青春の群像(第2部)42 夕方になったので監督にそれでは引き上げますと言うと、水曜日は頼むぞと言うので、ハイと返事して学校をでて、美樹の家に向かったのです、家に着くと美樹が出迎


青春の群像(第2部)42


夕方になったので監督にそれでは引き上げますと言うと、水曜日は頼むぞと言うので、ハイと返事して学校をでて、美樹の家に向かったのです、家に着くと美樹が出迎えたので、お世話に、

なりますと言うと、お母さんがメイドにシエフを呼んで来てと頼み、調理場からシエフが出てきたのでお母さんが紅茶を勧めると、イスに座り真一さんありがとう、友達も大喜びしてい、

ましたよと言うので、


勝ててよかったですと笑うと、紅茶を飲んで今日はおいしい、和食を作りますよと笑って、それでは後程と席を立つたのです、お母さんが土曜日には、お爺様もつれて行ってくれるそうで、

ありがとうと言うので、今頃は釣りのし掛けを整備しているんでしょうと言うと、美樹がそうなのよ、何処にも出かけないで書斎に閉じこもっているのよと笑うので、この前のリベンジを、

やるつもりなんだと言うと、


美樹がそうなのよ、今回は絶対まけないぞと張り切っていたわと言ったのです、お風呂に入って来てと言うのでお風呂に入って、ゆっくり汗を流して居間に戻ると、今日は泊って行くでし、

ようと言うので、そのつもりりで明日学校に行けるように用意して来ましたと言ったのです、風呂上りのビールを飲んで、これはたまりませんと言うと、美樹も私も入ってくると風呂場に、

行ったのです、


学校では大変な騒ぎだったでしょうと言うので、サインを頼まれてまいりましたと言うと、それは仕方ないわよ、新聞の一面に載ったんですからと笑ったのです、メイドが知らせたらしく、

お爺ちゃんとお婆ちゃんが居間にきて座り、お婆ちゃんが無理言ってごめんなさいねと言うので、名人との勝負ですから、楽しみにしていますと言うと、お爺ちゃんがが色々し掛けを工夫、

したから、


今度は負けないぞといったのです、どんなし掛けですかと聞くと、それは教えられないよと笑うので、そうですか、まだ時間があるので僕も工夫してみます、何と言っても、タイの名産地、

ですからね、こんどは、タイを沢山釣った方が勝ちにしましょうと言うと、それは望むところだよと言ったのです、実はお爺ちゃんにお願いがあるのですがと言うと、ほう、なんだねと聞、

くので、


この前応援にきくれた、岬さんが独立して中箱のクラブを新宿で開くそうです、出きれば知り合いを紹介して欲しいのですがと言うと、真一君はと聞くので手伝ってくれと頼まれましたの、

で支配人に聞いたら、是非手伝ってと言うので、来月からそちらの店でバイトする事にしたのですと言うと、わかった、それでは今回の勝負で真一君が勝てば10人を紹介しょう、僕が勝つ、

たら5人だと言うので、


負けても5人紹介し貰えるんですか、手心を加えいだいてありがとう御座いますと言うと、後の5人が上客だぞと言うので、それでは何がなんでも勝たなくてはと言うと、お婆ちゃんが貴方、

大人げないですわよと言うと、お爺ちゃんが男の勝負とは厳しいんだよと言うので、お婆ちゃんが私がお友達の旦那様に行ってもらうようにしますよと言うので、ありがとう御座いますと、

頭を下げたのです、


お母さんが相変わらず人助けなんですねというので、どうも、そう言う人生みたいなんですと笑ったのです、皆も帰って来て風呂に入り、夕食の用意ができたのでダイニングに行くと、

タイの尾頭付きの塩焼きに刺し盛りに、沢山の和食が並んでいたのです、これは凄いと言うと、シエフが房総の魚に、勝浦のタイですよと言ったのです、お爺ちゃんのお祈りで日本酒、

で乾杯すると、


お父さんがお祝いだ、さあ箸をつけてと言うので、タイの塩焼きを食べると、いい塩加減でとても美味しいのです、ほんとうに美味いですねと真一が喜ぶと、みんなもこれは美味いなあ、

と言ったのです、まさか、このタイはシエフが勝浦で釣ったのではと言うと、お爺ちゃんが今日の朝暗いうちに車で勝浦に行き釣って来たそうだ、そのついでに魚も仕入れてきたと言っ、

ていたよと言うので、


シエフも釣りの名人なんだと言うと、お爺ちゃんがそうなんだよと笑ったのです、シエフは結婚していないのですかと聞くと、そこにいる奈津子さんがシエフの奥さんで女のお子さんが、

1人いるが、今外務省の外交官でフランスに駐在しておるよと言ったのです、ええ~、奈津子さんはご夫婦だったのですかと、傍にいたメイド頭に聞くと、すみません、言っていません、

でしたね、


大旦那様とは古い付き合いで、主人は大旦那様がイギリスにおられた時にシエフをしていたんですよといったのです、お爺さんがシエフは銀座にレストランを経営しているんだよと言う、

ので、お店には顔出さなくていいんですかと聞くと、奈津子が昼間は店で仕込みをしているんですよ、後は店の板長に任せているんです、どうしても大旦那様の傍を離れるわけには行か、

ないと言っているので、


ここに置かせてもらっているんです、娘が外務省に入れたのは大旦那様のおかげなんですよと言うと、お爺ちゃんが百合子さんは実力で入ったんだよと笑ったのです、それでは大使にな、

れるといいですねと言うと、お爺ちゃんが女性でも大使になれるような、時期が来るだろう、イギリスには政府の幹部に女性が沢山いるんだよ、日本もその内に女性が活躍する時代に、

なるだろうと言ったのです、


そうか美樹ちゃんも教員になったら、校長を目指せばいいか、楽しみだねと言うと、美樹が真一もそろそろ何かをきめなさいよと言うので、何かをピシ~と決めるのは一番苦手なんだ、

よなあと日本酒を飲み干すと、奈津子が真一さんなら何にでもなれますよ、主人が大旦那様と同じで大好きなみたいで、大したもんだとわが子のように言うんですよ、仲良くして下さ、

いねと笑ったのす、


美樹がそうよね、人前にはあんまり顔はださないのに、真一と話しているととても嬉しそうだわと言うと、一郎が真一君の家系はお姉さんもそうだけど何かほんのりするんだよなと言う、

と、お母さんがそれは真一君のお母さんの影響ですよ、美樹が病気がひどくなった時はわが子のように心配してくれましねと言ったのです、真一がここのご家族もとても心地がいい、

ですよと言うと、


奈津子がそうですよ、私達みたいな者にも気ほ使ってくださり、又店を開く時もお骨折りくださつて、主人共々感謝しおりますと言うので、お母さんが食事も一緒に食べましょうと言っ、

ているんですが、それだけはシエフ、メイドの立場だからダメと言っているのよと言うと、奥様それはもう言わないでください、これでいいのですよと笑ったのです、


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