青春の群像(第2部)18 翌日は電車で市谷の試験会場に行き、国語、数学、英語の試験を受けたのです、ヤッパリ過去に出た問題が半数ちかく出題されたので手ごたえでは、多分受かっいると思


青春の群像(第2部)18


翌日は電車で市谷の試験会場に行き、国語、数学、英語の試験を受けたのです、ヤッパリ過去に出た問題が半数ちかく出題されたので手ごたえでは、多分受かっいると思ったのです、

帰りに近くの不動産屋により4畳半一間のアパートの安いのはないか聞くと、この近辺は高いと言う事で山手線の外側で目黒、大森、蒲田あたりは安いということでした、間取りは4畳半、

一間で、


風呂はなく、トイレは共同で部屋には小さな台所にガスコンロと水道はあるそうです、家賃は4千円(現在の4万円)位との事なので、大学に受かったら又来ると言って不動産屋を出たのです、

山手線で目黒にに行き不動産に入ると、目黒駅周辺は高いが東急目蒲線の武蔵小山あたりは安いということなので下見に行く事にしたのです、武蔵小山駅を降りると駅前は意外と賑やか、

です、


商店街をぬけると、居酒屋、スナックが沢山ある場所です、駅の反対側は住宅街で古びたアパートが沢山ありました、ここなら目黒から二駅で、山手線で新宿に行き、中央線にのればそ、

う時間はかかりません、大森、蒲田だと品川に出て新宿に行くので家賃は安いのですが少し不便です、大体の状況がわかったので目蒲線から田園都市線に乗換えて美樹の家に戻ったのです、


美樹も学校から帰ってきおり、試験はと聞くので大丈夫と思うよと答えて二週間後が発表なので美樹に見に行って貰う事にしたのです、文句を言われるといけないのでアパートを見に行、

った事は言わなかったのです、たしかに美樹の家に下宿すれば快適ですが、なんだか自由がなくなるような気がしたのです、2日美樹の家に逗留して鹿児島に帰り、暫くして美樹から電話、

がかかってきて、


明日が発表だから夕方に電話するよと言うので、よろしくと頼んだのです、学校から帰っきて夕食が終り部屋でゴロゴロしていると美樹から電話がかかって来たので、結果はと聞くと暗い、

声で、それが掲示板に番号がなかったのよと言うので、そうか、落ちたかまあいいよ、気は進まないが大洋にでも入るかと言うと、うそだよ、ちゃんとあったわよ、驚いたと言うので多分、

そう言うんではないかと思ったよと笑うと、


なあんだ、驚かないのかつまんないと言うので、本当はギョットしたんだよと言うと、まあ、真一が落ちるわけないよね、後1月で東京にこれるわね、待っているよと言うので、これで、

鹿児島ともお別れだな、東京ではどんな波乱万丈があるんだろうと笑うと、きっと又人助けを頼まれるわよと美樹が言ったのです、電話を切り叔母さんに合格したよと言うと、おめでとう、

来月でお別れね、寂しくなるわと言うので、3年間お世話になりましたとお礼を言ったのです、


3月になり卒業式が終ると、送別会を開き皆に別れを言って、実家にフトンなどの荷物を送り、城田に帰ったのです、お袋が来月には東京だねと寂しそうに言うので、夏か冬には必ず帰、

るよと言うと、約束だよと笑ったのです、美樹ちゅんにはアパートを借りる事を言ったのと聞くので、それなんだよな、来週東京に行ってアパートを決めてくるので、その時話すよ上手、

い言い訳を考えなくはと言うと、


大丈夫ですよ、同じ東京にいるんだからいつでも会えるので分かってくれるわよ、素直にず~と家を離れて生活していたのでといえばいいのよとお袋が言ったのです、翌週東京に行き、

美樹にアパートを借りる事を言うと、ヤッパリ親戚に何か言われたのと聞くので、おもてだっては言っていないらしいけど、お父さんの兄弟だからねと言うと、それだけではなく、


ず~と家を出て生活していたから、窮屈になると思っいるんでしょう、いいわよ、たしかにあくまで他人だから気を使う事もたたあるわね、でもたまには家に来て泊るんだよと言うので、

うんと返事すると、他の女の人を引っ張り込まないように、私も時々泊りにいくわと笑ったのです、それでは明日一緒に行こう、目蒲線の武蔵小山あたりにしょうと思っているよ、


美樹の家からもそう遠くないからと言ったのです、美樹がお母さんにはなすと、それは残念だけど、真一君の自由にしなさいと言うので、時々泊めてくださいと言うと、いつでもいらっ、

しゃいと言ったのです、次ぎの日は美樹と武蔵小山に行き不動産屋に比較的綺麗なアパートを見せてもらい、そこに決めて契約したのです、一旦美樹の家に荷物を送って預かっもらう事、

にしたのです、


アパートの隣が大家さんの家で電話もあるとの事で、呼び出してくれるそうなので美樹との連絡も出来そうです、鍵を貰い美樹にいない時も自由に出入りしていいよと渡したのです、翌日、

には城田に帰り、東京行きの準備に入ったのです、お袋に東京見物にでも一緒に行くと聞くと、いいのと言うので、構わないよと言うと、お父さんに相談してみるわ、美樹ちゃんのご両親、

にも頼んでおかなくてはと言ったのです、


親父が帰って来てお袋が東京行きを言うと、いっていいぞ、お前は始めてだろうと言うと、ええ、宮崎から出た事はないのよと言って、駒込のお姉さんにも会ってくるわと嬉しそうです、

美樹に酒屋から電話をすると着いた荷物はアパートに運んでおいたわと言うので、ありがとう、来週には東京に行くよ、駒込の親戚に寄って顔を出すよ、お袋も一緒だと言うと、お母さん、

も一緒なの、


その日は是非泊るように言ってと言うので、話してみるよと電話を切ったのです、翌週には宮崎空港までバスで行き飛行機に乗り込み一路東京へ向かったのです、一時間40分で羽田に着く、

と、美樹が車で出迎えて、お袋にお久しぶりですと言うと、これからは真一がお世話になります、宜しくねと言ったのです、車で駒込まで案内しますと言うので、車に乗り込み駒込に向か、

ったのです、


程なく駒込の親戚の家に着きヨビリンを押すと、おばさんが出てきて良く来たわね、さああがってと言うので居間に上がり座ると、お茶を叔母さんがいれて幸枝さん疎開中はお世話になり、

ましたと叔母さんが言うと、もう随分昔の事になりました、お姉さんも元気でなによりですと言うと、真一君はアパートを借りたんですって、うちに下宿してもよかったのにと言うので、


お袋が長く外で生活しているので、気楽なほうがいいみたいですみませんと言ったのです、うちの息子も早くこの家を出たいみたいで、この年頃になるとお母さんや叔母さんはやっかい、

者扱いされるんですよと笑ったのです、叔母さんが今日は何処に泊るのと聞くの゛、僕のアパートに泊めますと言うと、お袋が帰る前に又顔を出しますよと言って、つまらない物ですが、

塩辛、カッオ節、ういろうですと叔母さんに渡すと、主人が喜ぶわと受け取ったのです、


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