青春の群像(第2部)
青春の群像(第2部)103 それではもっと多くの金を注ぎ込むことになるぞと言うので、その幹部に経営再建策がなければ赤字の補填はしないとつつばねるのです、日本人が経営を握っていないの
青春の群像(第2部)103 それではもっと多くの金を注ぎ込むことになるぞと言うので、その幹部に経営再建策がなければ赤字の補填はしないとつつばねるのです、日本人が経営を握っていないの
青春の群像(第2部)103
それではもっと多くの金を注ぎ込むことになるぞと言うので、その幹部に経営再建策がなければ赤字の補填はしないとつつばねるのです、日本人が経営を握っていないので非難される、
事はないわけです、上手くいかないなら撤退すると脅かせばいいですよ、文句ばかり言うのは簡単です、自分でやってみて分かるもんです、それに北京等の都市部の近くからは撤退、
して田舎に工場を移す事です、
他民族の国ですから、牛耳っている漢民族をはずして他の民族を沢山雇用するのです、同じ中国人ですから文句はいえません、それに都市部に比べれば人件費も安くつくでしょう外貨、
の乏しい国です、生産した物を海外に売るとなると、なんや、かんやとケチをつけられて賄賂を要求されるでしょうから、不特定の認可はうけずに、日本の本社が一手に引き受けて、
日本から輸出すれば、
一々賄賂を渡す必要もなくなるでしょう、賄賂は政治献金として首席のみに渡して圧力をかけてもらえばいいのです、韓国も同じ手でいけばと言うと、そう簡単にはいかないだろうが、
やつてみる価値はあるなと久保田が言ったのです、暫くして久保田が先生にも宜しくと言うと席を立ち帰っていったのです、翌日の夕方は美樹の家に顔を出すと、美樹がいてお父さん、
の話を聞いたのと言うので、
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では無理ねと言うので、
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答えたのです、今日は早く帰ってくると言っていたわと美樹が言ったのです、お風呂に入り上がって来るとお母さんがビールを出して、心配してきてくれたのでしょうと言うので、僕、
ごときが口を挟む事ではないと思うのですが、
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お願いと言うので、たいした力にはならないと思いますが、役に立つように頑張ってみますと答えたのです、お父さんが帰って来て、心配で来てくれたのかと聞くので、ええと答えると、
天命だから断るわけにもいかんだろう、何とか乗り切るよとお風呂に行ったのです、お爺ちゃん達が現れて真一君にまで心配かけてすまん事だね、まあ、心配しても始まらんだろう、膿、
を出しきれば再生可能だろうと言ったのです、いつもの通りお爺ちゃんの祈りで乾杯して食事に入ったのです、お父さんが何処まで聞いているのと言うので、一連の事を話すと、そうか、
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僕も今回の指名をうけて自分なりに調査しているんだが、長年のゴミが沢山あるみたいで、担当部署は隠すのに必死らしいと言うので、まあ、本当の事はお父さんには知らせないでしょ、
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たのです、
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日本本社が現地法人から購入する際、
代金を水増して払うとかすれば表に出てきません、中国側は幹部が日本人であるので自分達は責任ないと逃げているのですよ、本社では売上げの水増し、原価の先送りで粉飾をやって、
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お父さんがほう色々詳しいねと言うので、これでも経済学部の学生ですと言うと、そうだったねと笑ったのです、それでどんなチエがあるのと言うので、現地法人の社長を中国人、
韓国の法人は韓国人にして、幹部も8割りはその国の人にするのです、そうすれば利益が上がらない言いわけはできなくなります、利益の上がる再建策をしめせないなら融資は減、
らせばいいのです、
日本人がやっているので何癖をつけて金を引き出しているのです、文句を言われたら民間企業であり国の肩代わりで援助をやっているのではない、あくまでも利益を出して、それを、
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天命だとしたら仕方ありませんというと、これは一本とられたなと笑ったのです、今の事を踏まえて少しづつ改革してみようと言ったのです、若造が生意気な事言って申し訳ありま、
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