青春の群像(第2部)95 どんなレベルなんですかと聞くと、制限滑降中まわり(小・大まわりを含む)/中斜面、斜面設定の目安:200m×25m以内 シングルポール(マーカー)20本、合格標準タ


青春の群像(第2部)95


どんなレベルなんですかと聞くと、制限滑降中まわり(小・大まわりを含む)/中斜面、斜面設定の目安:200m×25m以内 シングルポール(マーカー)20本、合格標準タイム36.00秒、

以内が合格です、1本あたりのポール標準タイムは1.8秒以内とし、二走一採用します、中斜面とはこのスキー場の二番目です、ハラレルターンが出来ないとダメですよと言ったの、

です、


美樹がパラレルターンとは板を平行にしたままターンすると言う事よ、さっき滑ったとき真一は出来ていたよ、後はポールを20本を36秒で回りきる事だよと言うので、ポールは何処、

にあるのですかと聞くと、スキー場ではお客さんがいるので試験の時しか立てられませんので、目安を決めてポールがあるものとして練習するのです、後でどんな物か見せてあげ、

ますよと言うので、


お願いしますと言ったのです、資格を取って何するんですかと聞くので、民宿でバイトするとき資格を持っていればお客さんに教えられるではないですか、そうすればリピーターが、

増えて儲かるので叔父さん、叔母さんが喜びますよと言うと、なる程バイトでも報酬をもらうのだから、その民宿に貢献したいと言う訳ですね、バイトでそこまで考える人はいませ、

んよと言ったのです、


さてそろそろ行きますかと言うので、スキーをはいて二番目まで行くと、私がポールがあるものとして滑ります、なるべく小回りに滑るのです、スピードが出ますので、ブレーキの、

掛け方にコツがいります、まがる時には足首に力を入れバランスを崩さないように曲がるのですと言って、それでは行きますと言って滑り降りたのです、見ているとなる程小回りで、

上手い具合に滑っていきます、


美樹がすご~い、あれだと等間隔に曲がっているので、完全にポールを潜っているよと言うので、それでは試してみるよと滑り降りると、右足が下にある時は上手く行きますが逆の、

時は外に膨れてしまいます、中々足首に力がいるなと滑り降りると、山川が中々上手いではないですか谷回りは利き足ではないのでどうしても少しふけるのです、真一君は足腰が、

強いので、


少し練習すれば出来るようになります、今ので私が大体30秒というところで、真一君は40秒くらいですよと言ったのです、美樹と奥さんが滑って降りて来て、奥さんが昨日が始めて、

滑ったんですって、普通の人ならそこまで上達するには2シーズンくらいかかりますよと言うので、山川が昨日が始めてですかこれは驚いた何のスポーツをと聞くので、剣道と野球、

ですと言うと、


ひょっとして今回のリーグ戦で法政のキャッチャーをやっていた村上君と聞くので、そうですと言うと、それで腰肩周りがガッチリしているんだ、この体なら直ぐに上手くなります、

よと言ったのです、何回カチャレンジして今日はこの位にしょう、早急には体が覚えないからなと言って、2人にお礼を言ってゲレンデに戻ったのです、美樹が今度は右のコースに、

行こうと言うので、


ついて行くとゴンドラはなくゴンドラみたいなものに紐が垂らしてありスキーをつけたまま、手でぶら下がっています、おもしろ~いと言うと、あれにぶら下がって登るのよと言う、

ので美樹が捕まり登っていったので、真一も紐にぶら下がるとスキー板が横に広がり、段々大きくなり思わず紐を離すと横に滑り落ちたのです、美樹がケラ、ケラ笑っています、


そうかこの悪巧みだったのかと再び挑戦しましたが、又こけたのです、3回挑戦しても上手くいきません、人のやっているのを見ると、スキーの板の前を少し浮かしているのです、

そうか下につけるとこのスピードで横に開くのか、少し持ち上げて浮かせば開かないのかと、4回目に挑戦すると今度は上手く登れたのです、上まで行くとやっと来たねと笑って、

行くよと言って滑り降りたのです、


何回かやって下に降りると、美樹がカエルみたいだったねと真一がこけたのをマネをするので、やられてしもうたと笑い、色んな物があるんだねと感心したのです、そろそろ昼すぎ、

だからご飯食べようと言うので、レストランに入りメニューを見てカツライスを頼むと、美樹が私はラーメンでと注文したのです、コーラを頼み乾杯すると又ニヤ、ニヤしています、

又悪巧みなのと言うと、


知らん顔しています、お待ちどう様と料理が来たの見ると、紙みたいなカツでキャベツの多さが目立ちます、何だこのカッはと言うと、美樹が紙カツと言って、紙のように薄いのよ、

とケラケラ笑うので、まいったなあと言って食べると、一口でなくなります、後はキャベツだけです、美樹が店員にラーメンもう一つと頼んで、真一にもう一つ頼んだから食べて、

いいよと渡すので、


ゴチになりますと言って食べると、とても美味いので城田の食堂みたいだねと言ってツルツル食べると、ニコニコ笑っています、美樹も食べてここはこれが一番美味しいのよと言っ、

たのです、コーヒーを頼み、美樹にしてやられたよというと、ごめんねと言うので、いいんだよ、知らないと言う事はボケツを掘ると言う事だねと笑ったのです、暫く休憩して、

また滑ったのです、


山の日暮れは早いもんです、そろそろ帰ろうと言うと、クツを脱いでさつきのマメを見てみるわと言うので、クツを脱いで包帯をとるとマメは完全に潰れています、美樹が再び薬を、

塗って、痛くないと聞くので大丈夫だよ明日には治っているよと言って、クツを履いて、スキーの板を担ぎ民宿に帰ったのです、クツ、手袋、ヤッケをストーブの傍のハンガーに、

かけると、


お風呂が沸いていますよと叔母さんが言うので、部屋に戻り着替えて風呂に行き汗を流して戻ってくると、美樹がキズ口に薬をぬり、新しい包帯を巻いたのです、これで大丈夫だよ、

と言うので、サンキュと言ってコタツに入り寝転び、ハードだったけど大丈夫と言うと、さすがに疲れたわと言うので明日は滑るのはやめて、昼過ぎに東京にもどろうと言うと、

うんと返事したのです、


叔母さんがお茶を飲んでと入ってきたので、美樹が真一をここでバイトさせてもらえないか聞くと、それは助かるわ、でもバイト代は沢山だせないわと言うので、三食食べられれば、

いいんですよと言うと、少しは払いますよ、いつから来れるのと聞くので、土曜日の昼前までに来て、翌週の水曜日には東京に戻ります、又次ぎの土曜日に来ますと言うと、それで、

は電車賃がと言うので、


それは水、木、金のバイト先が往復だしますから、叔母さんは心配しなくていいですと言うと、そうですか、それならお願いしますねと言うので、叔父さんに聞かなくていいのと聞、

くと、土曜、日曜の夜が一番いそがしいの、その日だけでもいいからバイトしてくれる人いないかなと言っています、大喜びしますよと言うので、宜しくお願いします、美樹が手先、

器用ですから魚も三枚におろせますよと言うと、それはありがたいわと言ったのです、


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