青春の群像(第2部)15 外に出るとその滝の高さは3m位でそんなに大きな滝ではありません、滝は球磨川にそそいでおり、舟でここから下ると海に簡単に出る事ができて、対岸の天草に逃れる


青春の群像(第2部)15


外に出るとその滝の高さは3m位でそんなに大きな滝ではありません、滝は球磨川にそそいでおり、舟でここから下ると海に簡単に出る事ができて、対岸の天草に逃れる事は出きそうです、

ここから舟に乗り天草に行ったのだろう、外からはあの抜け道を見つけるのは不可能だから、いままでみつからなかったんだね、京子ちゃんの言うとおり細川藩はしらなかったのだろう、


加藤清政の跡継ぎの代で改易になり細川家が肥後にはいったが、清政の子供はたいした落ち度もなく幕府に改易されたので、幕府には知らせず封印したのだろう、もし言えば反乱をする、

目的だったとして、改易配布だけでなく命も危うくなるので重臣も黙っていたのだろうと真一が言い、過去帳が歴史資料館にあるはずだから京子ちゃん先祖を調べてみようというと今の、

苗字は明治につけたそうなの、


天草に逃げて漁民になった時苗字は捨てたそうなので、何と名乗っていたか、またその時の旦那様が何者かは分からないよと言うので、そうか、調べようがないのかまあ仕方ないねと言っ、

て、どうする役所にとどけるか、京子ちゃんが封印するかだよと言うと、せっかく真一君が見つけてくれたのだから届けよう、それにあそこに火薬が大量にあると言う事はもし爆発でも、

すれば誰かが怪我するかもしれないよと言うので、


それでは熊本市役所に行こうと言って市役所に行き事情を話すと、驚いて市長の所に案内したのです、市長の熊谷ですそれは本当ですか、今学芸部員を呼んでいます、と応接を勧めて麦茶、

を出すので飲んで冷たくて美味いと言ったのです、1人の男が入って来て学芸部員の山本ですと挨拶するので二人が挨拶して、熊本に来てからの一連の話をしたのです、山本はそんな話の、

文献は残っていません、


真一さんが推測されたとおり細川藩は知らなかったのでしょう、たしかに細川藩はガラシャ様の影響で沢山信者がいたそうで、キリシタン禁止となり藩士の殆んどは改宗したそうですが、

山脇新三郎と言う藩士以下数十名は出奔して、天草で漁民、農民になったとの記録があります、出奔した武士は元は加藤藩の者も含まれていたそうで、この山脇新三郎も元加藤藩の剣術、

指南役だったそうです、


その腕を買われ細川家に仕官したとの事ですが、彼はキリスト教信者ではありません、信者の女子と深い仲になっており、それで出奔に手を貸したのですよ、忠興公は追っては出さずその、

ままにしたと言う記録が残っていますと話して、山脇新三郎が抜け穴を知っていたとしても不思議ではありません、外からは侵入出来ないのでそのままにしておいたのでしょう、これは、

大発見ですね、しかし火薬があるとなると、何とかしなければいけませんねと話したのです、


カメに入っており、油紙で封印してあるので火がつく事はないとおもいます、今から案内しましょうと言うと、警察に立ち会ってもらいましょうと、市長が警察に電話をして暫くすると、

刑事と警官が入ってきて挨拶して、我々が立会いますといって市長室をでると、表にパトカーがいるので乗り込み熊本城に向かったのです、石垣に行き1528とおして上の石を押すと右に、

ずれたので引いて空間が出来ると、


これは凄いと驚いていたのです、真一が先頭に階段を下りていき、先ほどの所で懐中電灯を切り、光った石を押すとゴゴゴ~と言い石垣が開いたのです、皆で中に入りカメの蓋を開けると、

火薬、鉛玉、小判があり学芸部員が間違いなく慶長小判で、この鉄砲も江戸初期の種子島銃ですと言い、元に戻して部屋を出て出口に向かったのです、あらかじめ警官に出口を言っていま、

したので、


警察の大型のモーターボートが用意してあり乗り込んで川を下ると30分で海に出たのです、山本がなるほどここから天草に渡り隠れキリシタンになったんですねと言い、岡に上がり警察に、

行くと、一応遺失物となりますので、お2人の名前等必要事項を書いてください、存在をだれも知らなかった物なので、発見者とその場所の持ち主と折半する事になりますので、あそこは、

市有地なので、


貴方がたと熊本市が折半となりますと刑事が言ったのです、火薬、鉛玉は処分する事になりますが、種子島と玉の一部は市が保管する事になります、慶長小判は金の含有量が多くて今の、

価値では一両2万として約2億(現在の20億)位になりますと学術会員が言ったのです、市長があんなところに入口があるとはビックリしました、あの抜け道も調べて解放すれはいい観光客、

誘致になりますよと喜んだのです、


後の事を頼むとこれからはと刑事が聞くので水前寺公園に行こうと思っていますと言うと、それではパトカーで送りますよと言って送ってもらったのです、中に入りお腹がすいたねと、

レストランに入り料理を注文したのです、京子が半分だと10億になり真一君と私で5億づつになるわと言うので、僕はいいよ、京子ちゃんの物だよと言うと、いいえ、真一君がいない、

と見つからなかったわ、


だから受け取ってというので、それでは半分貰って、半分はガラシャ様の為に使うとしょうと言うと、そうだねそうすれば、御先祖様も喜ぶはと京子が言ったのです、昼飯を食べて散策し、

て熊本駅に戻り、京子は福岡方面へ真一は鹿児島行きの汽車に乗こみ京子に別れを言って手を振ったのです、汽車の窓から外を眺めて、しかしこの話を美樹にすると京子が一緒だから疑わ、

れるな、まいったなあと思ったのです、


夕方には下宿に帰り着くと、おばさんが試験はどうだったと言うので、多分大丈夫と思うよというと、それは良かったね、今日のご飯は美味しいものにしょうと言うので、楽しみだねと、

言って、お土産を渡して部屋に戻り寝転んで、美樹に言うべきかどうするか迷いましたが正直に言ことにして、ホテルではなく偶然に会って京子の親戚の内に泊ったことだけ話そうと、

思ったのです、


食事の用意が出来たと言う事なので下りて行くと、みんなが聞くので美樹が翻訳してくれたのでバッチリだったというと、それは良かったねと言ったのです、叔母さんが今日はブタ肉と、

モツの焼肉ですよと言って肉が盛り付けてあるので、皆で食べてこれは美味い、美味いと喜んだのです、お風呂に入り一服して美樹に電話すると、折り返しに電話すると言うので待って、

いると、


電話がかかって来たので、美樹のお陰で試験は上手く行ったよ、多分合格しているだろうと言うと、良かったねと喜んだのです、帰りに天草に行き大江教会で無線の友達の京子にバッタリ、

会った事と京子の叔父さんの家に泊めてもらった事、熊本城での出来事を話すとヤツパリあの金の十字架から始まっているのね、ガラシャ様の腰元が京子ちゃんのご先祖だったなんて繋が、

っていたんだと美樹が驚いたのです、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る