第72話 吾輩は逆の意味で神回を見る

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる


「旦那、お目覚めですか?」

「殺しに来てる……これはヤバイ……」

「……」(何を震えてるんだ……?)

「あひぃ……ぐるじぃよ……アハハ!」

「!!」


ということで、笑い死にかけました。


原作者及び関係者の皆様ごめんなさい。先に謝っておきます。


もはや伝説の作画崩壊アニメになりそうな勢いがあるとある作品。


作画崩壊のレベルが違いすぎる。もはやJリーグとプレミアリーグかというぐらい違う。イニエスタいいですよね。好きです。


『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』


ちゃんとタイトル宣伝しときます。


このアニメが……スゴイ(;゚Д゚)!!


止まらぬ作画崩壊を見せ続けてくれる今年のアニメオブ流行語大賞を取りそうな勢いである。


これを見続けている吾輩も結構すごい所は褒めて欲しい。ストーリは別に悪くないのです。とりあえずキャラの顔が何か精神を不安定にさせにくる。新手の電波ジャック攻撃のように聞いてくる。心がざわつきます。


キャラデザは当たりと言ってもいいぐらいです。しっかりしています。


あくまでキャラデザです。もはや動くとヤバイ。


ある意味今世紀最高クラスで突出しているのではなかろうかという印象を与えてきます。


監督が密室で机を怒って殴りつけたぐらいのやばさです。


しかも、うまいことかましてきます。先週に奇跡の作画を見せてきたのです。


誰もがちょっと思いました。


『アレ……なんか持ち直した?』


作画崩壊のおかげでちょっと話題になっているのもあり、もしかしたらここから持ち直してくるのか?と淡い期待を視聴者に抱かせます。正直中間に位置するよりヤバイでネタになったほうが知名度が高くなるのは理不尽ですが、ようは皆楽しみたいだけなのです。


そして、奇跡の今週に入るわけです……


最初からいい匂いをかましてきます。作監11名。これを一話でぶち込むのです。余裕があると作監さんは2~3名らしいです。大炎上で10名らしいです。


ということは……


期待を裏切る描写の数々。


何のストーリだか、頭に入ってこない視界ジャック&世親不安定作用。


これは……最大のインパクトだ。今までが全て前フリだったのか如く押し寄せる作画崩壊。息すらつかせぬカクカク。セリフと表情が不一致なのは当たり前。そんなことよりも数秒でキャラの顔がコロコロ変わる。


おっさんだったやつが、突然若者に!?


瞬きしたら負けだと……思い込んだ吾輩はしかと目を凝らす。ストーリは何か暗雲立ち込めているが、妹の動きがおかしい……。走ってる動きと表情が合っていない。セリフで補正をかけるがとても泣いてるように見えない……。その前にほっぺにチューらしきするのだが、それも何かコマ送りされているようで、シュンシュン!と消えるような動きで見せてくる演出。


見終わった瞬間に思った……。


コイツは……ただ事じゃねぇッ!!


そう思った吾輩は、さっそくネットで感想掲示板を見る。アニメ見た後に感想掲示板見ると意外な情報あったりして楽しいのですよ。ニコニコ動画の感覚に近いのですが、あれはコメントやりながら見ると画面見れないから吾輩は好きではないのです。


なので、掲示板。


同じような反応してくれる住人達。




おや……怪しいぞ? これは来るか? 芋るのか?




芋るとはどうやらこのアニメによる造語みたいです。作画崩壊を楽しみに見てるそうによるフレッシュな名言です。


芋来たぁああああ!! 


歓喜の声が上がります。板に残るのですけどね。


芋ほりだぁああ! やばい、これはいい芋ですよ……(。-`ω-)


良芋ですね♪


大収穫祭じゃああああああああああああああああ!!




と、お祭り騒ぎの始末。もはやこれを見て吾輩もゲラゲラ笑うしかない。


なんだよ芋るって!! おもしれぇじゃねぇか!!


ということで、伝説の神回として吾輩は認定するわけです。いやー、掲示板おもしろい。共感の嵐です。どうも武遊って会社が怪しいようです。コイツにはアニメ化する際に気を付けてくださいね。まぁ今後成長するかもしれないので、現時点です。やらかしとかそういうレベルでないかと思います。


そこで、お知らせです!!


なんと、この芋芋!! 来週最終回!!


掲示板の続きに来週どうなるかという期待なのか不安なのかわからない書き込み。おそらくワクワクしているに違いない。吾輩が実際そうだ。


作画崩壊で締めくくるのか、最後はきっちりした作画でやるのか!!


二つに一つです!! 乞うご期待!!


ということで、吾輩は寝ます(=゚ω゚)ノシ


≪つづく≫

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る