第14話サクラソウ、知らない感情、コギトエルゴスム 2018.04.14

ギリシャ神話のサクラソウは、悲しみと死の象徴だという話しをした時、彼女が何と言ったか思い出せない。

ただ、博学な彼女が見せた初めての顔。

その時、僕の中に知らない感情を見つけ、それを渇望するようになった。

その為には、何でもした。

冷たくなった彼女の顔をみて、僕はようやく解放された。



***


今週もまた、苦戦しました。140字って、削っても削りきれない部分がありますよね。特に、三つの言葉がつながらないとつなげる文字が多くなります。私の場合。

これの解決策をなんか見つけたいですね。


とは言え、今週はリフレッシュするために仮眠をとったのが間違いで、時間が足りないというおまけの状況が作られました。


でも、追い込まれるとやる気が出てくるのも私です。と自分に言い聞かせてつなげようとイメージ、イメージ、イメージ……。


って、つながらない!


コギト‐エルゴ‐スムって『我思う、故に我あり』

今の心境は『我忘れ、故に時なし』ですよ……。


ってしょうもない事考えてる場合ではなく。などと悶えておりました。

と言うわけで、このワードは早々にあきらめました。


残る二つを繋ぐことにして、イメージしていくとサクラソウのかわいいハートが頭に浮かんで、土手を歩く二人とか、一人とか……。

はたまた、サクラソウに囲まれているとか……。

サクラソウは色んなのがって可愛らしい。でも、でも……。『知らない感情』ってのがやっぱりネックになりました。


実は、今回は最初から台詞を入れない地の文だけでいくと決めてたので、その手のことが使えないのも時間がかかる要素になりました。


知らない感情というためには、人生経験のない若い人にすべきか、今まで生きてきた中で初めての感情とすべきかでまず悩み。

性別を男にするか、女にするかで悩みました。


悩んだ挙句、あえて無視。性別だけは、男にしました。男が知らない感情と言えるのは何か?

色々あるでしょうが、男性意識としては支配欲に絡める方が無難かなと思うと、後はそれにつながるようにしていこうと思い、サクラソウの花言葉を探りに行きました。


まあ、でるわでるわ……。


その中で見つけたのが女神フローラのお話。

恋人を偲ぶ感情。悲しみと死のイメージ。

そこで、支配の先に行きつく事と結びつけようと思いました。


なんだか、先週に引き続き、暗くなってしまいました。今度は明るい話が書きたい。そう思っても、なかなか難しいななぐさです。


彼女に小ばかにされていた感じの僕。

そんな彼女に初めて勝利した時の喜びを見つけ、それを求めた。

自分という存在や意識というものの発見に結びつけるかも!

そう思いましたが、字数が圧倒的に足りない。

仕方が何ので、そこは言外のイメージだけで結んだことにしておこうと自己暗示をかけていきました。


えられた快楽。

それはいつしか欲望になり、それを得られなくなったときに、人はどういう行動をとる?

あくまで追い求めるのか、自制するのか。


冷たくなったのは、何なのかはご想像にお任せします。


イメージを繋げて結ぶというのは難しい。

今の心境は、『結い思う、結いに難あり』です。


今週も見ていただきありがとうございます!

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