「普通」や「日常」と、それに対比される「不思議」に強くこだわる作品。そこで描かれるのは学校生活は、ほとんど「書く価値無し」と断罪されるかのように、「普通」という一言で片づけられていく。主人公の普段の生活を「普通」の一言で片づけている以上、これから描かれる「不思議」におのずと意識はフォーカスされていく。そこに込められているこの作品の特別な何かが、これから少しずつ見えてくる。「ホウセンカ」という、不思議な少女に、きっと惹かれていく。