第0-30話 吾輩は寝る

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「一気にフォロワー増えたな……」

「ですね……」

「もはや謎理論……これが宇宙ひも理論か」

「何かに手繰り寄せられているとしか」


吾輩は考える。

デットエンドのフォロワーさんが一日で謎の増加。

もはや意味わからん。本人が一番状況を理解していない。

どこかで誰かが宣伝でもしたのだろうか……。


どこで見つけてくるのだろう?

ランキングも圏外さんだし……新着からも遠いだろうに。

近況って……わけでもなかろうに……


吾輩は読者のひもとなっている。どこで誰が何をしたの?



吾輩は考える。

遠い記憶である。あれは夏の日。


暑かった。以上



吾輩は考える。

新聞である文章が発表された。というか、手紙なのかな。


老夫婦の手紙。多くの反響があったみたいだ。

確かに読んでいてほろっときた。一週間の余命の妻が夫と神様に宛てた手紙。

これがまたいい内容なんだ。これまた。


だが、本題は違う。

それが……盗作だというものが現れ、さらにはねつ造だというものが現れ……一体どうなってんのこの世界? まぁある小説のパクリなのかもしれない。真実は知らない。感動していたのに一気に現実に引き戻される。


水を差されるということ。本当に水をぶっかけられたように感情の波がさぁーっと引いていった。なんだ……これって……。


色んな感情が渦巻くわけです。

えっ……これフィクションなのとか……。

記者の作り話なのとか……。


さらには、こんなもの世に出すなんて信じられないみたいなことも目に入るわけで……。吾輩困惑。


もうね。なんだろう。どうして、そう……。

素直に物を受け取れない時代になっているの?


なんかこねくり回してどうしたいのとか……吾輩思うわけで

感動を返して欲しいとかも思うわけで、

荒みすぎてるとか悲しむわけで。


そういうことなのよ。なんというか、はぁーあとなってしまったわけです。


故にネット怖い。



吾輩は考える。

遠い記憶、それは冬の日。


寒かった。以上



吾輩は考える。

書いてると同じような単語が出てきてしまう。ボキャブラリーの低さのせいだろう。


どうも同じ時期に書いて物は何か、言葉遣いが変に統一される。

作品の中ではなく、書いた時期によって言葉統一されてしまう。

これは……悪いことなんだろうな。


時の偉大さを前に人は無力である。



吾輩は考える。

ねむいと……。


体は起きていても頭が眠い。

そんな時もあるのかもしれない。

どうやったら素早く目覚めるのだろう。足をぬるま湯につけるといいとか、いろんな方法がある。刺激とか血流とか、体操とか。


ただ眠い時って、何もしたくない、

だから何もできずに寝る。


それが吾輩。


吾輩は寝る。


《つづく》

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