　カジノで賭けてみる。1＄。負けた。配当2倍だからつぎ2＄かければ、総投資額1+2=3＄で配当4＄で元がとれるや。…まけた。次も倍で2×2＝2²＝4＄かければ1+2¹+2²＝7＄の総投資額も4×2＝8＄で元が取れる。…今日は随分負けたな。幾ら使ったかな1+2¹+2²+2³+2⁴+2⁵。つぎは2⁶賭けるんだから64＄―1＄ね。

　書いてはいますが「ともに」ではなく、多少突き放す仕掛けがあります。6回負けてますからまだ63＄、何とか払えます？でも競馬なら1日11レース。最後はいくら賭けていて総投資額はいくらですか？掛け金は2の10乗＄、1024＄です。約10万円！総投資額にいたっては2の11乗―1＄、2047＄、約20万円、払える？ま、アラブの大富豪なら大丈夫でしょうがわしには辛い。で、当たったら2048＄戻ってくる。1＄も儲かった！やったー！本当に？一日で1＄だよ。たった？！そんなに外し続けるのなら才能ないのかも。コンピュータで自動化してくださるならのりますけどね。

　落合陽一さんは日本再興戦略で「指数関数的成長にとって、全ての点は、いつでも始まったばかりだ」というフレーズがお気に入りだと述べています。これからやってやろうという気概に溢れている人には魅力的なんでしょうが、泥沼から這い上がろうとしている蜘蛛の糸にすがる人からみたらどうなんでしょう？指数関数的成長。

　ある池に何100年前、有害プランクトンが発生した。放っておけば生き死にで年間で2倍の量になっている。昨年で池の半分までプランクトンに占められた。そろそろ本格的に対策に取り組まなきゃ？いや、指数関数的成長ですから。この1年で池の半分の2倍ですから全滅です。もう遅い、遅すぎる。ぞーっとしませんか？不作為の仕業と諦めるのはなしです。ともにありたい。