第2話〜ニート!アナタ──デスネ?〜

俺が夏コミから帰ってきた時の事だ。

玄関のドアを開けると妹(仮)が立って居た。

出迎えなど珍しいなと思っていると

いきなり人が変わったように言った。


「お待ちしておりましたよ…自宅の守護神よ職に手をつけず、堕落した生活を送っている」


「自宅警備員!」


「おっ…おい!なんだよ!」


普通こんなこと言われたら、困惑するだろ…


「何を言うと思ったら…。まあよろしい。」


「なっ、何がいいんだよ!」



「アナタ………怠惰デスネ?」



「はっ…?」


と、言ったら刹那。


「アナタ…怠惰デスネ!」

「勤勉に働かず、家に引き篭もり、」

「彼女も作らずに、ただ、」

「ただ、堕落に、そして怠惰に」

「1日を過ごし、」

「家でもゴミを捨てず、」

「悪臭を漂わせる!」

「親への寵愛は、敬愛は、親愛は、」

「慈愛はどうしたんデス!!!!???」

「親に勤勉を無理強い、」

「アナタはただ1人怠惰に暮らす。」

「アナタがこのままの状態で」

「この世に居られると困るのデス!」

「だからワタシはこの怠惰な男の」

「義理の妹を乗っ取ることにしたのデス!」

「ワタシはアナタが、」

「親への敬愛を持つまで乗っ取り」

「続けるでショウ…。」

「アナタには今すぐにでも」

「職を探して貰いマス!」

「さあ、そこに山積みになっている」

「タウンワークを開くのデス!」

「無理なら、アニメグッズ店でもイイ!」

「とにかく、働くのデス!」

「デスデスデスデスデスデス」

「デスデスデスデスデスデス」

「デスデスデスデスデスデス」

「デスデスデェェェェェェスゥゥゥ!!!!!!!!!」


「おっ、おう!分かったよ!働くよ!」

「働きゃいいんだろ!?働いてやるよ!」


「そう。その意気デス!」

「勤勉に働くのデス!」


こうして俺は半強制的に働くことになった。

とりあえず、タウンワークは

よく分からなかったから鍋焼きうどんの

鍋式にしたらばっちくなって捨てた。

んで、俺はハローワークに

行ってみることにした。

しかし、これが幸か不幸かあの者と

会ってしまうのだ…

まったく。嫌なものだ。

それとも、運命なのかな…?

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