第92話 吾輩……地獄を見る……

吾輩は起きた。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「書くのが辛い……」

「どうしたんです? 弱気になって……」

「書けるけど辛い……楽しいけど辛い……」

「暗い……」


どうも、テンションガタ落ちの吾輩です。


愚痴っていいですか? OKですね、ならば愚痴ります。


マジはーまじはー(´・ω・`)


長い物語を書こうとして挑んでまいった吾輩ですが、参りました。書けるけど参りました。めいります……ね。まじでフォロワーとかつかないし、PVつかないし、星なんか見ないし、応援少ないし。全部を絞り出してやっているからこそ滅入りますね。


二ヵ月かけて書き直した改稿が裏目に出てる感じが否めない。


二十四万文字が足を引っ張る事態になってることに、心が砕け散りそうです。


マジはーまじはー(´・ω・`)


フォロワー200? どこに二百もいるんだよ……PV十とかだよ。星とか見なくなったよ。投げる価値もねぇのかよとか陰湿になってしまう思考。これを人は闇落ちという。


マジはーまじはー(´・ω・`)


物語の心情に引きづられてる部分も多々ある。櫻井頑張ってるじゃん。これでもかってくらい足掻いてるじゃん……無意味かよ。二万文字で星が入る才能が欲しかった。まぁ、デットエンドじゃ無理だがな。


マジはーまじはー(´・ω・`)


どうせ大賞とろうがエタるんだろう?


わかってるよ。ほとんどがエタってさよならなんだろう?


書かねぇならどけよ。


とか、超絶ブラックな皮肉が浮かんでくる始末。ちょうど櫻井とシンクロし始めてしまった吾輩の闇落ち。まぁ敗者で弱者の言葉などゴミ塵ですよ。駄文は塵芥ちりあくたとなるがいいんですよ。


マジはーまじはー(´・ω・`)


とか、ちょっと書けるけどなんだかなーと迷っている吾輩なのですよ


やっぱり評価は欲しいのですよ。面白いよと言ってくれる人がいればそれだけでもっと書ける気がするのですよ。頑張れる気がするのですよ。面白く書こうと頑張ってる分、返ってくるダメージはデカいのですね。


マジはーまじはー(´・ω・`)


書き続けるって言うのが如何に地獄なのか吾輩わかりました。この闇ですね。空回りしているかのような自信の無さ。イカンと分かりつつも櫻井に自己投影してしまうわけなんですよ。絞れるだけ絞って精神削ってやってるのですよ。


横で八千文字で星とかレビューが飛ぶとイラっとするのですよ。


嫉妬ですよ……。


おいおい……なんだよそりゃあ……。


って、気分が抉られる。百万書こうと八千文字より面白さが足りないって現実に打ちのめされそうになるのですよ。毎日デンプシーロールで殴られてる気分ですよ。


マジはーまじはー(´・ω・`)


このネガティブ感はヤバイと思いつつも吐き出すのは書く為なのですよ。書くのが嫌いなわけじゃないのですよ。けど、なんだか間違ってると否定されてるような気分に負けそうになる時もあるのですよ。


マジはーまじはー(´・ω・`)


現実は残酷なのですよ。完全にストーリとシンクロしてしまう気分。これが恐ろしいところですよ。このままじゃバットエンドになりそうですよ。腕が重い。


マジはーまじはー(´・ω・`)


しかしですよ……。


書くしか出来ることがないのですよ。ここまでやってきたのだから書き続けるしかないのですよ。エタるやつとかどうでもいいのですよ。そんな根性なしに負けたくないのと櫻井のように歯を食いしばって立ち上がるのですよ。


マジキツイ……けど(´・ω・`)!


絶望に負けてはいかんと書き続けるのですね。書くのは孤独と吾輩は知る。それでも、書くしかねぇから書き続ける。ドロッとした感情も希望に縋る浅ましさも、あますことなく生きた証として書くのですよ。


終わりまで……走るのだ(´・ω・`)


何も残せてないのかもしれないとか不安もあるけど、その息苦しさすらも糧にして抗い続けるのだ。そういう人種なのだと思う。物語にそういう救いを求める人種だから、吐き出して吐き出して吐き続けて。


頑張るのだッ(`・ω・´)!!


「頑張れ、旦那ッ!」

「ありがとう……眷属」


吾輩は黒い感情を吐き出してやる気を出す。これがエッセイなのだ。書きたいことを書きたいときに書けるのがエッセイだ!


「もう少しで……終われるかな」

「どうでしょうね……旦那の構想は膨大ですからね」

「櫻井のバトルをやり切れれば何か見えるかな!?」

「さてね」

「……そこは前向きな言葉が欲しいものだ」

「後ろ向きな言葉ばかり書いた人が良く言いますね」

「確かにな……」

「そうです」


櫻井のお受験後編はバトルだけで十万近くいきそうな感じ。あと二万文字じゃ終わらねぇからな。気合入れてイッチョやったるかッ!


「いくぞ、わが眷属!」

「お供します!!」



《つづく》

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