第0-20話 吾輩はキチィのです

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「きつい、マジキツイ、本当キチィ!」

「旦那、頑張って下さい」

「JKとかきついわ! しかもこのキャラマジでキツイ!」

「頑張れ私、ハイセイワタシ」

「糞ったれぇええ!」


吾輩きちぃです。マジでキチィのです。

何がキツイって、書くのがきついのです。

ラブコメはまだいい。いいのです。別に女子の気持ちもいいのです。


ただ、ただアイツだけは――

キチィのです。デス。


デットエンドですが、最近キャラ視点が混雑しております。もういっぱい出すぎて大変なのです。色んな所で色々進行しているのでそうならざる得ないのですが、一人称主人公してでは元から無理なストーリーなのでしょうがない。なので、いろんなキャラを使い分けるわけです。別にいままで何なら一切苦痛などなかったのです。えぇ、まったくというほどなかったのです。ノーストレスだったのです。


今気づいた。一人キチィのがいると。


まぁ一人称なのでそのキャラになりきるわけです。そう根本的にみなそうなはず。その語り部になりきって感じたこと、思ったことを考えて書くのです。普通そうだと思う。えぇ普通の思考じゃないないキャラばかりでも別に構わんのです。


ただ、まじキチなのです。

アイツだけは。


頭をお花畑にしてのほほんとして、あっけらかんと色々スルーして、書かなきゃいけないのです。考えるも何も何も考えてないキャラ。とてもいい子ではあるのです。今までこの視点を良く見てなかったのが原因でもあるのです。作り上げたものがモンスターとなっているのです。手に負えないモンスター。吾輩がデットエンドしてしまう。


最悪に……ムズイ。

頭が異世界すぎてキツイ……。

アホの子。玉藻。


まじでお前だけは吾輩キチィのです。



吾輩は考える。

3章からがらっと変わり始めた感じがある。

キャラ全員がそれぞれに目標を持ちつつ、成長していく。

うーむ、なんとも感慨深い。よくぞここまで成長した主人公。

やっと主人公っぽくなってきたな。


最初が悪役スタートなのでいい意味でどこかで毒気を抜きたかった。

キャラは変えずに。なので、生い立ちなどで工夫するものの決定打がないまま、進んでいた。それが土台ができたことで少しずつ解消できる。


3章は大きなピークでもある話なので書いてて楽しい。

分岐でもあるのだが、ここが一番重要な区分けだろう。

ここで一発噛ませねば。気を引き締めて取り掛かろう。



吾輩は考える。

ちょこちょこ読専さんのアカウントが増えてきた。

まぁ、更新頻度が高いのが一番のかもしれないが。


どうなっていくことやら。

出来ることは書き直すことと続きを書くだけである。

今のところカクヨムオンリーである。



吾輩は考える。

ひげ女子高生を読んだ。


うわー、上手い。ただただ感心する。

最初の取っ掛かりもさることながら、キャラの個性に引き込まれる。

改行の使い方も上手。本当読ませる。吾輩も見習って頑張ろう。


そして謎を残しつつ、まだ中盤。


『なぜ女子高生は家出をしているのか』


これがメインなのかな。ラブコメなので恋の行方も気になる。

ある意味ハーレム状態だ。



吾輩は眠りにつく。


《つづく》

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