青春の群像(第2部)60 翌日は大堂津の叔父さんの所にいこうと言うと、お袋が今日のおかずはお願いねと言うので、まかしておいて言って自転車に乗り駅に行きジーゼルカーに乗ったのです、


青春の群像(第2部)60


翌日は大堂津の叔父さんの所にいこうと言うと、お袋が今日のおかずはお願いねと言うので、まかしておいて言って自転車に乗り駅に行きジーゼルカーに乗ったのです、美樹が都会と、

同じで汽車はいなくなっのと聞くので、ほとんどがジーゼルで毎日2本くらいが蒸気機関車だよと言うと、載ってみたいわと言うので明日に串間の叔父さん処に行くから、機関車に乗、

ろう、


午前中に1本午後に1本運行しているそうだと言ったのです、大堂津駅に着き歩いて港に行くと、叔父さんが網の手入れをしているので、傍に行くと、やあ帰って来たか待っていたよ、

と言うので、荷物を置いてきますと叔母さんの所に行くと、いつ帰ってくるかと待っていたのよと言うので、今から漁に行ってきますと言って、道具をもって港に行き、船に乗った、

のです、


船は港を出て疾走したのです、今日の漁と聞くとカツオの群れに会わなかったので不漁だったよ、真一君が来たので又出会うだろうと言うので、美樹が楽しみと言つたのです、この、

辺がいいだろうと言うので、いつもの通りロールにし掛けをつけて投げ入れ、底についたので少し引き揚げたのです、美樹が麦茶をついだので飲み干して冷たくて美味いと言うと、

鈴がリン、リンとなったので、


少しまってもう一度なったので横に引くとかかったみたいです、ゆっくり巻き上げると大きな手ごたえです、多分クロダイだなと言ってタグり寄せると、海面に姿が見えたのでたる、

まないように撒くと、叔父さんがタモですくうと、25cmの黒鯛にアジ3匹がかかつていたのです、相変わらず名人だなと叔父さんが笑い、黒鯛をとアジ2匹を船倉のイケスにいれて、

アジの1匹をサシミにして、


皿に醤油をたらして出したので美樹と食べて、相変わらず美味いと言うと、美樹がほんとうに美味いねと喜んだのです、2時間で黒鯛5匹にアジ15匹を釣り上げた処で、潮目が変わった、

みたいで、あたりがなくなつたので、叔父さんが移動しょうと言うので、叔父さんあの遠くの右側は海鳥ではと指さすと、間違いないカモメの群れだ、カツオがイワシを追いかけている、

のだろうと言って、


エンジンをふるパワーにして向かつたのです、海域に行くと沢山のカツオとシビが群れています、すかさず叔父さんとロールをいれて、一つを美樹に渡したのです、入れ食い状態で、

次々とカツオがかかり、真一は美樹の釣ったカツオをハリからはずし、自分も一緒に釣っているので、大忙しです、30分くらいすると回遊していったみたいです、し掛けを上げて、

船の上をみると沢山の、


カツオとシビがころがっていたのです、数えて船倉のイケスに入れると、カツオが35匹、シビが12匹ありました、叔父さんがヤッパリ真一君は運がいいと大喜びしたのです、それでは、

港に帰ろうと言って、大量旗をなびかせて港に向かい、叔父さんが市場に大漁だと連絡したのです、港に着くと市場の人と漁師が集まってきて、イケスから魚を網ですくい、血抜きを、

して、


氷箱にいれて市場にはこんだのです、組合長が今からセリをやるぞと言うと、職員が連絡する大勢の仲買人が集まり、セリが始まるとあっと言うまにセリ落とされたのです、組合長が、

今日も水揚げが少なかったので助かったよ、これで旅館や食堂、小売の魚屋は胸をなで降ろしただろう、しかし、真一君は運がいいなと笑ったのです、今日食べる分と持って帰る分を、

叔父さんの車にのて家に向かったのです、


家に帰ると沢山の魚をみて、今日も大漁だったのと叔母さんが言うと、叔父さんが何と一週間分釣れたぞと言うので、まさに真一様、仏様だねと笑ったのです、叔父さんに売れた物は、

油代にしてくださいと言う、いつもすまんなと叔母さんにお金を渡したのです、叔母さんがありがとうと受け取り、それでは、刺し盛りでお昼をたべましょう、近所にもおすそ分けし、

ますよと嬉しそうです、


叔父さんがビールを出して、2人に注ぐので乾杯して飲み干し、これはたまりませんねと言ったのです、叔父さんが2人とも元気そうだね、東京はどうだねと聞くので、美樹が近況を、

話したのです、リーグ戦の事はニュースで見たよ、みんな大喜びだったよと言ったのです、叔母さんが出来ましたよと刺し盛りをテーブルに並べて、ご飯をよそい渡したので、箸をつ、

けると、


美樹があの病院で食べたオツオだわ、何だか元気がでるねと大喜びしたのです、叔母さんが帰って来て、近所の人が喜んでいたわと言って、カツオを食べていつ食べても美味しいねと、

言ったのです、いつもの通り血抜きをしクーラーボックスに入れておくので、昼飯を食べて一休みしたら泳ぎでもいっておいでと言ったのです、暫くしてもう入りませんよと言うと、

美樹もお腹一杯になりましたと言ったのです、


一休みしてとなりの海水浴場に美樹と行って、日傘と浮き袋を借りて、美樹を浮き袋に乗せて海に入ったのです、関東の海とは色が違うね、ヤツパリ綺麗な海だわと喜んでいます、

それではあのブイまで行ってくると言って真一は泳ぎだしたのです、美樹が相変わらずカッパだわと感心しています、ブイを折り返していると、途中で浮き袋に捕まった女の子が、

ベソをかいています、


真一が近付いて、ここは背長けより深いよ、お兄ちゃんが引いてあげると、浮き袋の紐を掴み陸地の方に引っ張っていき、ここは大丈夫だよと言うと、お母さんが走ってきたので、

女の子が泣き出したのです、ごめん、ごめん、恐かったでしょうと抱きかかえるので、ダメですよ今は引き潮ですから、直ぐに沖に流されますよと言うと、済みませんあんなに、

流されるとは思いもしませんでした、


監視員に知らせたのですが、溺れていないと言つたのですと言うので、まだ小学せいでしょう、あんな所に浮き袋があればおかしいと思うはずだがと言って、監視台に行きさつきの、

女の子は流されていたんだよ、何で気がつかないんだ、監視員の役目がなっていないではないかと言うと、溺れてはいませんでしたよと言うので、溺れていなくても、あの場所は2m、

以上の水深があり、


今は引き潮だから簡単に沖に流されるだろうと言うと、リーダらしき男がどうしたんだと聞くので、訳を話すと済みませんでしたと頭を下げたので、お母さんが連絡したのだそうだ、

けど、溺れていないと救助を断るなんて言語道断だと言うと、すみませんこれからは気をつけますと言って、あの、ひょっとして法政の村上さんではと言うので、そうだよと言うと、

ヤツパリそうですか、


済みませんがサインをと言うので、いやだね、こんな不愉快な思いをしてサインなんかかけないよと傍を離れたのです、お母さんに抗議しておきましたよと言つて、まだ小さいです、

から目をはなさないで下さいと言うと、済みませんとお母さんが言うと、女の子がお兄ちゃんありがとうと言うので、必ず背が立つかどうかを確認するんだよと頭をなでたのです、

美樹の元に戻ると良く気が付いたねと言ったのです、


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