っていると思います。
ただ、ディスポ電極を介した謎高速通信接続は、さすがにRS-232とかではなく、同じシリアル通信でもUSBやSATAの延長線上にある未来の技術を用いている……はずです。
シオミ饅頭……登場させれば良かったと思っています。思い至らなかったのが悔しいです。きっと、形としては残っていて、味は(ヒトにとっては)壊滅的なのでしょうね。
私自身は同じ兵庫県でも川西生まれ(育ちは京都府)ですので、東播磨周辺には縁もゆかりもなく、ただただ東播磨の皆様を敵に回してしまうのではないかとヒヤヒヤとしながら書いていました。楽しんで頂けたなら何よりです。
ありがとうございました。
Episodes[4] // なぜあなたがここに?への応援コメント
ついに大きな謎にたどり着きましたね。
残る謎は人による発症のばらつきでしょうか。位置情報で風土病にするつもりだったとして、どう歯車が食い違うと30台以上の人が狙い撃ちに遭うようになるのか…まさか、年上世代ほど播州弁が濃くてウイルスが反応するとか!
Episodes[15] // お楽しみの所すみませんがへの応援コメント
毎週楽しく読ませていただいております。
警察官という職業柄、ホシ少佐の周りはお堅い人たちばかりで、忠志みたいなタイプの人は初めてなのかな?と想像しています。忠志を逃がそうとしているときなんか脳汁どばどば出てたんだろうな…
作者からの返信
ありがとうございます!
後にも明らかになりますが、ホシは信念故に職場では孤立しています。仰る通り、忠志のようなタイプの人物とはなかなか出会えない環境だったはずです。
忠志は信念において共通する部分があり、それでいて寛容(お人好しともいう)な人物ですから、ホシにとっては一緒にいるのが楽で、居心地が良いのだと思います。
まあ、最初こそアレでしたから、忠志と出会ったばかりのころならば、義務感だけで忠志を護っていたはずです。それが、いつの間にか、本心から自分を犠牲にしてでも護りたい存在になっていた――。
これ以上は何か無粋な感じになるので自重しておきます。
コメントありがとうございました。
Episodes[4] // ハリマ熱病とLPWANへの応援コメント
300年たっても技適マークが健在なアンドロイドの世界…いろいろ謎がちりばめられた世界ですが、彼らは自分でデバッグはしないものなのでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
Androidでいうところのadbのようなデバッグインターフェースは存在します。
もちろん彼らもそれを活用しているのですが、わざわざ設計者に頼らざるを得ない理由は次のエピソードから明らかになっていく予定です。
Episodes[5] // 一週間への応援コメント
ストレージとBIOS以外に、スマホのSoCでのDSPやTrustZoneや無線モジュールなどの中でも不揮発性メモリがあり、そこらを悪意アクセスされることができるというニュースがあったことを思い出します。