更新お疲れ様です。
まぁ、幸奈はそういう理解になりますよねぇ。
どこまでも「人間」を信じていて、その上で自尊心を叩き潰された彼女なら。
苦心して自分を救い上げる春は、神格化するのが自然でしょう。
これだけ社会の澱に塗れて、純粋さを保っているのは異常そのもの。
だからこそ、この作品のヒロインなのだろうなと改めて驚かされます。
三者それぞれに知らなきゃいけないことが足りなくて。
その知らないことを勝手に脳内補完して、自己完結する三人……二人と一匹?
「相互理解」というのは余りにも難しいのだなぁ、と途方もない心地になりますね。
作者からの返信
ひとを神として見るほど、人間関係においておそろしいものもないと思います。ほんとうにかりに神ならいいですが、あいにく来栖春は人間……。
それぞれの価値観や見方のクセが、ここにきてこんなに大騒ぎになっちゃってる感じですね……。
編集済
読み直しました。
自分で自分の顔は見る事ができない。鏡が必要です。では自分の内面は?自分が一番が理解できている?シュンが自分の劣等に気づけなかったように自分の事などわからない。人に評価されないと解らない。
人は何故自分の事は自分が分かっていると思い込んでしまうのか。家族だからと良くわかっていると思い込んでしまうのか。正面からじゃないと見ないと見えない事もあります。幸奈がシュンは優しいと言った言葉が本質なのだと思いました。
シュンが解らないのが悲しい。姉は同じ家に住む弟が苦しんでいる事に気付けない人間。姉の評価こそ的外れであるという事に。父親についても同様であるのでしょうね。
作者からの返信
読み直していただきまして、ありがとうございます。
おっしゃる通りかと思います。自分では、自分のことは、かくもわからないものですよね。