青春の群像(第2部)
青春の群像(第2部)14 城内に入り散策すると敷地は広大で本丸までの道はまがりくねっており、銃眼があらゆるところに配置してあり、さすがに加藤清政が造っただけあって、難攻不落の城だ
青春の群像(第2部)14 城内に入り散策すると敷地は広大で本丸までの道はまがりくねっており、銃眼があらゆるところに配置してあり、さすがに加藤清政が造っただけあって、難攻不落の城だ
青春の群像(第2部)14
城内に入り散策すると敷地は広大で本丸までの道はまがりくねっており、銃眼があらゆるところに配置してあり、さすがに加藤清政が造っただけあって、難攻不落の城だとわかります、建物、
は復元されたものだそうです、歴史資料館にはいり見ていると、京子が加藤家から細川家にかわってから島原の乱が起きており、私の先祖もこの城にいたんだわ、島原の乱のまえにこの城、
を逃れて天草にいった事になっているけど、
どうやってこの城から脱出したのかしら、脱藩は重罪であり女の身で逃げる事は不可能に近いでしょうと言うので、どこかに抜け穴がありそこから脱出し天草にのがれた、ガラシャが信者だ、
ったので回りの者もガラシャの勧めで入信したとすれば、追っては出さず目を瞑ったのではと真一が言うと、それではどこかに城の外に出る抜け穴があるのねと言うので、いざと言う時に、
脱出するか、
食料、水を運び込む為の抜け穴くらい作ったのではというと、京子がそれなら本丸の回りにあるはずだわ、周りを見てみようと言うので、簡単にはみつからないよ、それを知っていたのは、
限られた人だろうと言うと、腰元風情が知っているわけはないね、身分の高い武士の信者もいたのだわ、それが先祖の旦那様かもと言うので、そうかもしれないね家に何か手がかりになる、
物があるのではと聞くと、
叔父さんに聞いたけどこの十字架以外は何も残っていなそうなの、隠れキリシタンなので総てのものを処分したのだろうと言っいたよと答えたのです、もう一度見せてと裏をみ一五二八と、
は何だ、当時は和暦だから年号ではないな、これが西暦だとすると戦国時代の初期となり関が原の合戦があった時ではない、これがガラシャが渡した物なら熊本城の抜け穴のてがかりでは、
ないなと言うと、
その数字を後で彫ったとすればと京子が言うので、なるほど先祖が残したとなればその抜け穴に何かが隠してあるのかもしれないね、それでは捜してみよう建物は復元したものだから変ら、
ないものは石垣だけとなる、石垣が開いて出入り口になるとは考えられないがと思い、見て回ったのです、京子がただの石垣だねと言うので一箇所おかしい石垣があったと言ってもう一度、
そこに行き、
ここの石垣の縦の9個だけが綺麗に並んでいる、隙間を埋めるなら飛び飛びになるはずだが、と押すと少し動きます、順番に押すと9個の石はボタンみたいにへこむのです、場所は石垣の角、
で死角になっており、真裏のからめての場所です、頭から1から9として1528と押しましたが何も変化はありません、これがキーだとすると9999種類あるなと言い近くの石を押しましたが、
びくともしません、
それなら下から1から9までとしてと石を全部元にもどし、改めて下から1528と押すとこれも何も変化しません、回りの石を押すと、こんどは真上の石が動いたのです、力一杯押すとギ、ギ、
ギ~と音がして右がわの石に隙間ができたのです、右の石3つを横に引くといずれも1m位動きぽっかりと穴が空き下に降りる階段があります、京子が凄~いと言うので、僕が降り調べるの、
で京子ちゃんはここにいてと言うと、
わたしも行くと言うのだリックサックから懐中電灯を取り出し中に入ると、京子が用意がいいのねと言うので、いざと言う緊急用の道具は入っているんだよと笑って、さあ何があるのかなと、
言って下に降りて行くと5m位で平らな道になっています、一番下の石の階段に足をかけると下に沈み入口がギ、ギ、ギと音がして閉まったのです、まずい閉じ込められたかと元に戻りまし、
たが石はびくともとません、
どこかに出るし掛けがあるはずだがと捜しましたが分かりません、しかたないこの通路を進むしかないねと言って磁石を取り出し方角を見ると通路はからめてに通じているようです、大きな、
通路で荷馬車くらい通れる広さです、通路の両脇も石垣ですすこしずつ降り坂になっています、お堀の下を抜けるように下り坂になつているのだろうと歩いて行くと、つき当たりになり、
直角に右に曲がっています、
懐中電灯を右に向けた時ならやら前の石が光ったので、何だと思い懐中電灯を切ると、前の石が4つ飛び飛びに光っいます、鉛筆を取り出し印をつけて懐中電灯をつけて、蛍光塗料が塗って、
あるのだろうと、一個を押すと動きます4個を押すとゴゴゴ~と音がしたので慌てて後ろに下がると前の石垣が開いたのです、中は明るいので入ると斜めから光が差し込んでいます、小さな、
穴が右左にありそこから光が差し込んでいたのです、
水が入った後がないので雨水が入らないように穴に何かし掛けがあるのでしょう、中には弓、鉄砲、カメが沢山おいてあります、隠し武器倉になっているのかと思い、ひとつのカメの口が、
油髪で被せて縛ってあるので紐を解いて中をみると火薬みたいです、元にもどし端のカメを開けるとそこには小判がぎっしりつまっています、見ると慶長小判です、京子が本物と聞くので、
歯で噛んで本物の小判だ、
みんな開けてみようと30個をあけると、火薬、鉛玉、小判が入っていたのです、小判のカメは10個あり一つに1000両入っていると全部で1万両となり現在の価格で20億円となります、なぜ、
ここに放置しあるのだ、当然細川藩の財産だから、明治になりこれを使えばあの金の十字架を始め家宝を売らなくてはいいはずなんだがと言うと、これを造ったのは加藤清政で細川忠興、
は知らなかったのではと言うので、
京子ちゃんの先祖がそれを知って、ここから脱出して銀の十字架に後でキーワードを残したという事かと言って、元にもどして部屋を出て入口の石を踏むと石垣が閉まったのです、右に進、
んで行き1時間歩いてあの場所からは4k以上あり城の外には出たはずだがと歩いていくと遠くに薄あかりが見えたので、出口だと言ってさらに歩くと行き止まりで僅かに小さな岩の隙間、
から光が漏れています、
懐中電灯を消すと右の石に蛍光塗料が塗っているらしくて光っいるので押すと前の石垣が開いて光が差し込み上からは水が落ちています、どこかの滝のうら側みたいです、そとに出てそこ、
の石を踏むと扉は閉まったのです、通常は閉めてあり外から合図をすると中から扉を開くしかけで、外からは侵入できなくしてあるのだと言うと、京子が真一君はすご~いと言うので、
京子ちゃんの御先祖が、これを教える為に僕に合わせたのかと頷いたのです、
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