第0-16話 吾輩は集客方法を考える

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。


「旦那、お目覚めですか?」

「それにしてもどうやって集客すればいいのかわからんな」

「ですねー」

「どうやったらご新規さんを獲得できるのだろう?」

「わかりませんね」


吾輩は考える。

どうやったらいいものか……デットエンドのPVは順調と言えば順調なのだが、どうやったら読んで頂けるかを考える。まぁ章ごとに別々に上げるなど愚策も愚策なのだが。分かり切っていることである。1章でぽいされる確率を上げているようなものなので。なんとなく挑戦的な意味合いも強かったのだが。本とかって一冊一冊を手に取ってもらわなければ売れないのだから。それを意識して高望みして分けて書いてる部分が強かったのだが……如何せん良くない気もする。webなんだから全部繋げて書くのが当たり前なのに、何を調子に乗っているのか……。


まぁ手に取ってくれる方々もいるのでありがたい話ではある。

もっとたくさんの人に読まれるには何か別の手を考えるべきなのだろう。


「どうっすかな……」

「旦那、これは思考が必要ですね」

「だな」


久々に長考でもしてみるか。うーむ。


①フォロワーを増やすのが大前提。


 これが読者の証である。読者が本を手にするときはどんな時か。人それぞれに読みたいジャンルというのがある。好きなジャンル。それを題名とキャッチコピーを使って表現することがまずひとつ。伝えきれないのであれば興味を持たせることが必要である。最近タイトルで物語の主旨を説明しているのもこの傾向だろう。興味あるものが手に取りやすくする。まずはページを開かせる工夫が必要か……。


 次にあらすじだな。

 何がどういう物語かを補足する。ここらへん弱いんだよな……。なにをするっていってもデットエンドの場合、最後まで行かなければ何をどうするか伝えづらい。特色はあるのだが……どう引きずり込むか。


 そして大事なのが第一話。

 これはどうあがいても重要な要素である。webであれば間違いなく第一話が一番重要だ。そこで作品の期待度がなければ速攻でバックされて終わりだろう。ここの完成度って一番高くなきゃいけないのだけど、キャラも出来上がってないし設定も出来ていない時点で書くのが非常にムズイ。物語の主旨がしっかり固まっていれば問題ないのだけれど……。如何せんムズイ。どうしたものかー(。-`ω-)。



 内容以前にまず初めの初手が作品の良しあしをわけてしまう。興味を引くものを書いても嘘を書いてはいけない。相手の想像する範疇で求めるものにマッチするかいい意味で裏切るものでなければいけない。色々考えると非常にムズイ。


 とりあえず出来ることから考えるけど……。


 1章から3章をドッキングしてみようかな……。けど大区分使っちゃってるから、少し整理をしなきゃいけないけども。そもそも大区分も目障りに長い部分あるし、無くていいか。修正する時、内容が書いてあるから見やすいってのはあったけど。


 20万人の読者はどこにいけばキャッチできるのだろう。


 へーい、そこの読者さん。今日はお暇? よければ、俺の読んでいかない? 大丈夫、大丈夫、安心してよ。読んで損させないから。ほらほらココ読んでみんて。大丈夫、大丈夫。一時間ぐらいで終わるからさ♪ 退屈しのぎだと思ってホラ読んでみなって☆


「旦那、チャラいっす……ナンパみたいになってるじゃないっすか……」

「これはダメだな……吾輩のキャラじゃない」

「ですね」


吾輩は眠りにつく。


《つづく?》

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