第88話 吾輩やりおった!
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「目覚めっちまったぜ……」
「……いやに眼がぎらついてますね……」(嫌な予感しかしない)
「一つ上の段階に登っちまった」
「……」(どこへ登ったのか?)
「ついに反撃の時間が始まるぜッ!」
「……頑張れ」(反撃以前に攻撃されていない……)
ということで、元気いっぱい吾輩です!!
ようやっと地獄を終えて見えた景色はいいものです。ビビりました。フォロワーが増えました!! それも一日でドバっと! 片手ぐらいだけども!
PV増えました!! 星はないけど、手ごたえあり!!
いやー、やりきった達成感もありーの、報われ―ので、
元気とやる気満タンです!!
「旦那、星は増えてないですけどね……」
「うるせぇ!」
(旦那に強ちゃんが乗り移っている……)
ということで眷属の野次を退けつつ三章を突っ走る所存です。さらに言えば三章もようやっとお受験編は楽しい部分に入ってきました。ここからなのでせう。前置きが長いのは大事だと知りました。
色々な部分の前を置きを踏まえつつ、櫻井という人間の根源を明らかにする為の物語!! 駆け抜けてやるぜぇえええええ!
と、テンション上げて置いてのストーリはちょいとしっとり書かなければな。
だけど改稿のおかげであるルールはガン無視です。むしろ禁書目録要素を強くした感じが強い。視点コロコロだけでなく、一人称三人称混ぜこぜの、字数がヤバイ。
一話三千から五千が理想とか言われる時代。
一話は一万ぐらいあるものがゴロゴロ。
改稿というかボリューム増やし過ぎた感が強い。それでもまだ描き切れていない部分も多々ある。書きたいストーリもちょいと頭の隅っこに収納中である。
まぁ、やはり十万ぐらいで星が入らないとキツイこの世界。というか、それが最適解だとも分かっている。当たるまで題材を探して面白い設定を大喜利みたいに出して行く。正解は分かっている。誰もが知っている。異世界転生を書くこと。
だから、吾輩はいう。
「しゃらくせぇえええええええええええ!」
櫻井と一緒だ。読まれなくたって書き続けてやる。最新話のPVが1になろうがどうでもいい。結果なんかすぐにはいらねぇ。何度でも幾重もで何十にも書き直してやるよ!!
読まれるまでやり続けてやるよ!! 無視できないくらい狂った様を見せてやるよ!! ルールなんか無用だ!! お呼びじゃねぇから一昨日きやがれッ!
意思を貫く意地の問題だ。曲げねぇ、曲がらねぇ、それが吾輩の忍道だ!!
「旦那……?」
「しゃぁあああ、おらぁあああ!」
「……」(やべぇ……マジで覚醒しやがった)
「オシっ、オシっ、オシっ、出てこいや!!」
「高田延彦……」(違う意味で覚醒しやがった……)
「ふえぇええええええ!」
「……」(狂ってやがる……旦那、壊れちまってるぜ。変な方向に、ダメな方向に、覚醒しやがった)
「書くぞゴラァアアアアアアア!!」
(もう見てられないッ!)
吾輩は今日は眠らねぇ!! 朝日が来るまでは!!
《つづく》
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます