第0-29話 吾輩は今日を楽しむ
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。
「旦那、お目覚めですか?」
「なんか色々見逃していたな」
「何をですか?」
「カクヨムちゃんのこと」
「そうですね」
吾輩は考える。
デットエンドに構いすぎていて、忘れていた。
櫻井のセリフで思い出す。俺は俺の仕事をさせてもらう。
ようけん、忘れるよ。これはアルツハイマーかもしれん。
吾輩の仕事は世界を平和にすることが第一だが……
カクヨムウォッチャーだった!!
観測者としてちゃんとみなければ。けどもう情報も見やすいし敢えて出すこともないかもしれない。さらに言えば今コンテストとか全然見てへん。どうにも興味がわいてこない。アイタタタ、こりゃいかんー!!
ということで久々にカクヨムちゃんのことを、吾輩書いてみようと思います。
吾輩は考える。
いきなりオコですね……。わぁー、めっちゃ怒ってる……。
公式からのお願いです。勝手に変なアプリ作ってんじゃねぇ!
ということみたいです。もうね、法的に辞さないよ。と言ってないかもしれないが、こんな勢いです。どこまでのアプリがいいのか……難しいボーダーライン。作れる人は作れちゃうからな。さらに先行投資的な意味合いもあるだろうし。
これからカクヨムちゃん、ぶくぶくユーザを食って太れば……えヘエヘ。
「旦那……なにを考えているんですか?」
「ちょっと……本屋行こうかな……アプリの作り方を」
「そんな暇はお前にはない!」
公式でぶ鳥はユーザーを食べて太っていたのか……。
意外とえげつない隠れ設定だった。吾輩かなしい……。
吾輩は考える。
そういえばキャラクターですが、キマッタみたいですね!
謎の性別がついに決定するときが!!
世界中の人々の心を救う究極の物語『至高の一篇』。
うむ、吾輩のことか。思考で語る至高の物語。その名もバンパイア物語!
どやっ!
という冗談は置いておいて、Aは男でした。逆にBが性別がなくなりました。
あの小娘……機械の体に改造されていたのかッ!
ということで楽し気な設定が追加され、もしかしたらカクヨム公式でこのキャラたちの物語が出来たりするのかもしれなかったり、しなかったり。どっちでしょう。
鳥と少年とAIの『至高の一篇』を探す物語。
「旦那、登場するとしたらラスボスですかね?」
「その案も悪くない。ついでに吾輩のキャラデザも追加してもらおう」
吾輩は考える。
最近知ったのだが……
なんかカクヨムのコンテスト自体の趣旨も変わりつつあるのだが……
作家さんを求めてる的な流れになってきている?
何が言いたいかというと、『書ける人』を求めていて『物語』を求めているわけではない。まぁちょっといつもの極論で申し訳ない。十ゼロではないのです、おくさん。
どうもコンテスト自体、このジャンルに特化してこういうやつ書いてみたいな。元からあるやつを使う人も多いのだろうけど、コンテストの要望に沿って書く人も多いだろう。結局出したシチュエーションで書いてよ、みたいな。
そういう意図が見え隠れする。
『作家になるためのサイト?』
うーむ。ちょっとな。吾輩の趣旨とはずれているかもしれないが……けどな。合ってはいるのだろう。作家業で食っていく人の育成の場みたいな。うーむ。別に悪くないのだけど……ちょっと違和感がある。
まだ見ぬ物語を見る……っていう主旨じゃなかったっけ……。
それって書きたいやつじゃなくて……書かせたやつってことになっていくんだけど。
なんかそれがやるせない。別に悪いこっちゃないとはわかっていても、個人的になんかなーと思う。
まぁどっちが正解なんてものはないというのは間違いない。
所詮ビジネスっていう枠の中の出来事だ。
しかし――
吾輩は世界平和を目論む男!! なので、スケール違うぜ!!
知ったことかぁあああ!!
書きたいもの書いたほうがいいに決まってんだろう!!
売れるもの書かせるとか知るか!! 長期連載とか苦になったらどうすんねん!!
数十年経って。あっ、売れてるからいいや……なんて! 納得できるかボケぇえええ!
人によって千差万別だろうけど、吾輩は自分が書きたいものを書くよ。
うんだけ。ただ、うんだけ。
吾輩にはそんなに時間がない。吾輩はわがままなんだ。自分が楽しんでいるものを読者にも楽しんで欲しいんだ。そのために上手くなるよ。書いてりゃうまくなるよ。自分が見たい物語を書きたい。それが吾輩のモットーだ!
「旦那、熱いっすね!」
「やったるで、セバスチャン! カクヨムちゃんにパンチや!!」
「旦那――!?」
「イタッ!」
吾輩はパソコンのディスプレイのパンチして、拳を痛めたので寝る。
《つづく》
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