第6話 鑑定が通じる世界ってVRMMO以外に無くない?

「鑑定!ふむふむ・・・こいつのレベルは・・・」←百歩譲って分かる

「鑑定!この石はミスリルなのか!」←なんで石から視覚情報以外の情報を取得出来んだ?わからん!


鑑定というアクションが成立するためには、視覚情報以外の情報を取得する必要があって、それ、結局相手方に「情報を開示せよ」とするか「情報を取得する波動を出し」相手方からステータスに関連する情報を返してもらわないと出来ない。

この場合、情報を返すプロトコルが統一されていないといけない。

でもよー、自分の生存に不利になるプロトコルを何故持ってないといけないんだ?


魔獣の類だったら(前に言った人類が進化して魔獣になった進化論を採用すれば)同一のプロトコルを持っている可能性はありますよ。

でも哺乳類、魚、モンスター、はては無機物、人工物に至るまで同一のプロトコルを採用して、しかも備えてるってありえないでしょ、自然物だったら。


だから背後にすべてパラメータが備えられているゲームの仮想世界以外にそういうのは成立しないはず。

ところでですね。一方で水面の光のゆらぎを実現するために、どんだけのマシンパワーが必要かご存知でしょうか?

太陽から発せられる光の経路を反射する素材全てに当てて、その反射する経路を全部計算しないとコースティクス(画像検索でコースティクス、CGで観てください)が出てこない。

これ事実上、現在のCPUパワーだととてもじゃないが実現不可能なレベルなんですよ。計算量が莫大過ぎる。だから一方でVRMMOというのも変じゃね、という言い方もありえる。


この矛盾を解くためには、世界自体が人造じゃね?という手がありますよね。

自分はSF育ちだし、どうして魔法世界の奴らは宇宙を目指さねぇんだ!ロボットとか創ってる場合じゃねぇだろ、ロケット作れ、ロケットをよ!とか思うんで実は異世界はスペースコロニーとかどうよ、とか思っちゃう。

魔法で創ったスペースコロニーの役割を果たすゴーレム内部に人が住んで、滅びた地球から脱出し、50光年先の惑星を目指しているとかどうよ。

そんで生態系も全部人造。だからプロトコルが統一されてる、とか。


なんで、最初はVRRMOだと思っていたら本当の異世界でしかもスペースコロニーだった、という2段階オチを使うのはどうか。<どうかと言われても

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