青春の群像(第2部)100 山川は赤石と言う男は知らないと言っていますし、事務次官から預かったものはないと言っています、随分墓参りしていないので、墓参りついでにスキーに行ったと言っ


青春の群像(第2部)100


山川は赤石と言う男は知らないと言っていますし、事務次官から預かったものはないと言っています、随分墓参りしていないので、墓参りついでにスキーに行ったと言っており、毎年、

民宿の中田には逗留してスキーをしいると言っていますと言ったのです、そこに亜子が真奈美と洋子を連れてあら現れたので、ビールを注ぐと飲み干し、赤石が殺された事をニュース、

で知りました、


12月の前半に来たきりで顔は見ていません、洋子がビッグのネタをつかんだので、もうじき大金が入ると言っていましたが、毎回の事なので眉唾とおもっていたんですと言ったのです、

内容を聞くと、内容は言っいませんでしたが近々実家にかえると言っていました、実家は長野だと言っていましたが、殺された石打だったんですかと聞くので、そうなんだ、くしくも、

僕がバイトしている場所だよ、


ところでお父さんの件で赤石に脅迫はされていなかったと聞くと、真奈美が特段言っていませんでした、私達をゆすっても大して金にならないと思っていたのではないですか、もしゆす、

られていれば真一さんに真っ先にいいますよと言つたのです、念のためだが2人は石打に行った事はと聞くと、一度もありません、アリバイですかと聞くので関係者からは全員聞いて、

いるんだよと言ったのです、


亜子が富山選出の国会議員は関東連合の傘下にある白波組としたしいそうです、池袋を島内にしている組で麻薬、不法入国で何回か手入れを受けているそうです、ここの白波組長とは、

親しい間柄で、表立っては会つてはいませんが、隠れて会ているだろうと言う事です、高速道路の買収にも一役かったそうですと言うので、何をしたのと聞くと、買収地の地主との、

交渉をやったそうです、


石打の件を話しましたら、スキーの得意な組員がいるか、また今シーズンに石打あたりに行った奴はいないか調べるそうです、長野には塚田社長の知っている双葉会の傘下にある、

直江組と言うのがあるそうで、白波組員が行ったとすれば繁華街のクラブかスナックに顔を出しているはずなので、直ぐにわかると言っていましたと話したのです、事務次官と山川、

を繋ぐ証拠が出てこなければ逮捕は無理ですと山本が言ったのです、


赤石は殺されてしまったのだから、証拠品はまだ山川がもっているのだろう、こんどは山川を消しにかかるかもしれないと言うと、山川は刑事がマークしています、おいそれとは手は、

出せませんと山本が言ったのです、事務次官を調べれば金と帳簿を山川に渡した事を言うかもしれませんと山本が言うので、黙秘を通すかもしれませんね、それが出所後の唯一の頼り、

ですからと言ったのです、


金は富山建設が使途不明金処理していれば犯罪になりません、していなければ法人税違反くらいのもんです、富山建設が山崎を横領で告発しない限り犯罪にはなりませんし、事務次官、

は預かっただけですから、これも罪にはなりません、政治家へのばら撒きの帳簿がみつかれば別ですがと言ったのです、貸金庫や貸倉庫では見つかるおそれがあるし、自宅には隠して、

いないでしょう、


石打に隠したとなれば宿泊した民宿くらいですが、立ち寄った実家はどおですかねというと、山梨県警に連絡を取り山川の兄に聞いてもらいましたが、預かったものはないそうです、

自分でどこかに隠したかもしれませんが、任意で捜索してもらいます、拒否すれば殺人事件がからんでいますので令状を取ってもらいますと言ったのです、もし白波組がからんでい、

るとなれば、


国会議員を追い詰めることが出来るんですがと言うと、富山建設に流した情報は前回だけではないと思います、事務次官の財産はしらべましたが、今回の800万以外の隠し財産は見つ、

かっていません、架空名義か親族に預けているのなら見つけるのは難しいですねと言ったのです、しかたない引っ掛けましょう、事務次官をもう一度刑務所から引き出して事情聴取、

しください、


マスコミに中央銀行からの引き出しと裏帳簿を誰かに渡した疑いだと言えば、手に入れてなければ動き始めるでしょう、それで様子を見るしかありませんねと言ったのです、翌日は、

事務次官の事情聴取がはじまったのですが、完全に黙秘を通したのです、一旦刑務所に返し、マスコミにリークしたのです、新聞にはこの前の事件とは別に黒い霧が存在し、多数の、

政治家からみかと報道されたのです、


塚田が調べた結果、白波組の山城と言う小頭が12月頃に組員2人をつれて長野市内のクラブで目撃されていると言う情報をもたらしたので、刑事が聞き込みに回り、山川がいた時期に組、

員3人は石打の島田壮と言う民宿に宿泊していた事がわかり、任意の事情聴取をしましたが、ただスキーをしに行っただけだと言って、赤石とのかかわりを否定したのです、


真一がこれでこいつらを使って山川を消す事は出来ないだろう、さて、後は誰に頼むかだなと言ったのです、実家の家宅捜索でも現金と帳簿は見つからず山川と組員の確定的なアリバイ、

はでてこなかったのですが、赤石と接触した証拠も出てこず、捜査は暗証に乗り上げたのです、赤石が確定的な証拠を持っていない限り殺されることはなかったはずだが、どんな証拠、

をもっていたのだろう、


ひよっとして証拠は掴んでいなかったので、山川夫妻の後をつけていたのかもしれない、それで隠し場所を掴み石打で山川を脅迫した、山川は国会議員に連絡を取り、国会議員は白波、

組長に頼んで、組員が石打に行き赤石を殺害したという筋書きが成り立つ、とすれば、山川はあの日にどこかに隠した事になる、まだ捜索していない場所はどこだと考えて、立ち寄っ、

たのは実家だけだと言う事だから、


ヤツパリ実家のどこかと言う事になる、誰も開けてみない場所と言う事は、そういえば墓参りと言っていたな、墓の中とすれば骨壷のおいてある所だろう、誰か新しい親族が死なない限、

り、あけない場所だな、ここに違いないと言うと、山本がなる程、山梨県警も墓の中までは調べていないでしょう、さつそく手配しますと言うので、もし見つかってもリークしないで下、

さい、そこにあれば、


やつらも必死に行方を捜すでしょう、その内シッポを出すはずですと言ったのです、山本が了解しました、山梨県警に厳重に閑古令をしくように依頼します、帳簿があったとして、後は、

金の受け渡しですが、恐らく国会議員の秘書と山崎の部下が係わっているはずです、子飼をマークし下さいと頼んだのです、真一が推測したとおり、翌日の捜索で墓の中から現金5000万、

と裏帳簿が発見され、


帳簿には多くの政界の有力者と官僚に渡った現金の額と受け渡した日にちが書いてあつたのです、山梨県警本部長から本庁の久保田に連絡があり、検察が動き始めたのです、今回は総理、

といえど圧力はかけられないでしょうと山本が言ったのです、現金と帳簿を押収して、さつそく裏づけ捜査が始まったのです、一番額が大きいのは富山選出の前田議員で、総額1億円、

(現在の10億)渡された事になっています、


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