第3話〜ハローワークに来るとは…デスネ?〜
俺は近くにあるハローワークにやって来た。
簡単なアンケートに答えると、
職探しを一緒にしてくれる
担当職員がやって来た
しかし、そいつが…
聞いたことある言い回しをしているんだが…
「お待ちしておりましたよ、自宅警備員(ニート)よ…。ハローワークに来るとはもしやアナタ、職探し中なのデスかね?」
「…は?お前の口調どっかで聞いたことあるぞ…?」
だってこの口調は…
「あぁ…ソウデシタ。アナタが綾鷹さんデシタネ…」
「なっ…!なんで俺の名前を…!」
だって、アンケートには書いていないはず…これはもしや、妹を乗っ取ったのは…
「おっと…これは失礼をしていた様デス…」
「…あ?」
「ワタシは、ハローワーク 八王子支社、
怠惰な自宅警備員担当…」
「フォーマルハウト・ブルゴーニュ」
「……デス!」
「フォーマルハウト・ブルゴーニュ…?」
「そうデス!そうデス!嗚呼、嗚呼、脳が震えるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
するとブルゴーニュは机を叩きまくる。
終わった後は拳が真っ赤だ。
まさに狂人の鏡である。
そして…
「福音…ぁぅ違う…タウンワークはお持ちではないのデスか…?」
「ハローワーク…あぁ…ハローワークね!ん…ハローワーク…?」
「あぁ…タウンワークか…タウンワークなら、この前、買ってきた鍋焼きうどん食べる時に、鍋敷きにしたんだけど、バッチくて捨てた。」
実際そうだし…
嘘ついてないよ。
「なん…という…こと…………………」
「タウンワークを!」
「タウンワークを捨てるとは…!」
「すなわち怠惰!怠惰!怠惰!怠惰!」
「怠惰!怠惰ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!! 」
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!」
なんなんだこいつ…(困惑)
とにかく、頭が可笑しいのは分かった。
「おっおう、すまぬいな…」
不知火可愛い。関係ないケド…。
「あぁぁぁ…兎に角っ!」
「職をワタシと共に!」
「職を!探しまショウ!!」
こうして
俺の職探しは始まったのであった
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