第86話 吾輩、脳汁ぶしゃー
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「あー、読むの楽しい……」
「……」
「設定がいいよね。あーもうー!」
「……」
「エピローグっていいよね。なんか終わったあとの余韻がたまらんですわ」
「書けよ」
ということで吾輩です。ひさびさの連日投稿。
アビス・コーリングという作品を読んで堪らんですわ。一週間の空いた時間で呼んでしまった気がする。ソシャゲとかの使い方がもううまくてねー、読みごたえがありましたよ。
うめぇ……わ。おもしれぇ……わ。
もうどっぷりハマっておりました。おまけに召喚するんですけどその召喚獣の可愛さがヤバイ。あー堪らん。こんな子が欲しいです。と思ってしまうぐらいいい子達で癒し要素もあるんです。
主人公が基地外なんだけど、一本芯の通った基地外さんだから読んでてわかる。まぁ廃課金ゲーマのあるあるなんでしょうね。わかりますよ。なんとなくわかりますよ。えー。ガチャって恐ろしいですからね。
一種の麻薬ですからね。脳汁ぶしゃーですよ。
会話や行動が面白くてサイコーでしたね。これは久々にヒットですよ。
読後感って重要ですよね。まぁ読んでるときの気分とかにもよりけりな気がしますが、嵌って読み進めたあとの終わった感。堪らんですよね。えー。
脳汁ぶしゃーですわ。
よくこんだけ脳汁出てて廃人にならへんな? 吾輩の脳みそって強いのか?
「いや、もう腐ってる可能性が微レ存です」
「……わぁ」
ホント読んでて感心としかいいようがないですね。設定うまいし、文章読めるし、キャラ立ってるし。毎度のことだがスゴイ作者さんだ。ファンになっちまいそうだぜ。
しかし、いっぱい本出してるけど、売れ行きはどうなのかしら……。
吾輩アビスコーリングの本をネットで見た。
違う……違うのだよ。表紙の絵が……違うのだよ。こうではないのだよ……。
絵師ガチャってあるかないかで言われると吾輩はあると思う。
そもそもキャラデザってクソ重要だと思う!表紙だけで売れてるっていうのは語弊があるかもしれないけど、絵と文章のキャラがかみ合えばそれこそ無敵よ!
超強力なバフなのよ! 表紙って!!
正直申し訳ないが……この表紙ではないのだ。
なぜエロイ体をしたはずのヒロインがこんなことになっている……。違うだろ……。主人公の顔は分からなくもないが……違うだろ。もっと、かっちょよくしてもいいだろう。明らかにやる気ない顔をしている。
眷属はカワイイよ。これはこれでありなデザインなのだが、キャラ迄可愛くなってしまっているのだよ。
ちょっと違うのだよ! この人絵師ガチャの引きが弱いのか……?
これではバフが弱いのだよ……せっかくのファンタジーなのに。表紙として魔王討伐の絵はすごくいいと思う。コミックはちょい悲惨だけど……。
せっかくおもろいのに、これでは……これではなのだ。
「旦那……絵師に刺されますよ」
でも、読者としてはイメージしてしまうわけで! こういうキャラなんだろうとか偶像でデザイン作ってしまうのであるので、出てきたものと想い描いてものが剥離するとうーむってなるわけですわ!!
ごめん、個人の感性だから許して!!
やっぱり絵も重要なだと思うのです。中身で勝負とかではない。剣と盾みたいなものである。両方がかみ合ってないとちょいとな。
片方は鉄で片方は鍋の蓋とかいかんでしょう?
そういう感じなのですよ!!
まぁ真に面白いものはそれでも生き残るなんちゃらとかあるかもしれないが、本当に真に強ければ両方兼ね備えているべきだと吾輩は思うのです。
では寝ます!!
《つづく》
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