青春の群像(第2部)97 皆は夕方帰るでしょうが僕達は昼過ぎに特急にのりますと言うと、昼過ぎなら特急もすいているよと言って時刻表をみて、後30分で上野行きがくるよと言うので、スキー


青春の群像(第2部)97


皆は夕方帰るでしょうが僕達は昼過ぎに特急にのりますと言うと、昼過ぎなら特急もすいているよと言って時刻表をみて、後30分で上野行きがくるよと言うので、スキー道具は美樹の、

分も預かっていてくださいと言うと、いいよと言うので頼んで部屋に戻り用意をして下に降りると、叔母さんが竹皮に入れた弁当を渡し、電車で食べなさい、おにぎりに野沢菜が、

入っていますよ、


これは自家製の野沢菜だよ、お土産に持って帰ってとビニール袋を渡したのでありがとあと言ってリュックにしまい車に乗ると叔母さんが来週にと言うので、窓から手を振って駅に、

向かったのです駅に着くと、後10分できますと駅員が言うので、売店で蕎麦のお土産を買い、特急が来たので乗り込み、叔父さんに来週きますと手を振ったのです、中はガラ、ガラ、

にすいています、


美樹が皆は金曜の夜きて土、日曜楽しんで、日曜の夕方に帰るので来た時と同じラッシュになるのよと言ったのです、すげ~楽しかったよと言うと、うん、又くるねと言ったのです、

窓の外は真っ白な山々です、これでは昔は冬は閉じ込められて動けなかっただろうと言うと、上杉謙信は強い武将だったけど、この雪には勝てずに11月から4月までは兵は動かせず、

天下は取れなかったとお爺ちゃんが言っていたわと言うので、


どんな優れ者でも自然にはかなわないと言う訳だと言うと、おにぎり食べようと言うので、うん、と言って野沢菜と一緒に食べて美味しいねと喜んだのです、こんどは国境のトンネル、

を抜けると南国だっただよと言う間もなくトンネルに入りぬけると雪は何処にもありません、すげ~と声を出すと少し行くと高崎だよと言うので、何があるのと聞くと、お楽しみと、

言うので、


来る時は何も無かったなあと首を捻ると程なく高崎に着いたのです、窓を空けてと言うので開けると、沢山の弁当売りがいたのです、美樹が叔父さん釜飯二つにお茶と言って弁当を、

買ったのです、そうかさっきおにぎりを食べたのはこれを食べる為かというと、まだ入るでしょうと言うので、全然平気だよと笑ったのです、電車が走りだすと、さあ食べようと、

言うので包みを開けると、


お釜の中に五目御飯が入っています、これが高崎名物の釜飯かと言うと、食べ終わったら綺麗に洗って飾り物にもなるのよと言うので、なる程と言って食べるとこれもとても美味し、

いのです、美樹が真一と旅行すると太ってしまうわ、帰ったらダイエットしなくてはと言うので、そうか、僕と旅にでるとブタになるのかと言うと、こいつめと鼻をつまむので、

冗談だよ、


美樹は美人でスタイルもいいよと言うと、よく言ったこの釜飯も半分やろうと言うので、自分の分は食べ終わり、美樹の貰いこれは美味そうだ、ブウ、ブウと言って食べると美樹が、

大笑いしたのです、夕方には上野につくと民宿から美樹が電話していたので車が向かえにきており、車に乗り込み美樹の家に向かったのです、家に着くとメイド頭が出迎え、始めて、

のスキーはどうでしたと聞くので、


すげ~楽しかったよというと、どこもケガしていませんねと笑うので、先生の指導がいいからケガなんかしないよと言って居間に入ると、お母さんがお帰りと言ってどんな波乱万丈、

があったのときくので、美樹がそれは後のお楽しみと言うと、紅茶とクッキーを出したので、美樹がお土産に野沢菜と蕎麦を出すと、お爺様とお婆様が喜ぶわと言ったのです、


美樹が真一は来週から新宿と民宿でかけもちバイトする事になったのと言うので、まあ、働き者ですねと笑ったのです、そこに、お爺ちゃんとお婆ちゃんが現れてお帰り、どうだっ、

た始めてのスキーはと聞くので、美樹が直ぐに滑れるようになったのよと言うので、運動神経は発達しているんだ野球、水泳が得意なだけあるねと笑ったのです、お母さんがお土産、

だそうですと渡すと、


ありがとう上越の蕎麦はおいしいんだよと2人が喜んだのです、2人は紅茶を飲み、それでは夕食の時に今回の波乱万丈を聞こうと離れに戻っていったのです、お母さんが今日は、

泊っていきなさいと言うので、ハイと返事して部屋に行きベットに寝転んだのです、ウトウトしていると美樹がお風呂にはいってと言うので、風呂場に行きサツパリして居間に行、

くと、


お母さんが食事の用意ができましたよと言うので、皆でダイニングルームにいき、お爺ちゃんの祈りで乾杯して食事に入ったのです、お父さんと一郎は遅くなるとの事でした、美樹が、

真一がカエルになったんだよと、出来事を面白おかしく話して聞かせると、みんなが大笑いしたのです、お爺ちゃんが私達も一回は真一君がバイトしているのを見に行こうとお婆ちゃん、

に言うと、


そうですね、まだ元気なうちにいきましょうと言うので、美樹が2人ともスキーは上手なのよと言うので、天然のイワナを釣って待っていますよと言うと、美樹が帰る間際に15匹釣っ、

た事を話すと、それも楽しみだねと言ったのですが、コンドームの擬似エサの事は話さなかったのです、楽しく歓談して食事が終り、居間に移動して日本酒でお爺ちゃんと乾杯した、

のです、


シエフが塩辛とたらこ焼きを持ってきたので、お爺ちゃんがシエフに君も座って飲みなさいと言うので座り、乾杯して塩辛を食べると、カツオの塩辛です、東京にもあるんですねと言う、

と、お爺ちゃんがシエフの手作りだよと言うので、すご~い、シエフは何でも作れるんだと感心すると、大旦那様とイタリアにいた時にこれを作ったら、イタリアの外務大臣が大喜び、

していて、


材料を聞くのでカツオのはらわたですと言ったら、日本人は魚のはらわたも調理して食べるのかと驚いていたので、1瓶差し上げたらとてね喜んでいたんですよ、ワインにも合んですよ、

と言ったのです、お婆ちゃん、お母さんは美樹の話しを聞いて大盛り上がりしていたのです、お爺ちゃんが二時間で15匹も上げたそうだが、擬似エサは民宿の主人が作ったのと聞くので、


実は僕がコンドームを切って作ったのですと、小さな声で言うとなる程あれは薄くていい疑似餌になるよ、わしも作った事がある、アジ釣りにも有効だねと笑ったのです、シェフが真一、

さんがバイトすれば、イワナは買わなくていいので、大儲けですねと言うと、お爺ちゃんがなる程、魚もさばけるし一石二丁の使用人だね、今度はイワナ釣りで勝負と行こうと言うので、

ハイと返事したのです、


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