青春の群像(第2部)61 まつたくここの監視員は海の恐さを知らないのだろうと言って、氷でも買ってこよう何がいいと言うと、イチゴでいいよと言うので氷イチゴ二つと言うと、バイトの女の


青春の群像(第2部)61


まつたくここの監視員は海の恐さを知らないのだろうと言って、氷でも買ってこよう何がいいと言うと、イチゴでいいよと言うので氷イチゴ二つと言うと、バイトの女の子がさつきは、

すみません、うちの監視員が良くみていなかつたんですよと言うので、よし、これを食べたらブイの所で溺れるふりをしたら、助けに来るか試してみよう、よく見ていてと笑い、言っ、

てはダメだよと言うと、


ハイと返事したのです、美樹の所に帰り氷イチゴを渡すと、冷たくて気持いいと言つて喜んだのです、食べ終わるとあの監視員達を試してくるよと言うと、何をするのと聞くのでブイ、

の所で溺れたふりをして助けにくるか試すんだよと言うと、まつたく、意地悪なんだからと言うので、人の命を預かっているんだ、あんな気持では今に事故がおきるよ、救助の何たる、

か教えてやるんだよと笑ったのです、


もう一度ブイまで泳いでいき、近くで浮いたり沈んだりしていると、やっと気ずいたみたいで監視員が溺れているぞと言うと、救助版をもって泳ぎだし、前から近づくので首にしがみ、

つくとはずそうとしもがいたのです、下に沈み手を放すと、慌てて水面に泳いでいったので、再び水面に顔を出すと、逃げようとするので再び前から抱きつくと、パニツクになったの、

です、


水面に浮かびあがらせると手をバタバタしてパニクッタので、前から近付くと抱きついたので、一緒に潜り息を止めて待っていると息が苦しくなり手を放したので、自分も浮きあがる、

と抱きつこうとするので、後ろに回り首を掴んで頭を海水につけると浮かんで、息が吸えることが分り、おとなしくなったので、救助板と男を引いて陸地に向かうい、せの立つところ、

でもう大丈夫だよと手を放すと、


ぽか~んとしています、さつきのリーダが何があったのですかと聞くので、救助の見本をみせたのさ、今監視しているペアを除いてこっちにと言って、事務所に行き、貴方達はライフ、

セーバの資格はと聞くと、私は持っていますと言うので、ちゃんと教えなければダメですよ、まず溺れている人がいたら、決して前から近付いてはいけない、必ず抱きつかれて自分も、

溺れてしまうんだよ、


必ず後ろから近付き、首をこうもって頭を水につければ、頭におおくの浮力がかかるので、簡単浮かせる事ができるわけだ、息が出来る事がわかれば、おとなしくなるのでそのまま足、

の届くところへ引いていく、不幸にして抱きつかれた場合は一杯に空気を吸って、一緒にに潜り相手の息が苦しくなるまで我慢すれば、息が出来ないので必ず手をはなすので、離れた、

場所に浮き上がり後ろへ回ると言うわけです、


これが救助の基本です、貴方は習ったでしょう、貴方達はバイトといえど人の命を預かっているのですよと話すと、さつきの監視員がよくわかりました、どんなに泳げる者でもパニクル、

とああ、なってしまうんですねと言うので、そのとおりです、救助員は絶えず冷静さを保たなければなりません、後の人口呼吸のやり方、水の吐かせかたはリーダに習ってくださいと、

言うと、


リーダがかえすがえすも申し訳ありません、出来る限り救助の訓練をやって、事故のないように心がけますと言うので、さつきの男に、訓練に使って申し訳なかったと頭を下げると、

いいえ、大変為になりました、でも鼻から海水が入ると参りますねと笑たのです、リーダにそれではサインをしましょうかと言うと、ノートを出したのでサインをして渡したの、

です


皆が欲しいと言うので、それぞれにサインをして渡したのです、美樹の所に帰ると、しかし、溺れるふりも上手ねと言って、海の家の女の子が氷イチゴを持ってきて、大変為になり、

ましたと言って、サービスだと置いていったわよと言うので、大儲けだねと笑ったのです、しかし、真一といると色んな事が起きるのねと言って、お土産話が一杯できそうと大喜び、

したのです、


そろそろ帰ろうと日傘と浮き袋を返しに行くと、さつきの女の子がノートを出して私にもと言うので、サインをして渡すと、可愛いボールですね、私の宝にしますと言うので、価値は、

でないよと笑つたのです、叔母さんの家へもどると、楽しかったと聞くので、美樹がさつきの出来事を面白おかしく話すと、叔父さんがさすが真一君だと大笑いしたのです、クーラー、

ボックスを持って駅に行くと、


又来年もおいでまっているよと言うので、ハイと返事してジーゼルカーに乗り込み手を振って別れたのです、城田駅に着き自転車にクーラーボックスを載せて家に戻ると、お袋がどう、

だったと聞くので、蓋をあけてみせると、凄いね今日はおかず代が儲かったわと大喜びしたのです、明日かから1泊で串間の叔父さんの所に行ってくるよと言うと、1泊では返してくれ、

ないよ、


2泊してきなさいと言うので、わかったと返事したのです、みんなが帰って来てテーブルに載っている海鮮盛りをみて、これはご馳走だと喜んだのです、2人は沢山食べて来たのでしょう、

とカレーを出すので、美樹がありがとう御座いますと言うと、田舎料理が口に合うかしらと笑うので、美樹が一口食べて、真一君のアパートで食べました、美味しいカレーですよと言う、

ので有難とうとお袋が言ったのです、


食事が終り、お袋が一杯泳げたのと聞くので、美樹が出来ごとを話すと、そんな事をしてよく町役場の人に怒られなかったわねと言うので、あのままにしておくとこの夏の間に絶対事故、

が起きるよ、田舎の人は全部の人が泳げると思っているんだよ、東京ではプールの監視員がしっかり見張っていなかったとして、警察に逮捕された事件もあったんだよ、水の恐さを知ら、

ないと事故が起きるんだよと言うと、


そうか真ちゃんはお父さんに小さい頃海に突き落とされので、恐さを知っているんだと笑うので、今でもあの時の事は覚えているよ、鼻から海水が入り死ぬ思いをしたんだぞと言うと、

この辺は海や川が遊び場だから、小さい頃から泳げるようにして、事故にあわないようにとの親心だよと、親父が焼酎をグイ飲みすると、しかし、ライオンではないんだから乱暴すぎ、

るよと言うと、


お陰でカッパと言われるくらい、泳ぎがうまくなったろうと笑うので、親父も小さい頃お爺ちゃんにやられたのと聞くと、ああ、死ぬ思いをしたなあと言うので、そうか僕の同級生も、

事故にあった奴はいないなと頷き、美樹はと聞くと、お姉ちゃんが女の子にはやらないのよと笑つたのです、美樹がそういえば、お兄ちゃんもお父さんにやられたと言っいたわといっ、

たのです、


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