第0ー11話 吾輩鬼疲れる。
吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる
「旦那、お目覚めですか?」
「まじキツイ」
「どうしたんです?」
「2章が思ったよりキツイ」
「それはそうでしょ。だって20万文字近くありますからね」
「そうだった……こいつ凄い。ようここまで書いてるよ」
「ノリノリでしたからね」
「鬼きちぃのです」
吾輩は鬼疲れる。これは精神ポイントガッツリ持っていかれる。なんだろう、頭もぼんやりする。直すことはいいのだけれど遠い。新章にいくまでの道のりが遠い。はぁーやっと12話まで来たが激キツイ。集中力が欠如していくのがわかる。必死にやるのと手抜きになるのは意味が違う。とりあえず休憩。
直すこと自体の意味は大きい。不自然な会話の節々を整えることが出来るから、望ましいし、作った部分がどこまでだったのか思い起こすこともできる一石二鳥。3章を書くには持って来いの作業だ。だが、キツイ。足りない表現を足すにしても前後関係を思い浮かべ書き続ける。これは専念しなければキツイ。飛び飛びで作業をするとバグる。
まったく新しい情報を作るっていうのは楽でいい。白紙に書くだけなのだから。出来上がったものに手を加えるのは見直して何を足すかの見極めと足し算引き算を考え、なんども書き直す。納得いくまでやれば時間だけが過ぎていく。
時間は有限だ――
「アタマが痛い」
「血を吸いますか?」
「糖分が必要かもしれない」
吾輩は考える。
パソコン、スマホ、テレビ。三つ同時に使うと脳のメモリーが半端ないらしい。
どこか遠くに意識がぶっとびそうだ。
これが幽体離脱か。
「旦那、違います」
吾輩は考える。
携帯ゲームって恐ろしい。何かコレクター魂とかに火をつける。
集めることにもこだわるが成長していく過程が楽しい。
以前はまったくクリアできなかったクエストがいつの間にか出来る。
成長を感じられる。
恐ろしい世界の蓋をあけてしまった代償だろう。
異世界へようこそプレイヤー。
わがひゃいはきゃんぎゃえる。
ぱぴぷぺぽ。
「旦那限界ですね」
「まぢゃまぢゃいきぇるよー」
「お眠りなさい」
「あぁあああ――」
《つづく?》
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