第17話夢日記、五月病、ダムの底20180505

ここもだ。この日にも書いてある。

夢日記に、繰り返される言葉があった。

『ダムの底』『沈む』『入れ替わる』

それは覚えのない記録。

試しに同じ文字を書いてみたら、同じものが出来上がった。

どうやら会社は、五月病として扱ってくれたみたいだけど、何かおかしい。


なあ、君は一体誰なんだ?



***


今回のお題は精神的にきた感じがします。

夢日記。ななぐさは書いたことありませんが、夢で見たことをヒントに執筆するといいと聞いたことがあります。実は夢をヒントに、少しだけ試したことがありますが、すぐに忘れるのでななぐさには向かないと思いました。でも、覚えている夢もあるので、それだけでもつけてみたら、それが夢だったという。何とも情けない話でして……。以来、夢日記はつけることも考えなくなりました。

まあ、今ならできるかもしれないので、また夢で見たことをヒントにして考えてみましょうか!


で、お題を見て思ったこと。


すべて夢日記のキーワードでええやん?


甘い囁きが聞こえてきました。たしかに、夢日記ならそれでいいはず。でも、同時に声が聞こえました。

考えるのをやめたら、思考が志向でなくなるよ。思考の末に試行を繰り返し、施行してこそ、至高にいたる。思考をやめて、安直な指向になると……。


そこでうざいので、切りました。多分ななぐさの思考だから、歯垢や嗜好まで持ってくるに違いありません。


とは言え、それはそれでいいのですが、それ以外にも考えることにしました。三つのお題の中で、直感的に食いついたもの。


やはり、ダムの底が面白そう。


イメージはやはり沈んでいく感じですかね。廃墟という感じも浮かんできます。隠された謎というものもありますね。そこで採用。

謎。

今回は、謎っぽいものでいこうかなと思いました。

方向性がきまったので、あとは紐付をしていこうかと。

五月病と夢日記とダムの底。

三十分。ゴロゴロと転がってみました。


何回転かしていると、夢日記にキーワードを入れて、そこでつなげるのが浮かんできました。

あれ? 結局それになる? いえいえ。お題を全部入れずにつまんでいきましょう。問題は……。


誰が見る?

誰が書く?


そこで謎っぽく見せれないだろうか……。


ごろごろごろごろ。


自分の覚えのない記録を自分が読むってどうだろう。


それで話がつながりました。夢日記をつけていた誰か。それを見るだれか。そこにはそうなったことを暗示させる文字を入れる。周囲の違和感を五月病で置き換えて、自分だけが悩む設定。


こんな感じでしょうか……。


140字に情報を詰め込む。文字にある共有化できる情報を選んで、状況や情景を再現するのは難しいです。

でも、上手に書けなくても、書くしかないかなと思ってます。自分でどうなっているのか、客観的に見てどうなっているのか。

それについては全くわかりません。気分的にはたぶん少しは上達していると思っています。そして、せめて自分だけでも認めてあげることが、ななぐさの思考ですね。


『あながちに案ずまじ』伝藤原定家著『毎月抄』より

恥知らずなななぐさは、この言葉を自分勝手に解釈しています。


同時に、

『内々に詠み習はすべし』伝藤原定家著『毎月抄』より

は、ちょっと知らんふり。




よし、今回のお題とは全く意味なし。

でも、これでいいのだ……。たぶん……。









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