第0-36話 吾輩またまた迷う 

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「なんかなー、どうしよっかな……」

「何がです?」

「いや、どうもなー、あーでもないしなー」

「……何が?」

「けど、こーしたほうがいいかもなー」

「いい加減にしろやッ!」

「はひ?」


ということで眷属に怒られました、吾輩です。


吾輩迷ってます。まよちきです。迷えるチキンな吾輩といかれる眷属。

デットエンドの構想が日々先に進んでいく中、手が追いつきません!!

というか、もはや増える一方。新エピソードばかり!!


どうして、脳内はこんなに早いのに書くとあんなに遅いのでしょう?

というか、最近書くペースが大分遅い。話を進めたいのに会話を入れたりしてる。

というか、ギャグ多めなのはいいのですが、いかんせん話が進まん。


異変が起き始めたのはピエロ探偵回である。

あそこで何か書き方が唐突に変わってきている気がする。

どうも話をこねくり回してしまう技術を身に着けたようで、ワンエピソードが1章、2章の比ではない。どうしてこうなった?


なんとなくはわかるのですが……

1、2章はあくまで土台なので説明を大分失くしている部分が多い。

裏設定というか、細かいことを抜きにしている。最初に情報量大目にするとのがイヤだというのもある。まぁ、そんなこと言いつつもどうせ書き直すんだけど。3章終わったらまた一からブラッシュアップしよう。


で、悩んでいるのが思いのほか3章が大分間延びする。

3章一番のピークまでが大分長い。さらに言えば……ちょっと色々きょくめんを迎えるのもあり、このままのペースだと一年以上かかりそうである。


どうしたものか……。


なんとなくいつも通りに書き方も迷いつつ、迷走をし始めた。

もう脳内をそのまま移植したい。どうにか早く開発して欲しい。

脳内イメージを勝手に文章化してくれる素敵なツールが欲しい。

脳内ツクール。売れるよ。莫大に売れるよ。ビルゲイツ越すと思うよ。


どうですか? 作ってみませんか?


という冗談はさておいて。まぁ脳内妄想でいいのであれば皆大作家になるのは当たり前のことで、そう至極当然のことで。脳内でおもしろいものを伝えるっていうのが、結局難しいのが人間。そう、それが人間。我々ヒューマンである。


結局、終わってみれば愚痴を吐き出して終わり。

最近このパターン多いな……。



吾輩は考える。

書き方を探しつつ、なんか創作論を見ててもやっとした。

あってはいるんだろうけど、何かがもやっとする。

言葉にすると現実は違くない?と吾輩みたいな低レベルは思ってしまうわけで。


ここで問題です。なろうとカクヨムのコンテスト。

一次選考の違いは何?


答え、文章審査があるかないか。


確かに下読みがあるらしいけど、本当になろうってそうなの?

そもそも文章って曖昧な審査って、基準があるの?

まぁあるだろう。一般的にテクニックとしてあるのだろう。


ただ何か違和感が強いんだ。吾輩の読んできたものがいけないのかもしれない。

どうもその基準というのが明確に見えてこない。もう書き方バラバラだし、繋げ方もバラバラだし、どう見ても同じ基準ってのが見えてこない。最低限のルールってなんだろう?


一般コンテストとか出てないからわからんってのもあるのかもしれない。


ただアホな吾輩はシンプルに考えてしまう。


『面白ければいいんじゃない?』


読んで面白ければいいのだろうけど、何かあるんだろう。

読ませる技術ってやつが。ただそんな答えが見えないものを探し求めていく先に何があるのか。


何書いてんだ、吾輩?


まったくもってわからない。


迷っている時にみたからさらに迷ってモヤモヤしているのかも……。

忘れてください。これは思考なんです。



吾輩は考える。

なんか……いきなりアニメ総集編ラッシュが始まりそうである。


まだ5話目ぐらいなのに、総集編?

大丈夫、5話程度の内容なら吾輩覚えてます! だから次をプリーズ!!


と思うのは吾輩だけだろうか?



吾輩は考える。

エタるということについて。


最近、読者側に回っているのでよくわかる。

というか、ラノベって結構未完が多いのですね。


これって――

最終回フェチの吾輩に対して――

拷問以外の何物でもない!!


けど作家さんからしてみればそうだよね。売れない物を書いてるとかしてたら、おまんまくいっぱぐれちゃう。そんな状況じゃねぇッ!ってことですよね。


まぁ作家じゃない人でも平気でエタるわけです。

わかりきったことです。結構きついですもんね。

えー、わかりますよ。書くって楽しいけどきついですよね。

特に終わりが果てしなく遠いとキツイ。


だが、エタるのは……悲しい。


だって、読みたいんだもん!! 知りたいんだもん!!

お願い早く更新して!!


とここで叫んでもきっと何も起こらないだろう。

やっぱ100万文字書く人ってすごいや。天才だよ。

書いただけでもスゴイ!


おまけに完結させてたら、なおすごい!!


吾輩は尊敬するよ。


では眠ろう。


《つづく》

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る