青春の群像(第2部)37 影山が呼びに来たのでグランドの入場門に行くと一番先頭が去年の優勝の早稲田大学で法政は6校出場の5番目です、行進曲がなり始めトラックを行進して皆が整列すると


青春の群像(第2部)37


影山が呼びに来たのでグランドの入場門に行くと一番先頭が去年の優勝の早稲田大学で法政は6校出場の5番目です、行進曲がなり始めトラックを行進して皆が整列すると大会委員が、

開会式を宣言して来賓の挨拶があり、早稲田のキャプテンが選手宣誓をおこない、大会委員長が開催を宣言して大会がスタートしたのです、試合は午後の二試合です、


昼休みになり控え室に戻り、昼飯を食べる事になり、由美達も合流して弁当を囲んだのです、由美達も弁当を作ってきたみたいで、林達男共が、これはご馳走だと喜んでいたのです、

林がやつぱりやる事になったなと言うので、逃げられなかったよと苦笑いすると、影山が後ろの席から簡単には逃がさないのさと笑ったのです、影山の横に座っていた女の子が、


影山の妹の良子ですと、挨拶するので立ち上がり宜しくというと、影山が今高校三年生だよと言ったのです、良子が甲子園の強打者が助っ人だから、今年は良い線いくよといつもいって、

います、是非頑張ってくださいと頭を下げたので、まいったなあ、三振でもするとブーイングかと頭をかくと、皆が大笑いしたのです、由美と美樹は気が合うみたいで楽しく歓談して、

います、


真一はほっと胸をなでおろしたのです、傍に弘美が来て美樹ちゃんて素敵だね、気をつけないと他の男に持っていかれるよと笑うので、そうなんだ、ここで良い格好をみせなくてはと、

言うと、その調子で頑張れと肩をぽ~んと叩いたのです、お婆ちゃんがあらあらプレッシャーで大変だね、でも無理して怪我なんてしないでと言うので、ノウ天気だから大丈夫です、


しかしこのから揚げはは美味いいなあ、黒胡椒はから揚げにこんなにあうんだと感心すると、お母さんがお肉には良く合うんですよと言ので、お爺ちゃんがヨーロッパでは昔はとても、

大事な香辛料だったんだよ、何と言っても金の重さと同じ位の価値がしたそうだ、それで香辛料の沢山取れるインドが一番先にイギリスの植民地になった訳だよと話したのです、


そうなんですかと感心すると、美樹が席に戻って来て、由美さんてとても素敵な人ね、何だかとても気が合う見たいと喜んでいたのです、渋谷でお母さんの店を手伝っているんだって、

今度私も連れていってと言うので、ああいよ、チーフの作るオムライスがとても美味しいよと言うと、今まで内緒にしていたのね、私が焼きもちを焼くと思ったんでしょうと笑うので、

あえて喋る必要ないと思ってと言うと、


いいんだよ、そんな事で焼きもちはやかないよと言ったのです、影山がそろそろ準備しょう、みなさんは三塁側スタンドにと言うので、道具を持ちグランドに降りたのです、主審が、

手を上げたので整列して帽子を脱いで挨拶して銘々握手をして、少し練習すると、プレイボールが宣言されて、ナインは守備位置についたのです、影山はコントロールも良く、玉の、

切れ味も抜群でヒット1本打たれましたが、


ツーアウト一塁となりワンストライクツーボールから一塁走者が盗塁しましたが、強肩の真一は二塁手の構えるところにビシッと投げて簡単にアウトにしたのです、3塁スタンドは大喜、

びです、影山がマウンドを降りてきてすご~いな、さすがは強肩だと笑ったのです、早稲田の監督がさすがは村上だな、めつたな事では盗塁は出来ないぞ、気を引き締めろというと、

お~と言って早稲田は守備についたのです、


最初のバッターボックスは真一です、試しに外角のギリギリにストレートを投げるだろうと、投げ易いように半歩後ろでバッターを構えたのです、構えは内角を警戒しての位置に見えま、

す、ピッチャーが振りかぶると素早く半歩前に出たのです、案の上外角のストレートで大体135キロくらいでしょう、溜めて思い切り振り抜くと真を食ったみたいでカキーンと良い音が、

して玉はレフトのポールめがけて飛んで行ったのです、


簡単にレフトスタンドに入り大会初のホームランです、早稲田のピッチャーは呆然としています、3塁側からは大きな歓声が上がり、美樹達は大喜びです、キャッチヤーがピッチャーに、

かけより、わざと半歩うしろで構えたんだ、頭を使う野球をやる奴だな、後はたいした事はないから気にするなと言うと、頷きましたが明らかに動揺しています、2番バッタターは警戒、

しすぎて、


ストライクが入らず簡単にフオアボールで出塁させてしまい、あっと言うまにノーアウト2、3塁になっしまったのです、5番バッターがセンター前に弾き返し、二点が入り、ノーアウト一塁、

となり、次ぎのバッターがバントで二塁に送り、次ぎのバッターはライト前に叩き1点追加して、次ぎに又もやバントしてツーアウト二塁となり、次ぎのバッターがライト線の二塁打を放、

ち、


たちまち5点を先取したのです、次ぎのバッターは内野ゴロで、長い攻撃が終了したのです、3塁側のスタンドは大盛り上がりです、最初の真一の一発で流れが決まってしまったのでした、

影山は4回まで無得点に抑えましたが、5回に捕まり3点を返され、ツーアウト満塁になってしまったのです、真一は影山にスイッチしょうと言うと、頷くので監督に言うと、わかったと、

真一と交代させたのです、


センターをキャッチャーの矢田と交代させて、センターに影山が入り、真一がマウンドに立ち、5球を投げると、そのスピードに早稲田のナインは驚いています、真一はストレートを内角、

外角に投げると相手は手がでません、最後の一球をど真ん中になげるとバッターはしめたと思いフルスイングしましたが、玉は大きく右に曲がり腰砕けて空振したのです、またもや3塁側、

は大喜びです、


簡単に討ち取り、ピンチを切り抜けたのです、ピンチの後はチャンスですランナー二塁で真一にバッタターが回って来たのです、1球2球とボールになり3球目を外角の高めのボールを投げた、

ので踏み込んで思い切り叩くと、玉はセンターのバックスクリーンめがけて飛んでいきフエンスに当たってスタンドに入ったのです、主審が二塁打を宣言して一点を追加して6対3とすると、

応援席からはまたもや大歓声です、


次ぎに真一がピッチヤーのモーションを盗み三塁に盗塁すると、キャッチーがすかさず3塁に送球しましたが、俊足で簡単にセーフとなったのです、キャッチャーが何と言う足の早さだと、

舌をまいたのです、応援席は大喜びです、次ぎのバッターはセンターに浅いフライを打ち上げましたが、タッチアップで真一はホームベースに滑り込みました、なんと無謀なと監督は思っ、

たのですが、


キャッチーは跳ね飛ばされて玉を後逸してセーフになったのです、相手の監督が守備妨害だと講義しましたが、スライデングは正当な行為だとして、受け入れられなかったのです、その、

後は凡退して7対3で試合は進み、真一の玉をしぼる事はできず、そのまま9回の表になり、影山に交代して真一はダッグアウトにもどったのです、影山は0点に押さえて、7対3で勝ちと、

なり、開幕戦を勝利で飾ったのです、


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