青春の群像(第2部)83 成るほどあのお客が前に来て英語でまくし立てられて、いつもシャンパンを入れられるのではと怯えていたよ、入店はしないよ言ったら安心していたわと言ったのです、


青春の群像(第2部)83


成るほどあのお客が前に来て英語でまくし立てられて、いつもシャンパンを入れられるのではと怯えていたよ、入店はしないよ言ったら安心していたわと言ったのです、真一さんも喋れ、

るのねと言うので、ほんの少しだけだよ、ちょっとだけ美樹に特訓させられたんだよ、中々厳しいんだよと言うと、山本が真一君の一番苦手なのは美樹さんですねと笑ったのです、そうだ、

警部に昇進したそうでおめでとうございます、


ママシャンパンでお祝いしょう、局長の払いだけどと言うと、ハイと言つて栓を抜き皆で乾杯したのです、山本が卒業したらキリアで警視庁にはいればどうですかと言うと、そうすると、

直ぐに現場は出来なくなるので面白くありませんよと言うと、うちの管理官はそれが望みですよ、出世したがらないのは真一君くらいのもんですと言ったのです、デスクワークは苦手な、

んですよとシャンパンを飲み干したのです、


山本さんも頑張れば警視になれますよ、警視になれば退職金と年金が随分違うでしょうと言うと、女房がそれを期待してまいっているんですと笑ったのです、淑子が私は愛人でいいから、

真一君の愛人にしてと言うので、まだ、学生だよ愛人手当てを出せる身分ではないよと言うと、卒業するまでは貢よと言ったのです、まだ先の事だよ淑子ちゃんはいい女だから、直ぐに、

稼ぐ男が見つかるよと笑ったのです、


色々歓談して、こんどは本当に帰りますと店を出て車でアパートに戻ったのです、翌日は店が終るとパールに行きママに事の次第を話して、知らん顔していて欲しいと頼むと承知して、

マスターキーを渡したので受け取ったのです、真奈美はアフターにいったわ、彼女は東北の生まれで年老いた両親と弟がいて、弟は学生らしいは、仕送りをしているんでしよう、いい、

娘なんだけど、


女の身ではそうするしかなかったのかしらと、水割りをグイ飲みしたのです、悪いようにはしませんから安心してくださいと言うと、お願いします、彼女が刑務所にでも入る事になる、

と、家族は崩壊してしまうわと言ったのです、その山崎と言う人物はと聞くと、建設会社の常務ですから、上の命令には逆らえませんよ、こんな場合は社長は手を汚さないのが普通で、

すからね、


私が見たところでは、そんなに悪人には見えませんし、ここにはあんまり出入りしませんよ、彼女のノルマが達成できなくなると、助っ人に来るくらいです、もつとも旦那が度々出入り、

すれば、真奈美ちゃんもやりにくいでしょうと言ったのです、他にもスポンサーのいる娘は沢山いますが、殆んどは出入りしていません、この世界はそんなもんですよとママが言ったの、

です、


真一に素人を手伝わせるのはまずいですよ、私の子飼を手伝わせましょう、口は堅いので絶対に裏切りませんが、秘密を永続に共用するなら一回は体の関係が必要です、勿論美樹ちゃん、

から真一さんを奪うような娘ではありませんと言い、ロッカーを探るのは素人では無理ですよと言ったのです、しかし、その娘が私はと関係してもいいと言うかわからないでしょうと言、

うと、


大丈夫ですよ、何回が真一さんを見ていますし、タイプだと言っていましたからと言ったのです、気が進まないならいいんですよ、と笑ったのです、暫く考えて、覚悟するかと言って、

わかりました、リスクを避けては物事は成功しないですねと言うと、そんなに大げさに考えないで大丈夫と言って、席を立ちその女の娘を向かえに行ったのです、席につき亜子と言いま、

すと名刺を出すので、


宜しくと言うと、ママから聞きました喜んでお手伝いしますと言うので、ママが水割りを作り、乾杯して同志ですねと笑ったのです、それではお2人はミッションの打ち合わせをしなさい、

と言うと、亜子が着替えてきますと席をたったのです、まいったなあ、すげ~美人ではないのと言うと、真奈美とも親しい娘ですが、絶対にリークはしないですよ、安心して色々頼むと、

いいわと言ったのです、


店を出て何が食べたいと聞くと、お寿司が食べたいわと言うので、いい店知っていると聞くと、江戸寿司と言う安くて美味しいところがありますと言うので、すし屋のノレンを潜り小上、

がりに上がったのです、日本酒で乾杯して、お任せでと寿司の注文をしたのです、それで何をすればと聞くので、段取りを話すと、分かったわと言うので、ロッカーのマスターキーを、

渡したのです、


でも相手は誰かしら、特に親しくしている人はいないは、私は休みの時に食事をするくらいよと言うので、スポンサーが山崎と言う男らしいがと言うと、知っているわ、何回か席につい、

た事があるわと言ったのです、真奈美はどの位お客ももっているのと聞くと、そうね20組くらいがメイン客で、たまに来る客も何人かいるよと言ったのです、寿司が来たのでつまむと、

なるほど中々ネタがいいねと言うと、


そうでしょうと喜んで食べたのです、私の事はきかないのと言うので、何をと言うと、普通同志なら色々聞くでしょうと言うので、いや、知らないほうがいいと言う事もあるよ、僕の、

事はママがすべて知っているよ、聞けばなんでも教えてくれるよと言うと、成るほど私を信頼しくれるわけだと言うので、もし亜子が僕を裏切る事になっても恨みはしないよ、こんな、

事を頼む方がおかしいんだよ、


まあ、知らない相手に泥棒を頼むようなもんだからねと笑うと、でも、同志なんだから私の事を知っておいて、私は北海道サツポロの生まれで、天蓋孤独なの赤ちゃんの時施設の門前、

に捨てられていたの、中学卒業すると東京に出てきて、世田谷の会社の社長宅お手伝いとして住み込んで働く事になったの、そこから高校に通わて貰ったの、高校を卒業した頃だっわ、

そこの旦那さんに犯されたのよ、


勿論バージンではなかったけど、悔しくて家を出たの、でも住む所もなくキャバレーで年齢を誤魔化して働きだし、友達の所に泊めもらっていたけど、保証人になってもらってアパート、

も借りたのよ、暫くして店の客だった日本興業の若頭に部屋に連れ込まれてレイブされ、売春を強要されたのよ、隙をみ逃げ出してパールに入ったの、ヤクザが追いかけて来たけどママ、

が旦那さんに話しをして、


日本興業の若頭に話しをつけてくれたのよ、それからは付きまとわなくなったの、だから、ママには凄く恩義があるのと言うので、いくら恩義があってもこの話は無理に引き受け、

なくていいんだよと言うと、いえ、真一さんは日本興業の若頭を刑務所に入れてくれたわ、感謝しているの、だから手伝わせて、私の体は汚れているので抱いてくれなくてもいいわ、

と言うので、


見ると目に涙がうるんでいます、ハンカチを渡して過去の事は僕らにとって関係ない事だよ、何も辛い事は話さなくていいんだよと言うと、ママが言ったとおり真一さんは優しいの、

ねと言うので、普通なんではと酒を飲み干すと、涙を拭いて酌をしたので飲み乾し、お猪口を渡して酌をすると飲み干し、美味しいと言うので、もう少し飲もうとお銚子を頼んだの、

です、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る