青春の群像(第2部)68 暫くすると2人の男の襟首をつかんで、真一さんこの2人が表であんたを見張っていましたが、と言うのでお前はさつきの京香の元彼ではないかと言って、この人がさつき


青春の群像(第2部)68


暫くすると2人の男の襟首をつかんで、真一さんこの2人が表であんたを見張っていましたが、と言うのでお前はさつきの京香の元彼ではないかと言って、この人がさつき話した八坂組の、

若頭とその舎弟だよ、うそだと思ったのかと笑うと、舎弟がコンクリート詰めて東京湾にでも沈めますかと言うと、2人が勘弁して下さいもう二度と京香には近付きませんと言うので、

若頭勘弁してやってくださいと言うと、


今回は特別にみのがしてやる、今度新宿で顔を見たらタダでは済まんぞと言って表に放り出したのです、女将さん騒がせて寸ませんと若頭が言って店を出ようとするので、まあ席に座、

って下さいと言うと、いいんですかと言うので、この前のお礼ですとグラスを頼み3人に酒を注いだのです、ゴチになりますと酒を飲み干したので、女将適当にツマミをと頼んだのです、


岬が今月店を開きましたと名刺を若頭にだすと、こんないい用心棒を雇になってよかったですねと言うと、ハイ、とても助かっていますと3人に酌をしたのです、若頭が事件が解決して、

よかったですね、お陰で新宿の街も平和になりましたと言うので、若頭が調べてくれたお陰ですよと言うと、久保田刑事局長の匿名捜査員だそうでと笑うので、知り合いなだけですよ、

と言ったのです、


岬がお陰様で父も喜んでいる事でしょうと言うと、私達も少しはお国の為にやく立つて喜んでいますといって、舎弟が姉さんから電話がかかって来て、真一さんの頼みと聞いて若頭が、

大喜びしてかけつけたと言うわけですと言うので、お楽しみ中すみません、今回のような事はどうしても若頭の力が必要だったのですと言うと、真一さんの人助けの手伝いならいつで、

も駆けつけますよと言ったのです、


女将がこんな物しかありませんがと、イワシのまる干し、アジの叩き、高菜漬け、明太子をだすので、若頭が酒の肴には最高ですよと言うと、女将がこれからも是非店に来てくださいと、

言うと、ありがとう御座いますと言ったのです、暫くして若頭は立ちあがり、ご馳走になりました、私のかみさんの店にも顔をだしてくださいと店を出ていったのです、いい人ねと岬が、

言うので、


昔かたぎのヤクザですよと言うと、あの若頭も真一君の事が大好きみたいね、私もだよと酌をするので、ありがとうと返杯したのです、夜の女には色々わけありの人が多いのよ、これ、

からも、助けてあげてと笑つたのです、女将が少しもヤクザに見えない人ですねと言うので、あの人は終戦間近は大学生で学徒出陣で特攻隊員だったそうなんですと言うと、それで何、

となくインテリぽいと思ったんですよと女将が言ったのです、


真一がしかし腑に落ちないなあと酒飲み干すと、何がとママが聞くので、八坂組の若頭の知り合いだと言ったのだから、普通は逃げたるはずだか、後をつけたのは何故だと言うと、

確めたかったのではと言うので、こんな夜中に確められるはずがない、それに何故京香と同棲せず別にアパートを借りているのだ、ヒモなら一緒に住んでいてもいいと思うが、何か、

おかしい、


京香はたいして金は渡していなかったんだろう、パチンコや競馬で生活できるはずがない、とすれば、麻薬の売人か運び屋でもやっていたのかも、自分のアパートに麻薬を隠しておく、

のは危険だから、京香のマンションに隠しているのか、いきなりの出来事で持ち出す事ができなかったので、僕が家にかえるのを確めて、京香の家にもどり物を運び出すつもりだった、

としたら、


つじつまが合うな、若頭に脅かされたのだから持ち出しは急がなければならない、鍵は取り返したが合鍵をもっている可能性もあるな、京香が危ないと言うと、電話を借りて京香に、

電話したのです、京香が出たので事情を話し、奴の持ち物はと聞くと何もないとの事である、泊ることもあったが金をせびると、私を抱いて終ると帰えるのだと言ったのです、麻薬、

の事は聞いた事がないとの事だったのです、


隠すとすれば冷蔵庫の中だなと言って、調べるように言うと、わかりましたと調べに行って、暫くして冷凍庫の下にビニールに包んだ物があると言うので、どんなものと聞くと病院、

のクスリみたいに、小さな袋に白い粉がはいっています、全部で50個くらいすありますが、これが麻薬でしょうかと言うので、それに見覚えはと聞くと、いいえありません、冷蔵庫、

をあけても、


あんな処はみないので気づきませんでしたと言うので、今行くので誰が来ても鍵を開けてはダメだよ、もし鍵を開けようとする奴がいたら、警察に電話するわよと脅かしてくれる、

寝入った頃に侵入しようとするはずだから、部屋の電気は外から分るように点けておいてと言って、今から行ってくると店を出て京香のマンションに向かったのです、京香にこの、

マンションに友達の亜紀が住んでいるのを奴は知っているのと聞くと、


亜紀に迷惑がかかるといけないから話していませんと言うので、それでは暫く亜紀の部屋にいて、ここには戻らないようにしてくれると言って、荷物をもち亜紀の部屋に行ったの、

です、亜紀に訳を話し当分ここに住まわせるように言うと、承知したので、ブツをもち小料理屋に戻ったのです、これが麻薬かどうかは僕で分らないな、若頭ならわかるだろう、


ママは先に帰っていてと言って、若頭のかみさんの店に行ったのです、かみさんがどうしたんですかと聞くので、若頭の居場所を聞くと店にいると席に案内したのです、若頭に訳を、

話してビニール袋を渡すと、匂いを嗅いで、少しなめて、これは上物のヘロインですよと言うので、日本興業への麻薬の密売が発覚したので、日本興業の密売組織を卸し元がその、

まま使って続けているんでしょう、


卸し元は摘発されていませんからねと言うと、台湾マフイアか広東マフイヤかいずれかだなと若頭が言ったのです、奴等はその密売人ですよと言うと、これからどうするんですか、

と聞くので、あいつらみたいなザコを捕まえても意味がありません、ブツがなくなったんですから、奴等は口封じに殺されるかもしれませんと言うと、それでは今何処にいるか、

捜してみましょうと言って、


全員をかり出して行方を調べろ、特徴はわかっているなと若頭が言うと、ヘイ良く覚えていますと配下は外に出ていったのです、直ぐにわかりますよ、しかし、良く気がつきました、

ね、刑事顔負けですよと言って、一杯飲んで待ちましょうと言うので、トカレフと弾を弾倉分貸してくれませんかと言うと、何をするつもりですかと言うので、弾を抜き薬きょうだ、

けにして脅かすんですと言うと、

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