第91話 吾輩、世界が簡単に平和になるすべを知っている

さて、いきなり続きます! 前回寝てなかったからねッ!


「旦那の悟りが終わった………」

「いや、まだ続いとる気がする」


吾輩は考える。


評価されない面白い作品というものは多々ある。どうして見つからないのだろう。何かがチャンスを掴めない原因になるのであろう。というか、僅かにしかチャンスに対して手を伸ばさない。


アップしてダメだったから終わり。


それが時の流れというものだろう。なんとなくわかる。評価はもう出た。それが正しい評価だったのだと受け入れて次を見るのだ。その方が早いし楽だ。悲しい想いをするよりも歩き出す人間のほうが賢明だろう。


むしろ手を伸ばしすぎる人もいる。


それはそれで見ていて滑稽にも見える。諦めないのとはちょいと違くて手段を選ばない必死さがオカシイ。滑稽に見えるのはやり方が正当な手段ではない場合だけだろう。


さて、吾輩はどちら側の人間だろうか?


どっちでもない気もする……二択じゃないのよ、この世界ってやつはさ。



吾輩は考える。


タピオカ屋が儲かるという話。

中国人たちはいう。なぜ日本人はタピオカ屋を今やらない!?


それもそのはず。原価一割、粗利九割の世界。飲み物って以外と原価が安いのは知れたこと。コーヒーとかも原価はヤバイ。タピオカもそれに近い。


むしろ売値を高く出来る商品だからってのもある。


一店舗だせば今なら売り上げが数百万だとか。行列できる店も多々ある。


ただ日本人はやらない。なぜかって、メンドクサイから。


その準備するのも店をたたむのも、働きながらタピオカ屋やるのも、会社を設立するあれやこれの手続きするも面倒だから、日本人はやらない。


数か月で潰れる店などやりたくないというこの気持ち。


なんというのだろう?



吾輩は考える。


ある電車の中吊り広告が非難轟轟の嵐、そしてある電車の中吊り広告が対照的に持ち上げられた。


やりがない月収五十万とやりあがいある月収三十万。どちらを選ぶ的な。まぁどうでもいいことなのだが、通勤で満員電車の中で見たら殺意が湧いたのだろう。


そんなに貰ってねぇよと怒る人もいた。


広告としては多くの人の目に当てられたが、印象は最悪のものだった。


それとは対称的にこうぺんちゃんという可愛いキャラが


「電車乗ってえらい~♪ お仕事行ってえらい~♪」


というだけで大人気。癒されるわー、最高だよ西武鉄道!という賞賛が贈られた。


広告として大成功! おまけに超絶印象アゲアゲ!!


ここが重要なのだ。何かを投げかけようとしたのだろうがそれは正しいことではなかった。金とやりがいをセットで結び付けて考えるからおかしくなると言いたいのに金の話をデカデカとして馬鹿にしてるの?と思われたのだと吾輩は思う。


というか、本当に何を言いたかったのだろう………。


吾輩だったら、


『幸せの形はお金だけで決まるものではないのかもしれない。色んな形の幸せがこの世界にはある』


とか、書くのかな?


多分、言いたいことってこういうことなんだろうと思うけど。


けど、ここから現代社会に大切なことがはっきりとわかる。


皆が何を求めているのか。


あるニュースでもあった。wwwと書けばいいのだと。批判的な意見にそれがあるだけで全然違うのだと。皮肉っていうのはそういうものだ。そこに愛があるかないかだと吾輩は思う。


みんな真面目な話は嫌いなのだ。褒められたいのだ。疲れているから優しい言葉が欲しいのだ。それだけで世界は幸せになれる。平和になれる。


誰もが優しい言葉を人に言える人間だったら素敵な世界になる。


なのに、そんな簡単な世界なのに――。


生きるっていうのは難しいのだと思い知らされる事件が多々起こる。


悲しいことだ……簡単なことほど難しいのだから。


吾輩は世界が平和であるように願いながら眠りにつく。



《つづく》


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