青春の群像(第2部)
青春の群像(第2部)20 村上一族は運がいいのか、弟さんも満州にいたのにシベリアには抑留されずに帰って来て生き残ったというわけだよと話すので、叔父さんから聞いた話をすると、そうな
青春の群像(第2部)20 村上一族は運がいいのか、弟さんも満州にいたのにシベリアには抑留されずに帰って来て生き残ったというわけだよと話すので、叔父さんから聞いた話をすると、そうな
青春の群像(第2部)20
村上一族は運がいいのか、弟さんも満州にいたのにシベリアには抑留されずに帰って来て生き残ったというわけだよと話すので、叔父さんから聞いた話をすると、そうなの助けた女の人に、
助けらたのか、それでは私は将来真一を助ける事になるかもと美樹が言うので、その時は宜しくと真一が笑うと、お袋がお父さんは何も言っていないけど、ヤッパリ女性に助けられたのか、
しらと言ったのです、
銀座の数寄屋橋近くで車をおりて新橋まで散策する事にしたのです、銀座のシンボルである和光堂の時計台をみて、よく空襲で焼け落ちなかったわねと感心していたのです、並木通りを、
散策していると、沢山ハイカラの店があるのねと喜んでいます、一軒のタバコ屋に入ると外国の葉巻やライターが沢山置いてあります、ハバナ産の葉巻とジッポのライター、石、オイル、
を買ったのです、
お袋がお父さんに頼まれたのよ、シンガポールにいた時にこの葉巻に出会って、いい匂いがしたそうなの、ライターはこのオイルライターをアメリカ兵は必ずもっており、どこでも火を、
つける事ができたそうで、日本軍の兵士はマッチなので雨にぬれると使い物にならず、アメリカは凄い国だなと思ったんだそうよと笑ったのです、美樹が少し休みましょうと傍の喫茶店、
に入ったのです、
店内は洋風でジャズの音楽が流れています、コーヒーを頼みお袋が一口飲んでかおりもいいし美味しいと言うので、真一がコーヒーは好きなんだと言うと、実家にはコーヒーもあったのよ、
蓄音機もあり、ジヤズのレコードも沢山あったわ、懐かしいというので、本城の女学校に通っていたそうだから実家は金持ちだったんだねと言うと、誰から聞いたのと言うので、広と川の、
渡し舟の叔父さんだよと言うと、
そうなの、あの渡し舟に乗って本城に行ったのよ、お嫁に行くときも花嫁衣裳を来て渡ったし、お前を連れてあの渡し舟にのりよく実家に帰ったわねと言うので、よく、覚えているよと、
話したのです、でも戦争が始まりジャズ等の音楽や英語は使ってはいけないことになったのよ、それで実家のお父さんが総て処分したらしいの、実家は軍儒物資を陸軍に納める商売もして、
いたのよ、
川崎にその工場があったそうだけど、戦争で総てがなくなり、東郷も農地改革でほとんどの土地を小作人に分配して没落したと言うわけだよ、真一が村上家もおなじだねと笑ったのです、
でも戦後はそんなに貧乏しなくてお前達を育てられたからいいんだよと言ったのです、ここはコーヒーのお代わりは無料でできるんですよ、それに日本一美味しいモンブランがあるん、
ですよと、
コーヒーのお代わりととモンブランを頼んだのです、お袋がモンブランを食べて美味しいと喜ぶので、真一も食べてこれは美味いというと、そうかこの前来た時はここには入っていなか、
ったねと言ったのです、喫茶店を出て歩いていると和服を売っている店があるのでお袋がすこしみましょうと店に入り、簪と帯留めをみてこれがいいわと店員に頼み美樹に入学式は和服、
を着るんでしょう、
あまり高い物ではないけど渡すと、ありがとう御座います、大事に使いますと嬉そうです、真一がそうか女性は紋付袴をきるんだと言うと、美樹が真一も羽織袴で行けばと言うので今時、
そんな格好で行く奴はいないよというと、お父さんのものを借りればいいよ、背丈も同じぐらいだからいいではないのと言うので、そうだな変った格好も記念になるかと笑ったのです、
美樹も明日が入学式だろうと聞くと、そうよ、お母さんが行きたいといっていたわと言うので、多分お爺ちゃんも行きたいというよと言うと、美樹が多分ついてくるわねと笑ったのです、
新橋までブラ、ブラとあるいて行くともう夕方です、車に乗り美樹の家に帰ったのです、お母さんが楽しめましたかと聞くので、お袋が、ええ、色々美樹ちゃんに案内してもらいました、
と言ったのです、
お風呂に入り部屋でゆっくりしていると、メイドが食事の用意が出来ましたと呼びに来たのでダイニングルームに行くと、お父さんと一郎も帰ってきており、挨拶をすませると、ワイン、
で乾杯したのです、お母さんが今日はフレンチです、どうぞというので頂きますと食べると、さすが女学校出です、お袋はナイフとフオークの使い方もうまいので驚いたのです、真一は、
かまわずもくもくと食べるので、
お袋が真一食べるときは音をたててはいけませんと、お袋がいうとお爺ちゃんが構いませんよ、好きなように食べればいいんですよと言うと、しつけをしていなくてすみませんとお袋が、
言ったのです、お父さんが熊本での波乱万丈を聞かせてくれたまえと言うので、大江教会で京子に偶然であった事から話すとみんなが話に聞きいっていたのです、お爺ちゃんがどおして、
その数字がキーだとわかったのと聞くので、
1528の数字が西暦とは思えません、当時は和暦を使っていたはずですと答えると、キリスト教信者だから西暦を知っていても不思議ではないがと言うので、成るほどそうですね西暦は、
キリスト誕生から始まっているのか、全然気がつきませんでした、しかし西暦1528年だとすると戦国時代の真っ只中で、まだ熊本城はありませんので違うと思ったのです、どこの城、
でも、
敵に囲まれたときに、兵糧や弾薬を運び込む為と脱出する為の抜け穴くらいあるのではないかと思いましたが、現在の城はは復元された物で残っているのは石垣だけなので、石垣の、
どこかにあるのかと思ったんです、あまり高い位置だと人が入れないので背丈くらいのどこかと言う事になります、最後の砦が本丸ですから本丸の石垣に何かあるかもしれないと思い、
一回りしたのです、
普通小石は石垣の隙間を埋めるために使いますが、一箇所だけ縦に綺麗に小石が並べてあるのでおかしいと思ったのです、押してみると石は沈むのです、9のつ石がありますのでとつさ、
に1~9までかと思い、京子ちゃんの持っている銀の十字架の数字を思い出して押してみたのです、上から1~9ではなくて下から1~9で真上の石がトリガーだと分かったのですよ、この、
石が動く事は沢山の人が知っていたと思いますが、
組みあわせが9999種類ありますので、適当におしてもあたりませんよと言うと、お父さんが成るほど、一連の出来事は繋がっているんだね、そこに出くわす真一君は凄いねと笑ったのです、
美樹が今日行いった皇居は江戸城だったんでしょう、そこにもきっと抜け穴があるわ、今度捜そうと言うと、お母さんが皇居の中は一般の人は入れないわというと、お爺ちゃんがいや、
本丸跡は入れるはずだよと言ったのです、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます