異世界に転生した中学生達の物語

@fubuki0057

第1話 エルメス王国

初めて、エピローグから抜けました。


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「我々人類を助けてくれ。」

「はぁ?」


どういう事なんだ?

俺達全員が思った事だ。

確か俺達は教室に居たのに何故か今いる所は白い大理石で作られた王城の一室に固まって立っている。さらに助けてくれと頭を下げている中年の男の格好を見るといかにも国王ですと言いそうな服装だ。


「テレビのドッキリの番組の収録ですか?」


そう質問したのは、クラスの学級代表の町野翔大だった。

しかし、帰って来た答えは、「それは何の事だ。」という答えだった。

それなら俺達は異世界に召喚された事になる。

物語なら「キターー!!」という場面なのだが現実に起こると反応が出来ない。


「へぇー、それで俺達をどうするつもりだ。」

気の抜けた言葉で国王らしき人に話かけたのは、出席番号18番の中居伶だ。

彼は血も涙も無い1年生として2.3年生に怖がられているクラスメイトだ。

一応優しくもあるが.......


「出来れば、魔王を倒して欲しい。」

帰って来た答えは魔王を倒して世界を救う事だ。


「りょーかい、それで今からどうすればいいんだ?

今から出発すれば良いのか。?」


「あ.....ありがとうございます。予定としては、4ヶ月は各国の王等の挨拶があるので休日も含め王城で過ごして貰います。城下町には騎士を同行させてもいいのなら降りることはできます。そして半年訓練をしてから魔王討伐に行ってきてもらいます。今から勇者様とお連れ様のステータスの確認をさせてもらいます。」


すると、王の側に居た騎士が俺達の前に来た。


「私は、エルメス王国近衛騎士団団長のガルムです。

今から皆様にここにある水晶に触れてもらいます。この水晶は各国の王族か冒険者ギルドのギルドマスターしか持つことを許されていない国宝級の魔道具で武器などのレア度で言うと遺跡級にあたります。この水晶は触れた者のステータスを表す事が出来ます。それでは前の方からどうぞ。」


そして俺達の異世界生活は始まりを迎えることになった.....

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なかなか書く時間が取れないので不定期投稿になります。

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