第83話 吾輩レベルアップ中……
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「これって改稿じゃなくて……」
「ですね……」
「推敲っていうのでは?」
「かもしれません……」
どうも、久々の吾輩です!! 生きてます!!
ひたすらデットエンドを直しては考えての繰り返し。更新は置いてけぼりにしたらフォロワー減りました!!
そんなこんなで吾輩です。
ただ色々とやってはいるが……結果っていつ頃でるのかなとか、欲を出してます。大分、書き換えてるというか……二章がまじでヒドイ。この文章でやってたのがスゴイよ。まじで書いた本人が呆れちまってるよ。
超……下手くそ。
もはやノリと勢いだけの代物に見える過去のイブツ。まじで鳥肌ぶつぶつですよ。こいつまじで……何してくれてんねんと。
読みやすくなったのか読みにくくなったのか、もはや分からない始末。
まぁこれの繰り返しなのでしょうけど……。いつ完成すんだよ……。
なんか気づいたらKACとかいうものが始まっており、あぁーカクヨムも三周年かとか思う訳です。ようやく三年生。中学だったら卒業の年ですね。ちょっとはやれてるのかなーと思い返すと、まぁまぁですよね?
頑張ってるほうですよね……?
イマイチどこで評価の差がこんなに着くのかは、いまだにわかりません。
面白いと思ったものが評価が伸びなかったり、何かを見落としているのだろうけど、それは誰もが気づけないもので、ソレを見つけるやつなんていないのだろうって、幻想なのだと理解する。
ある意味、現実が一番ファンタジーですよね♪
結局、面白さっていうのがどこをどう指すのか、星がわずか数万文字で入る謎システムの構築をしたいと思う昨今でございます。どうやったらユーザーさんにボタンをポチポチさせることが出来るのか……。
見えない時の流れや爆発的要素という形のないものを考えては諦めている。
そんな状態です。
まぁいつも通りにとりあえず気合を入れて面白いものを書くしかないかと自己完結を試みて、今日もキーボードを叩くわけです。
ただ少しずつそっちには目が届くようになってきた感じがします。また新しい何かを掴みかけてる次第です。土台がゼロなので掴むことしかないっていうのもあるのですが。
ストーリー展開ってやつについて、です!
これってホントは技術がいることなのだと。
実は文章の良しあしよりこっちが最重要な気がします、吾輩。
読み直してて何かがズレていると感じることはないでしょうか?
人気出るものと出ないものの差といってもいい。書き方よりこの流れをキッチリできるものだけが上にあがるのではなかろうかと。とても要らないシーンってあると思ってたんです。
けど、違くて本当はこの無意味さもあるところで必要なのでは?
意味のないシーンを削るってことは良く聞きます。それは書きすぎている人の場合でしょう。いや、正確に分析すると盛り上がりまで時間を掛け過ぎていると言ったの方が正しいでしょう。
本当は意味を繋げるための無意味なシーンっていうものが蔑ろにされやすい。
色々読んでて何かを感じます。場面を動かすためのシーンが抜けていたり、キャラの本質を魅せるための無意味な会話を省いてしまっていたりとか、本当は意味のない場面にそういうものが集約されてくる。
場面を急に動かすのではなく、自然に動かすための布石。
それが日常会話だったり、するわけなんです。おまけにナゼ場所を移動するのかという説明的な部分。キャラが感情を露わにするピークに持っていくための土台となる日常とか、何気ない場面。
そこを使いこなすのがまぁームズイってことです。
これは頭の映像を書く吾輩にない視点。文章として捉えるために必要な視点。文字の流れとシーン移行への不自然さを無くすもの。
書いてると陥りやすいもの。ここが盛り上がりだ!
なんて、書いてる方は気合が乗っても読者に届いてない現象。
それを起こすのが何かが抜けているという感覚。
本来書くべきところが書けていないことによる、面白さの欠落。
そういうものが感じられる吾輩レベルアップ!!としたいところです。
多分……いや、頑張って言葉にしないといけない気がする……。
『読んでて面白くないけど必要な文章』
っているものが、ある。読者からすればそこ何の意味があるのって思うかもしれないけど、それがあることでスムーズにピークへと移行できる見えない将棋の歩兵のような使い捨ての文章がある。
感情に王手をかけるような、好手が。
多分これを使える人が面白いものを書く人なのだろう。
読んでてふーんとなっているところだけど、実は頭の片隅に何かを残している。重要そうな書き方はしてないのだけれど、それがあるかないかで差が明確につく、
ストーリー展開の持ってき方。
また……お得意の勘違いだろうか。今回は間違ってないと思うんだけどな……。
疑心暗鬼な吾輩。
吾輩の考え方的に全員が面白いものを書いてるはずという根底がある。
誰もが自分が書いたものは面白いと。
でも、その面白さを伝える段階で削られ落ちている。場面を生かすためのピースが足りない。作者にはわかっているが読者に欠けているものを埋めるのが表現ということ。
つまらないのではなく――
伝わってない、
と考えるべきだと思うのだ。
「こんなところか……」
「うーむ、旦那にしてはちょっといい感じですね」
「だと……いいけどな」
「まぁ結果は物語で見せていただきましょう!!」
「――ッ!?」
眷属は意外と鬼畜仕様だと気づいた、今日の夜。
《つづく》
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