第4話
「ご主人様、失礼いたします」
専属使用人の仕事はまず
主人を起こす事から始まる。
「ご主人様、起きて下さい」
「んー、希美か。キスして
くれたら起きるよ」
希美の顔は赤く染まる。
ときめいてしまう自分 を正し
主人に接する。
「冗談ばかり言うと、他の人に
代わりますよ!」
「それは困る!起きるから
許して、ね?」
そんな顔をされたら何も
言えなくなる。希美は着替え
の準備をして、その場を
後にした。
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