青春の群像(第2部)

青春の群像(第2部)101 山崎と事務次官の篠原を刑務所から呼んで、現金5000万と裏帳簿が見つかった事を話すと、観念したのか事の全容を話したのです、それによると、逮捕される前日に篠原

青春の群像(第2部)101

山崎と事務次官の篠原を刑務所から呼んで、現金5000万と裏帳簿が見つかった事を話すと、観念したのか事の全容を話したのです、それによると、逮捕される前日に篠原と会い逮捕され、

るのは時間の問題であり、篠原は役所を自分は富山建設を首になるだろう、贈収賄は2、3年の罪だから直ぐに出てこれる、その後に生きるために中央銀行から全額引き出して、裏帳簿と、

ともに明日の朝一でコインロッカーにいれ、

鍵を事務次官の自宅に送るように言われたのです、出所後に山分けすると言う事で、帳簿がこっちの手にある限りこの金の事は富山建設は喋らないはずだと言うので、自宅に帰り帳簿と、

預金通帳、印鑑を裏口から持ち出し、中央銀行となりのホテルに宿泊して、朝一で預金を卸し帳簿とコインロッカーに入れて、鍵を郵便局から篠原の家に送って、喫茶店で一休みして、

逃亡に見せかけて東京駅に行き拘束されたのです、

篠原が誰に預けたかは知りません、又帳簿の中に書いてある金の受け渡しは部下である財務部長が、ホテルで相手の秘書に現金でわたしている、これは、国会議員の地元の市町村の、

工事に便宜を計ってもらう為に渡したものだと供述したのです、篠原は鍵は部下の山川に渡してコインロッカーから取り出し、分らない場所に隠匿するように指示して、自宅、貸金庫、

はヤバイので、

実家の墓の骨壷が入れてある所に保管するように言いました、裏帳簿に書いてある私への裏金は、総て女と博打に使ったと言ったのです、どこかに隠しているに違いないが白状はしな、

かったのです、山川は私が引き上げて課長にしたのです、特別に分け前をやらなくても、将来をなくした私に気の毒がって、出所するまで大事にあずかると言つたのですと供述した、

のです、

赤石と言う男は２人とも知らないと言ったのです、検察の調べで多くの国会議員、秘書、役人が事情聴取をうけて、現金の受け渡しを特定された者は収賄として検察庁に送られたのです、

山川は事務次官から頼まれて実家の墓に隠して石打に行ったら、赤石が接触してきて、実家の墓に裏帳簿を隠しているだろう、マスコミに公表されたくなかったら500万を明日中にそろ、

えろと石打のゲレンデのレストランで言ったので、

しらばくれると、東京から後をつけて来た、墓の中を確認していたじゃないか、前から噂になっている政治家へばら撒いた金の帳簿が入っているはずだ、お前をつけている途中なので、

中はみていないが、これから行って確認しもいいぞと言うので、分かった金の受け渡しは別途指示すると言って、前田議員に連絡を取ったのです、篠原事務次官から何かあれば前田、

議員に連絡しろと言う指示だったのです、

連絡したら小山と言う知り合いを送るので、そいつが話しをつけるから大丈夫だと言ったのです、翌日あらわれたのでゲレンデのレストランで話をすると、受け渡し場所は林間コースの、

二つ目のカーブの所に林に下りる道があり、その先に小屋があるのでそこで受け渡すので今日の2時に１人で来るように言ってくれと言う事だったのです、あんたはそうそうにここを立ち、

さるのだといわれたのです、

それで急ぎ車に乗り東京へ帰ったのです、それきり赤石は現れないので話がついたと思ったのですが、この前死体が見つかったと聞いてビックリして前田議員に連絡したら、あれは事故、

だと言っていたのです、兄から実家を家宅捜索されたが、何も出てこなかったと言っていましたので安心していたのですがと言ったのです、さつそくその小屋を調べた結果タバコの吸殻、

から白波組の小山の血液型が一致し、

自宅に保管してあったクツの型と付着していた土が小屋の物と一致した為逮捕して、取調べが始まり前田から頼まれたと供述したので、前田を殺人教唆の疑いで逮捕して、収賄ともども、

取り調べに入ったのです、富山建設にも家宅捜索が入り多くの証拠品が押収されたのです、内閣は総辞職となり解散総選挙になったのですが、この不祥事で与党惨敗はさけられそうにな、

いとマスコミは報道していたのです、

とりあえずトンボで打ち上げをやる事になり真一、亜子、山本、田中が集まり、一件落着に乾杯したのです、山本が真一さんの推理は大当たりでしたね、隠し場所がお墓の中とは罰あた、

りの事をするもんですねと言ったのです、これで前田議員もお終いです、小山の供述では小屋で後頭部を殴り気絶させてあの場所の木に引っ掛けて雪を被せたそうです、凍死するように、

ヤッケは脱がして傍に置いたそうです、

瀕死の重傷では動く事もできなかったのでしょうと言ったのです、帳簿の中には山川の名前はなかったそうで、預かっただけですので不起訴処分になったそうです、総理の名前もなかっ、

たそうですが、何人かの与党議員が起訴されたので、責任を取ったと言う事だそうです、検察が真一さんを褒めまくっていたそうですよ、久保田刑事局長が真一君には手を出すなと言って、

いました、

検察は真一さんには接触はしないそうですし、直接何かを頼む事はないそうですと山本が言ったのです、これで政治家どもも少しはおとなしくなるでしょうが、ほとぼりが冷めたらまた、

穴からぞろぞろ這い出してきますよ、道路や橋等の公共事業がある限り不正はなくならないでしょうと山本がウイスキーをグイ飲みしたのです、真一がしかしヤクザとは乱暴な事をする、

もんだな簡単に人殺しをやるんだからと言ったのです、

なぜ長野県警はその小屋を調べなかったのと聞くと、あのカーブからは相当離れており、最初から事故だと思っていたんですよ、警察庁長官から長野本部長が初動捜査についてお目玉を、

食らったそうです、長野は冬山の事故の多い場所ですから、あんな事故にはなれていたんだと思いますと言ったのです、暫くして久保田が店に現れて、これで一連の事件が解決したよ、

相変わらず名推理だねと言って、

それではシャンパンで乾杯しょうとシャンパンを入れて乾杯したのです、あの5000万はどおなるのですかと聞くと、引き出した口座名義は架空口座なので、富山建設が会社の物だと言、

えば返却されるが、知らないと言えば、山崎の物となり返却されることになる、どうして手に入れたかは後は国税庁の管轄となるよ、篠原も隠し口座は白状していない、山崎も博打で、

儲けた金だとでも言うかもしれない、