青春の群像(第2部)89 その頃事務次官は遺跡があるとの事でもう一度ルートの調査をやるよう言われたので、そんな事実はありませんと答えると、総理に直接抗議があったそうだ、これは命


青春の群像(第2部)89


その頃事務次官は遺跡があるとの事でもう一度ルートの調査をやるよう言われたので、そんな事実はありませんと答えると、総理に直接抗議があったそうだ、これは命令だと言うので、

しぶ、しぶ、承知したのです、関係部署に指示してなるべく早く調査しろと言ったのです、山崎にこの一件をはなすと、まさか、不正入札がバレタのではと言うので、それは大丈夫だ、


しかし金の受け渡しがバレルとまずい、今日で最後にして暫くは、みんな接触しないようにしょうと言ったのです、山崎が残りの200万は今日段取りをつけますと電話を切ったのです、

銀行に電話をして現金200万をいつもの通り新宿のコインロッカーに入れて、鍵はホテルのフロントに預けてくれと頼んだのです、真奈美に電話をしていつものホテルに来るように、

指示して、


いつものとおりフロントから鍵をもらい、部屋で待っているように指示したのです、さつそく真一の指定した電話番号に電話すると山本が出て、真一さんの同僚です、直ちに伝えます、

鍵を貰ったら直ぐに張り付いている田中に言つて、一緒に新宿まで来てくだそい、私と真一さんと合流しましょうと言うので、鍵はフロントで貰う事になっています、山崎を部屋で、

まっていますかと聞くので、


その必要はありません、直ちに新宿に向かうのですと言うので、承知したのです、真奈美は夕方ホテルに行きフロントでチェクインすると、袋を渡すので受け取り、部屋に行くふりを、

して外にでて張り付いている田中の車に行き乗り込んだのです、鍵は受け取りましたと袋から取り出すと、新宿に向かいますと車を走らせたのです、程なく新宿に着き、真一達と合流、

して、


指定のコインロッカーの鍵を開けると中にバックがはいつており、中を確認すると100万の束が2個はいっており、やっぱりこれが最後だとまとめて渡すつもりだったんだと言って、

車に乗り洋子共々警視庁に向かったのです、取調べ室に入りイスに座りこれですと真奈美がバックをさしだしたのです、山本がよく決心してくれました、貴方達の知っている事を話、

してください調書を作成します、


作成したら自由です、後は裁判に証人として出廷する事になりますが、心配いりませんよ、貴方達の過去が公表されることもなく、マスコミにも貴方のは協力者ですから実名で報道、

しないように指導しますと言ったのです、真一も立会い総てを真奈美と洋子は話して、バックは証拠品として押収して、だれがコインロッカーにいれているか尋ねると、山崎の話し、

では、東都銀行の銀行員と言っいましたがと言うので、


田中達が東都銀行に向い、今日新宿のコインロッカーに現金いりのバックを入れた行員を特定して、警視庁に任意同行して話を聞く事にしたのです、その行員の話だと8ケ月前に山崎、

が銀行に来て支店長に毎月二回バックに50万の封筒を入れて、新宿のコインロッカーに預けて鍵を赤坂のホテルのフロントに預けるように頼んだのです、得意先なので引き受けたの、

ですと言うので、


なんに使う金だと言っていましたかと聞くと、自分の預金から払いだした金ですから、銀行は金の使途までは聞きませんよと言うので、その口座にはいくらくらい入いっているのです、

かと聞くとおよそ2000万くらいです、現金で持ち込みになり預金されたのです、他の銀行からうちに預金変えされたそうですと言うので、理由は何か言っていましたかと聞くと、対応、

が悪いので変えたと言っておられました、


それでその毎月のお頼みをサービスで引き受けたのですと話したので、他に山崎さんか富山建設の口座はと聞くと、ありませんと答えたのですが、泳いだ目つきを山本が見逃すはず、

はありません、嘘を言わない方が身の為ですよ、他に隠し口座があるでしょうと畳みかけると、私は知りませんと言うので、なんなら家宅捜索令状をとり支店を調べましょうか、そう、

なると、


銀行の信用は丸つぶれですよと脅かすと、電話を貸してくださいと言うので貸すと、支店長に事情をはなして山本に電話を代わったのです、公表しないと言う約束してくれるなら総て、

の口座を警察に知らせますと言うので、わかりました、資料をコピーしてそれを持ち警視庁まで来てくださいと言うと、直ぐにお伺いしますと電話を切ったのです、他に富山建設、

あるいは山崎の事で知っている事はと聞くと、


私の口からは申し上げられません、支店長に直接聞いてくださいと口を閉ざしたのです、それでは今日は帰ってもいいですよ、又来てもらうかもしれませんので、東京から離れては、

いけませんよと言うと解放したのです、真奈美と洋子の事情聴取も終り、応接室に田中が案内したので真一とともに行きイスに座ると、捜査2課長と管理官が来て、真一さん今回も、

ご苦労様でしたと前に座ったのです、


管理官が真奈美さん、洋子さんよく証言してくれました、決して悪いようにはしませんよ、今回は大変な災難に見舞われてお気の毒でしたと言うと、真一さんのお陰で吹っ切れました、

今回のご配慮感謝しますと頭を下げたのです、それでは支店長の取り調べは管理官にまかせましょう、富山建設の裏金の実態が分るかもしれませんねと言うと、多分多くの裏金を作り、

政治家あたりにばら撒いているのでしょうと言ったのです、


それでは真奈美さん、洋子帰りましょうかと言うと、田中が新宿まで送りますと言うので警視庁を出て車に乗り込み、新宿に戻り小料理屋に行ったのです、それではとビールを頼み3人、

で乾杯すると、2人が美味しい、災いがなくなるとこんなにお酒は美味しいんですねと喜んでいたのです、そのころ山崎はホテルの部屋でワインを飲んで真奈美をまっていたのです、


部屋に秘書から電話がかかって来て、至急東都銀行の支店長が連絡が欲しいとの事ですと言うので、わかったと言って電話を切り、支店長に電話すると刑事が来て担当を警察につれて、

行き、毎月新宿のコインロッカーに現金をいれている事が発覚しました、どうやら今日入れた金は警察に押収されたようです、警察に呼ばれましたので、これから行きますと言うので、

隠し口座を感ずかれたのかと聞くと、


そうです、教えないなら強制捜査に入ると言われました、強制捜査が入ると大変です、頭取の指示で全部警察に教える事になりましたと言うので、よせ、そんな事したらわしはどうな、

るんだと怒鳴ると、ガチャンと電話は切れたのです、真奈美の家に電話しましたが、誰もでません、事務次官に連絡しましたが建設省はでましたと言うので、今日はと聞くと、銀座に

出ると思うんですがと秘書が言うので電話を切り銀座に向かったのです、


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