第22話ザクロ、斜陽、シャーデンフロイデ2018.06.09
試しにこのザクロを投げつけてみるか。当たった人は運がない。そして僕は悦に入る。
まさにシャーデンフロイデだよ。
『人道? 冗談じゃない。僕は知ってるよ。自分たちの幸福のために、相手を倒す事だ。殺す事だ』
『斜陽』にも確かそう書いてあったじゃないか。まあ、ザクロだから死なないけどね。
***
ザクロ。シャーデンフロイデ。斜陽。
ザクロはザクロだな。
シャーデンフロイデ。聞いたことがあるけど、何だっけ?
斜陽といえば、太宰治先生。
それぞれ、グーグル先生にかけてみる。
うん。ザクロは釈迦のエピソードとか、子宝か。冥界の食べ物。ああ、冬の成り立ちだった。そう言えば、あの汁も服に付けば取れないやつだった。
シャーデンフロイデ。
ざまあみろ。他人の不幸は蜜の味。うん。現実世界で使うと、引かれるやつだった。そうだった。
斜陽。
没落のイメージ。たしか、札付きだったかなぁ。遠い昔の記憶だから、今思い出すのはグーグル先生のおかげですね。
関連性が薄いなぁ。そういえば、太宰先生の文章には色々考えるものがあったはず。あれで使えそうな物がないか。
本当にグーグル先生にはお世話になる。名言集みたいなのがありました。
手元に本がないから、主人公も記憶から呼び出している形でいいかな。
というわけで……。
斜陽から『人道? 冗談じゃない。僕は知ってるよ。自分たちの幸福のために、相手を倒す事だ。殺す事だ』という名言を引用させていただきました。
そして、場面は違うけど、前回までの主人公が上から人の集団を眺めている感じをイメージする。
殺さない代わりに、ザクロを投げるか?
いや、仕事以外で街に出た設定にしよう。でも、多分娯楽とか知らないはず。楽しいという感情を持ち合わせていない?
でも、生きている感覚はそこで得ていたしなぁ……。
というわけで強引につなげました。
なんだか、三回にわたって同じ主人公を使っていると、名前を付けたくなってきました。
何にしようかな?
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