青春の群像(第2部)
青春の群像(第2部)92 ほどなく大家の所に山本から連絡があり、今山崎を東京駅近辺で確保しました、電車で逃亡しょうとしたみたいです、現金50万もっていましたので大阪辺りに逃げて隠れ
青春の群像(第2部)92 ほどなく大家の所に山本から連絡があり、今山崎を東京駅近辺で確保しました、電車で逃亡しょうとしたみたいです、現金50万もっていましたので大阪辺りに逃げて隠れ
青春の群像(第2部)92
ほどなく大家の所に山本から連絡があり、今山崎を東京駅近辺で確保しました、電車で逃亡しょうとしたみたいです、現金50万もっていましたので大阪辺りに逃げて隠れるつもりだった、
のでしょう、これからじっくり締め上げますと言うと、電話を切ったのです、昨夜のうちに家を抜け出して逃げるつもりならどうして東京をうろうろしていたんだ、何をしていたんだろう、
と思ったのです、
事務次官の事はなにも言っていなかったと言う事は、事務次官はそのまま役所に出勤しているのか、山崎に何か言い逃れをする方法を教えたのかもしれないな、逃げ口上とすればなんだ、
と考えて、たとえば事務次官に金を借りていて、昨日借用書を用意して、それの返済金だとでも言つもりか、それなら堂々と返済すればいいではないか、そんな事が通用するはずがない、
何かもっと大事な事があり、
それをやってから逃げるつもりだったのか、会社から証拠物件を持ち出しどこかで処分していたのかも知れないとすれば、政治家へのばら撒き金の帳簿を処分したのすも知れないな、渡し、
た先を喋らなければ事務次官への賄賂だけになるので罪は軽くなると思ったのだろう、まあ、本人の自供をまつしかないか、さてもう一寝入りするかと横になったのです、夕方おきてさて、
何処で飯を食うかなと考えて、
久しぶりに渋谷の由美の店でオムレツでも食べるかと、アパートを出て渋谷に向かったのです、店に入ると由美が珍しい今日は学食でみかけなかったけどと言うので、僕の受ける講義は、
総て休講日だったんで、家でゴロゴロしていたんだよ、チーフオムレツにソーセージの盛り合わせと注文すると、夕飯を食べにきたのと言って隣に座ったのです、彼氏は出来たのと聞く、
と、
それがまだ出来ないのよ、そろそろモヤ、モヤする頃だからお願い師匠と言うので、まいったなあ、次ぎに来た時にしょう、昨日まで人助けで忙しく体調は今一なんだよと言うと、ふ~ん、
その女を助けて一発やったわけかと言うので、違うよ局長の頼みで捜査二課の手伝いをやっていたんだよと言うと、それで犯人は捕まったのと聞くので、ニュースを見ただろうと言うと、
あの富山建設の東京支店長の件と言うので、そうだよ、中々シッポを出さなくてやっと追い詰めたんだと言うと、まったく、警察は少しくらい自分で働けばいいのにとビールを飲み干した、
して、真一君は刑事ではないでしょうと言うので、そのなんだけど警察は動けない理由も多々あるのさと言うと、又危ない事をやっているんでしょう、ケガでもしたら美樹ちゃんが悲しむ、
わよと言ったのです、
チエを貸しているだけで暴力には係わっていないから大丈夫と言ったのです、高速道路の入札疑惑と言っていたけど、そんなに儲かるのと聞くので高速道路は1km53億円もかかるそうだ、
今回は富山から小松までの100km区間で総工費5300億円の内用地買収が1700億円残りの3700億円が建設だよ、入札は建設省が基準価格を決めて+-10%の中の一番低く価格を入れた者が、
落札するわけだ、
約700億の幅があることになる、これ以上安いと手抜き工事をやられるおそれがあるので除外して、高いのは予算オーバーと言う訳だよ、勿論最安値でも利益は出るようにんなっているが、
儲けが大きいにこした事はないだろう、そこで各業者はこの基準点の情報が欲しくなると言うわけだよ、受注できれば莫大な利益が出るので、10億や20億ばら撒いても得する事になる、
ので、
政治家が暗躍するわけだと言うと、すご~い、受ければ何百億と儲かるのか、だから不正はなくならないのかと由美が頷いたのです、よくその不正がわかったねと言うので、すべては、
金を受け渡す事から発覚するのさ、その受け渡した金の行方が分かれば御用と言う事だよと言うと、どうやっのと聞くので、誰かがどこかで受け渡すはずなので、色々網をはって待ち、
かまえるのさと言ったのです、
なる程根気のいる仕事だね、わかったわ今日は勘弁してあげる、次ぎはきっとだよと言うので、早くモヤ、モヤを消してくれる男を捜しなさいとビールを飲み干すと、捜しているんだ、
けどねえと笑ったのです、オムレツとソーセージを食べて相変わらず美味いと言ったのです、巻き寿司もありますと言って出すので、これは美味そうだと食べて、お腹一杯になっよ、
さてハイボールでも飲もうと注文したのです、
警察の厳しい取調べにも係わらず、山崎は黙秘をとおし続けたのです、拘留期間を延長して追求しましたが、黙秘を通して時間きれとなり検察庁に送ったのです、後は裁判による判断、
を待つ事になりますが、政治家へのばら撒きは山崎が黙秘を通したので判明せず、事務次官への贈賄で山崎を収賄で事務次官の遠山を検察庁に送り、2人は収監されたのです、
真一はこれを聞いてそうですか政治家へのばら撒きはヤッパリ判明しませんでしたか、山本が意外としぶとい奴ですよと言うので、それだけ黙秘するのは将来に希望があるからでしょう、
やはり、富山建設の社長が何かを約束しているのかも知れませんね、有罪になっても5年くらいでしょう、富山建設はこの一件だけですから、たいしてダメージは受けないのでしょう、
富山建設は国会議員の親族の不動産屋に資金援助する見返りに、儲けの半分を貰うのかもしれません、なんとしてもルートを変更させねばと言ったのです、山本が入札はやり直しに、
なるが、ルート変更は難しいと言っていますと言うので、迂回の件はダメですかと聞くと、建設費用は安くなるが設計変更しなければなり、その費用もかかるので結局今のルートが、
良いとの専門家の意見だそうですと言うので、
そうですか、山崎と事務次官でトカゲのシッポ切りと言うわけですかと言うと、局長はそれだけでも大成功だ、又チャンスもあるだろうと言っていました、とりあえずこの件は捜査、
打ち切りになるそうですと言ったのです、山本が引き続き私と田中には継続捜査しろとの事ですと言うので、これからどうしますと聞くと、富山建設の今までの受注を片っ端から、
調べてみます、
何か不正がみつかるはずですと言ったので、この受注は失敗しましたので、今度は違うところを狙うのではと言うと、半年の入札停止をくらいましたので、国の仕事には入札できません、
よと言うので、地方の仕事はと聞くとそれは大丈夫でしょうが、但し国の補助金が混じっているのは参加できませんが、この処分以前に受けいる仕事はやる事ができ来ます、潰れる事は、
ないと思いますと言うので、
買収の儲け半分も手に入れられるわけだ、20k*17億として340億円の半分170億は濡れ手に泡と言う事ですね、ばら撒いた分の損は取り戻せたと言うわけか、まあ、その内シッポを出す、
でしょう、気長にまちましょうと山本が言ったのです、山本と田中の努力にも係わらず新しい不正は捜せず秋が終りそろそろ冬の到来になり、12月になりスキー場開きのシーズンにな、
って来たのです、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます